30代から考える豊かな老後のためのお金の貯め方・増やし方

30代から考える豊かな老後のためのお金の貯め方・増やし方

「一年の計は元旦にあり」と言いますが、1月はまさに人生の計画を考えるには絶好のタイミングです。人生、お金が全てではないけれど、お金は確実に私たちの人生を豊かにしてくれます。定期預金に預けておくだけでお金を増やすことができた時代から、今は投資の時代へと変わりつつあります。どうやってお金を増やすのか?老後は大丈夫なのか?マネーリテラシー(お金の知識)はこれから益々必要になります。そこで今話題のつみたてNISAと一般NISA・iDeCoについて、草食投資隊のお三方に解説していただきました。

 銀行預金の利子や投資で得た利益には、一律20%の税金がかかります。実はこの世の中に20%の税金をナシにしてあげましょうという制度があるんです。それが非課税制度です。2014年からスタートしている一般NISAや今年スタートしたばかりのつみたてNISA、そしてiDeCo(個人型確定拠出年金)、企業型DC(確定拠出年金)といったところが主要どころです。
 それぞれ活用法の目的が少しずつ違いますので、特徴を知ってあなたに最適なプランを見つけましょう。

投資の比較図


つみたてNISAのメリット・デメリット

 2018年1月よりスタートしたつみたてNISAの最大の特徴は積立スタイルだということ。また積立期間が20年と長いので長期でコツコツ積み立てる制度です。1年間で利用できる金額は40万円ですので、20年間で総額800万円までOKです。20年積み立てなくてもいつでも現金化することができ、急な出費にも対応可能です。つみたてNISAで買付できるのは、運用にかかるコストが低く、分配金を出さず効率的に資産形成ができる投資信託に限定されているので一般NISAのように個別株は買えませんが、投資信託を使って少額でコツコツ長期投資したい人にはお勧めです。20年間の毎月積立ならば投資のタイミングを考える必要もなく価格が下がっているときは口数がたくさん買える「ドル・コスト平均法」を制度として利用しています。また、運用商品は金融庁が厳しい条件を設定して長期投資に適した投資信託を厳選してくれているので安心です。
 デメリットは、金融商品を購入した金額が上限になったらその年の枠は使い切ったとみなされます。売却して枠が空いたので利用できるかというと、それは認められません。


一般NISAのメリット、デメリット

 一般NISAのメリットは個別の株式投資もできることです。つみたてNISAと違って1年分の上限額を1回で投資することもできます。投資枠も年間120万円までと高額ですが、投資期間は5年間しか認められていません。
 一般NISAのデメリットは、つみたてNISAと同じように投資枠が「一度使うとそれで終わり」です。また、定期預金などの元本保証商品には投資できません。

《注意》
つみたてNISAは一般NISAとの併用ができません。各年において、つみたてNISAにするか、一般NISAにするか、どちらかを選ぶ必要があります。対象となる商品も違いますので、自分の投資スタイルにあう方を選びたいですね。


iDeCoのメリット・デメリット

 iDeCoも非課税制度の一つですが、「個人型確定拠出年金」なので、老後資金のための個人年金制度になります。そのため、一般NISAやつみたてNISAと違って、60歳まで引き出すことができません。老後安心して生活するお金に手をつけられないと考えると、引き出せないのはメリットと考えることもできますね。
 対象商品は定期預金や保険商品などの元本保証型商品も利用可能ですし、投資信託ももちろんOKですが、個別の株式には投資ができません。

一般口座との比較



投資のギモン①

少子高齢化により公的年金の給付水準が下がることが予想される中、老後の生活費を各家庭に自助努力で準備してほしいと考えているからです。その際、現金、預金だけでは、大きく増やすことは期待できません。そこで、公的年金を補う形で利用できる税制優遇制度が登場したわけです。



投資のギモン②

値動きのある金融商品を購入する場合に同じ間隔で同じ金額、同じ銘柄を買い付けていく方法のことを言います。同じ金額で購入するので、価格が下がった時には多く買うことができ、価格が上がった時には少ししか買えませんから、購入価格を平均化する効果があります。長期で運用していれば、価格が下がることは購入口数を増やすチャンスとなり、価格が上がってきた時に利益を得られる可能性が高くなります。



草食投資隊からのメッセージ〜



渋澤健さん

コモンズ投信株式会社 会長
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社
代表取締役

渋澤 健さん

「足るを知る」ことは
「足らないことも知る」ことです。

0.001%。これは、銀行の普通預金の金利です。もし、この金利水準が変わることなく、還元された金利を毎年元本と一緒に預けて20年間も継続したら、1万円がいくらぐらいになるか想像できますでしょうか。たった、1万2円です。現在、日本銀行の政策目標は物価上昇2%です。では、その目標を安定的に20年間も続いたとしましょう。金融政策としては大成功したシナリオです。物価上昇が2%続くということは、額面は変わりませんが、現金の価値が毎年2%減るということです。20年間で1万円の価値がいくらになるのか。6676円まで目減りします。日本人は「足るを知る」という美徳が好きです。でも、「足るを知る」ということは、「足らないことも知る」ことです。貯金だけでは、将来の不安を払拭できない可能性があることも知りましょう。つみたてNISAが始まります。20年間の長期投資の利益に税金がかからない、将来に余裕資金をつくる良識な制度についても知りましょう。

