棚多流の仕事術_02_ワークライフシナジーでどちらも面白い

棚多流の仕事術


02:ワークライフシナジーでどちらも面白い


 皆さん、「ワークライフバランス」というとどのようなイメージをお持ちでしょうか。「仕事ばかりの生活でなく、生活の部分も大切にする」とか「仕事も生活もほどほどに」というふうには考えておられないでしょうか?ワークライフバランスというとこれまで、仕事と生活の調和と訳されることが多かったことから、「女性のためのもの」、「大企業が行う福利厚生」や「天秤が釣り合うようにワークとライフは半分ずつ」というイメージが強かったように思います。

 今は、「ワークとライフは別物ではなく、バランスをとるものでもない。お互いが影響し合い、高め合うシナジー効果を生み出すもの」という考え方が正解です。みなさん、こんな経験はないでしょうか。たとえば、こどものことをテーマに仕事をしていると、新聞を読むと子ども関連の記事ばかり目に飛び込む、遊びに行っても、どんな工夫に子どもは喜ぶのかと子ども目線でチェックしてしまう、買い物に行くとどのような品物が子育て世代によく売れてるのか、それはどうして?なにがポイントなの?…などなど。実はこうした日常生活の中からの気づきから、新たな発想やアイデアが生まれています。なぜか、草むしりをしているとき、皿洗いをしているとき、こんなときアイデアがひらめくことが多い気がしませんか?

 そう、ワークとライフは別物どころではなく、つながっているのです。ライフでインプットするからこそ、発想が豊かになり、人脈も広がって、エンジョイできるから健康的でいられる、ライフが充実するから、仕事でのアウトプットの質も上がる、そして効率的に働き早く帰ることで、またライフが潤う、といったふうに、ワークとライフはぐるぐると好循環する関係なのです。

 少子化や核家族化の進行、地域の子育て機能の低下の中では、子育ては孤独なものとなりがちです。けれど働いていると親が不在なわけですから、地域の皆さんに助けていただくことになりますので、地域とのつながりを大事にするものなのです。なぜなら、我が家の子どもたちのことを知ってもらいたい、困っていたら声をかけてもらいたい、悪いことをしていたらコラッと叱ってもらいたい、こうした気持ちが地域活動に参加するモチベーションをあげてくれます。そのことが結果、地域に友人がたくさんできて、わがまちへの愛着心が高まることにつながっています。私のこれからの人生は地域のためにお役に立てたらと思っていますし、こどもたちがわがまち自慢してくれることが夢です。

 これからは、女性のためのワークライフバランスから、みんなのためのワークライフシナジーを進めていく必要があります。私も委員として参画した「ひろしま未来チャレンジビジョン(平成27年10月改訂)」では、『仕事でチャレンジ!暮らしをエンジョイ!活気あふれる広島県~仕事も暮らしも。欲張りなライフスタイルの実現~』をめざしています。
 なんだか、ワクワクしませんか?




棚多さん


(公財)広島県男女共同参画財団
エソール広島 常務理事(兼)事務局長

棚多 里美さん

広島県保育士資格/中学校教諭免許/社会福祉士資格/ワークライフバランス認定コンサルタント 広島県庁で長年に渡り、子育て・女性の就労・福祉などに携わり、H26.4月.現職に就任。




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