働く女性の本音_vol.146_うえむらちかさん

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うえむらちかさん
●タレント/作家


■プロフィール/海田町出身。2007年、ザ・テレビジョン主催「フレッシュオーディション」で読者賞を受賞しデビュー。著書に小説『ヤヌス』『灯籠』、書籍『カープ女子2014年の軌跡』、漫画『うえむらちかのカープごはん。』がある。現在はNHK広島「カープ県民大会議」MC、広島ホームテレビ「ピタニュー」金曜コメンテーター、RCCラジオ「ラジスタジアム おこのミックス」(毎週水曜23:30〜)パーソナリティーを務める。広島市認定の被爆体験家族伝承者研修生としても活動している。
【Instagram】@uemurachika
【X】@uemurachika


うえむらちか 「1946年の女子塁球部」
刊行記念トークイベント&サイン会

【広島 蔦屋書店】
2号館2F SQUARE GALLERY
2026年7月11日(土)16:00〜




表現の原点はいつも“伝えたい思い”。
祖母の生きた証が創作を導く。


表現者としての出発点
最初の一歩


うえむらちかさんは、女優、タレント、MC、作家として幅広く活動されていますが、ご自身の原点は「漫画家」であり、物語を創作する表現者でありたいという思いが一貫しているそうです。漫画の養成学校で学ぶ一方、小説投稿も続けていたうえむらさん。さらに声優タレント科で演技の楽しさに出会ったことが芸能活動へ踏み出すきっかけになりました。創作と演技は根底でつながっていると感じ、表現の幅を広げてこられました。また、「物語をつくること」「書くこと」そのものが自分の軸であり、どの活動をしていても創作への思いが揺らぐことはなかったと語られます。特に、被爆しながらも安田女学校でソフトボール部第1期生として活躍した祖母の存在は、うえむらさんの創作の核となり、後に小説『1946年の女子塁球部』を執筆する大きな原動力にもなっています。祖母の人生に触れるほど、物語を残す使命を強く感じるようになったそうです。


苦しさの先にある達成感


 上京後、タレント活動を中心にしながらも創作への情熱を絶やさず、2010年にミステリー小説を出版。2012年には広島の盆灯籠を題材にした小説を発表し、広島への思いがより強まりました。東京では神宮球場で出会ったカープファンとの交流がホームシックを和らげ、その後はカープ女子としても注目を集め、カープ関連の仕事へとつながっていきました。三代続くカープファンであり、被爆体験を乗り越えた祖母の姿は、うえむらさんの人生に深く影響しています。広島に戻った後、祖母の証言を丁寧に取材し、10年越しに完成させたのが6月29日(月)に出版されたセミノンフィクション小説『1946年の女子塁球部』です。図書館や文書館に通い、祖母から直接話を聞ける環境になったことで、作品はより深みを増しました。仕事では締め切りやプレッシャーに押しつぶされそうになることもあり、「自分は何をしているのだろう」と悩む瞬間もあったそうですが、やり遂げた後に訪れる「達成感」や「爽快感」が何よりの原動力になっていると語られます。今後は「被爆体験家族伝承者」として祖母の被爆体験を広く伝えていきたいという強い思いを持ち、さらに女性で野球実況に挑むアナウンサーたちの姿を取材し、その挑戦を作品として残したいという新たなテーマも抱いています。そして、いつかマツダスタジアムで始球式を務めることも大きな夢のひとつ。最年長ホームランガールだった祖母の背中を胸に、広島から新たな挑戦を続けていかれます。


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最年長ホームランガールの祖母とカープ観戦の様子。大好きなカープを応援しながら、祖母と過ごす特別な時間を楽しみました。


● 編集部より
受け継いだ記憶が息づく、うえむらさんの創作へのこだわり。広島との繋がりを大切にされる姿が印象的でした。


Question!

《 もし、20代の自分に戻れるなら伝えたいことは? 》


毎日が不安で何者かになりたかった。でも無理して何者かにならなくていい。そのままで、あとは自分を磨いていくだけでいい!ありのままでいい。焦らなくていいよ。努力しないのはダメだけど、もっと楽しんで!



\ ここからが本音 /

♥ 働き女子に10の質問 ♥

Q1. このままでいいのかな、と思った瞬間は?

新しいことに挑戦していない時。

Q2. 仕事を続ける理由は?

仕事が生き甲斐だから、やめたら死んでしまうかも。

Q3. 働く私が大切にしている「これだけは譲れない」ことは?

妥協しないこと。調べつくすこと。

Q4. うまくいかない日の心の立て直し方は?

ひたすらマンガを読む。
(いろいろなジャンルを読みますが、“悪女転生もの”をよく読みます。)

Q5. 最近ハマっていることは?

小説「1946年の女子塁球部」の出版記念のための、サイン会ができる会場をいろいろと調べること。
7月5日(日)14:30〜紙屋町「ひろぎんトゥモロウスクエア」にて無事にサイン会が決まりました!

Q6. 最近のリフレッシュ法は?

スポーツ観戦。カープはもちろん、サッカーも!

Q7. 座右の銘は?

『やった後悔よりも、やらなかった後悔。』

Q8. 最近、心が動いた出来事は?

4月にマツダスタジアムへ家族で行き、パーティールームで楽しんだ時。
祖母が「楽しかった!気持ちよかったよ、嬉しい!」と言ってくれて、とても嬉しかった。

Q9. 何気ないけれど、一番幸せな時間は?

物語を空想している時。ネタを妄想している時。

Q10. 10年後は何をしている?

被爆体験家族伝承者として、日本だけでなく海外でも活躍していたい。
ラジオ番組「うえむらちかと加藤ひさつぐのラジスタジアム おこのミックス」も長寿番組になるように続けていきたい。