中野晴啓さん

セゾン投信株式会社
代表取締役社長

中野 晴啓さん

今こそ「預金バカ」から解き放たれて、
長期投資の旅に出る時です。

「ちゃんと貯金しなさい!」と親に言われて皆さんは大人になったと思います。でもそれって20世紀のことですよね。残念ですが21世紀に入ってからの日本は、その頃とは全然違う社会構造になってしまいました。はっきり申し上げて、ひたすら預金だけ積み上げてみてもお金は元気に働くことが出来なくなった。それがゼロ金利の意味なのです。
皆さんのお金はいま、元気に働いてもっと育つところに行きたがっています。自分のお金が可愛いと思うなら旅に出してあげてください。そして心地良い旅をさせてあげられる場所が「つみたてNISA」であり「iDeCo」なのです。そこで「長期投資」の旅にお金と共に出掛けましょう ! 僕ら3名はその案内人です。ステキな旅をつづけたなら、皆んなにステキな人生が帰って来ます。資産形成における「長期積立分散」という投資三原則を前提に、非課税制度の活かし方を一緒に学びましょう!

藤野英人さん

レオス・キャピタルワークス
代表取締役社長 最高投資責任者

藤野 英人さん

小さく、ゆっくり、長く、で
投資にチャレンジしてみてください。

私が投資を始める皆さんによくお伝えしているのは、「小さく・ゆっくり・長く」という原則です。小さく、というのはそれぞれが自分の「手に汗かかない」金額でまずは始めてみるということ。人によっては10万円でもドキドキしますからね。ゆっくり、というのは、あせらずに時間分散すること。また、長く続けるのは大事ですが、まじめな方は「長く続けないとダメなんだ」と思い込んでしまって、なかなか投資をスタートできないことがあります。立ち止まったって、一旦途中でやめたって大丈夫。つみたてNISAがいい制度だなと思うのは、途中で解約引き出しができるということです。
また、投資は資産づくりという面ではもちろん大切ですが、得られるものはそれだけではないということをお伝えしておきたいと思います。投資をすることで新しい知識もつきますし、社会への貢献という「意義」もあります。この機会に有利な制度を活用して、ぜひ投資を始めてみてくださいね。

草食投資隊の皆様



《 草食投資隊 》
コモンズ投信会長の渋澤健、セゾン投信社長の中野晴啓、レオス・キャピタルワークス社長(ひふみ投信)の藤野英人の3人で2010年に結成しました。「本物の長期投資を日本に根付かせたい!」という3人共通の熱い思いのもと、講演活動で全国をめぐっています。







広島の働く女性のフトコロ事情。


はたじょアンケートQ1



はたじょアンケートQ2



はたじょアンケートQ3



はたじょアンケートQ4


はたじょアンケートQ5


はたじょとは、働く女性ならではのリアルで感度の高い声を活かして、アンケートや体験レポート、モニタリングなどに積極的に参加してくれる女性が集うトマトコーポレーション読者限定のメンバー組織です。



※「はたじょ」調べ
●調査期間/2017年11月27日〜12月1日 ●年齢/20〜29歳24%、30〜39歳52%、40〜49歳22%、50歳以上2% ●未既婚/未婚28%、既婚72% ●雇用形態/正社員80%、契約社員4%、派遣社員2%、パート・アルバイト27%、経営者2%、フリーランス2%





おしえて!はたじょメンバーのお金の貯め方、増やし方



投資信託、FX、暗号通貨、確定拠出年金、 保険。(まみりん・30歳)
株、ポイントサイト。(あらん・29歳)
個人年金保険に加入している。(くみ・24歳)
ある程度の金額がまとまったら定期預金に移す。(nagy・43歳)
給料を2つの口座に振り込んでもらい、1つは貯蓄用。(ここここ・42歳)
副業(手作り雑貨販売、ネット公式占い師、自宅サロン)。(Suki・37歳)
定期預金の満期が来たらいろいろな銀行の利息のいいものを調べてこまめにかけかえる。
 普通預金でおいておくより少しだけどお得!(ぴーたん・37歳)
ちょっとした空き時間に、ポイントサイトやアンケートサイトを活用し
 「ちり積もり貯金」。(まあみり・30歳)
家計簿をつける。(さおり・28歳)
貯蓄型の医療保険に入ること。また、老後の年金タイプの保険に加入すること。(りんちゃん・32歳)
以前は500円玉貯金をしていました。
 出来る限り毎回500円のお釣りが出るような会計の仕方をしてその全ての500円玉を貯金へ!
 財布のお金はすぐになくなりますが…半年で10万越えの貯金額になりました(笑)(★MI★・32歳)
給料日に定期預金をする。(もり・36歳)
将来の子供たちの学費は学資保険ではなく、
 生命保険の積み立てというかたちにしています。(かーちゃん・43歳)
仮想通貨の投資。 (しほみ・26歳)
ドル建て終身保険。(ゆりえ・28歳)
投資信託。(リノコ・42歳)
自動積立で強制先取り貯金。(aya・29歳)
財布に貯まった小銭貯金です!
 これで月わずかですが5000円ずつ貯めていっています。(みま・30歳)
外貨投資。(わせりん・48歳)





《 編集部より 》
お金は、金融機関に預けていれば勝手に増える時代から、自分の手で増やす時代へと変わりました。はたじょメンバーの中にも、そうした動きをいち早く察知し、投資などを行っている人がちらほら。「投資なんてよくわからない」そんな苦手意識を捨てることで、将来とても大きな安心を拾えるかもしれませんよ。







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