棚多流の仕事術_03_“時は金なり” 3歩以上はかけあし!

棚多流の仕事術


03:“時は金なり” 3歩以上はかけあし!


 私が3人の子育てを一手に担いながら、児童相談所のケースワーカーをしていたころ、よく〝3歩以上はかけあし!〟とつぶやいていたそうです。「働く女性の応援がしたい。私のライフワークよ。」とも…。なんせ朝出かけるときから〝早く仕事をして早く帰ろう!〟と気合を入れていたのですから、元々はおっとりした性分だったのが、仕事と子育てをしているうちに、歩くのも食べるのも早くなってしまいました。けれど背筋を伸ばして速足で軽やかに歩いていると気持ちまで明るくなります。少々落ち込むことがあっても〝なんとかなるさ〟ととても楽観的な気持ちになります。ぜひみなさん、お試しあれ!

 こんなこともよく起こります。「困ったなあ、解決策が見つからない。」と眠れないまま朝を迎え、それでも気を取り直して軽やかに歩いていると、あら不思議、助っ人に出会うんですね。うれしくて思わず「会いたかったんです!」と満面の笑みになっています。すると、あっという間に解決…こんな不思議なことが50歳代のころ、頻繁にありました。想いって通じるものなんですね。

 104歳にして現役の日野原重明医師が「命というのは時間があるということ。けれどその時間には限りがある。限られた時間をどう使って何をするかが大事。子どものころは時間を自分のために使うが、大人になったら自分以外の人や社会のために使うことが大切。」とおっしゃってます。なりゆきに任せるのではなく、有限な時間を計画的に意思を持って使っていくことが、生かされている私たちの使命ではないでしょうか。

 働いて収入を得るためには、与えられた職務に全力で取り組み、組織に貢献しなければなりません。貢献するためには高い志と責任をもって成果を出すという覚悟が必要です。〝時は金なり〟ですので、勤務時間内は1分たりとも無駄にはできません。特に、子育てしながら仕事をしている人にとって、時間は貴重です。これを機会に時間当たり労働生産性をさらにアップさせましょう。そして子育てが落ち着いた頃には恩返しをしますという気持ちで、臆することなく堂々と仕事をして成果を出しましょう。

 そして、新たな仕事を「やってみる?」と言われたときは「子育て中ですからできません。」なんて間違っても言わないでくださいね。だって、期待されてるからこそ声がかかるのですから。大丈夫、できます。まわりのみなさんのチカラを上手に借りましょう。

 きっとチャレンジ中は、〝3歩以上はかけあし!〟になっていることと思います。
 軽やかに腕を振って歩いてみましょう。なんだかうきうきしてきませんか?




棚多さん


(公財)広島県男女共同参画財団
エソール広島 常務理事(兼)事務局長

棚多 里美さん

広島県保育士資格/中学校教諭免許/社会福祉士資格/ワークライフバランス認定コンサルタント 広島県庁で長年に渡り、子育て・女性の就労・福祉などに携わり、H26.4月.現職に就任。




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