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一つのもみじ、一つの想い。〜もみじ饅頭が愛され続ける理由〜
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知っていましたか?
「もみじ饅頭」の誕生は1906年(明治39年)。
宮島の紅葉をかたどったその形は、
広島を代表する銘菓として
約120年にわたり親しまれています。
観光客のお土産として親しまれる一方で、
地元の人々にとっても暮らしに寄り添う身近な存在です。
その一つひとつには、
長年受け継がれてきた製法や職人の技術、
時代に合わせた挑戦、
そして「広島を代表するお菓子を届けたい」という
各社の想いが込められています。
本企画では、
広島を代表するもみじ饅頭メーカーを訪ね、
それぞれの歴史やものづくりへのこだわり、
そこに携わる人々に焦点を当てながら、
「広島が誇る食文化」の魅力をお届けします。
どうして生まれた?
明治39年頃、宮島の紅葉谷にある老舗旅館「岩惣」の当時の女将さんが、カステラ生地の中にこしあんを入れたまんじゅうを考案し、高津堂のご主人に制作を依頼、誕生した「もみじ饅頭」。宮島の美しい紅葉をかたどったそのお菓子は、多くの人に親しまれ、今では広島を代表する銘菓へと成長しました。
誕生から約120年。その味は、今も多くの人の想いとともに受け継がれています。長い歴史の中で、それぞれの店が大切に守り、育ててきた味とこだわり、そしてものづくりへの想い。今回は、その物語を3つの老舗に訪ねました。
\もみじ饅頭メーカーに聞きました/
にしき堂
新しい美味しさへ挑戦。
何よりも大切にしてきたのは、お客様に笑顔になっていただけるお菓子をつくることです。素材や製法にこだわり、一つひとつ丁寧に仕上げ、広島を代表する銘菓として、いつの時代も変わらないおいしさを届けることを大切にしています。
時代やお客様の嗜好に合わせ、素材や製法、新しい味の商品開発にも柔軟に取り組んできました。一方で、素材の持ち味を生かし、丁寧につくるという基本の姿勢は、創業以来変わらず守り続けています。
もみじ饅頭を通じて、広島の魅力やお菓子文化を次の世代へ伝えていきたいと考えています。観光で広島を訪れた方には思い出のお土産として、地元の方には身近なおやつとして、これからも「広島といえば、もみじ饅頭」と思っていただける存在であり続けたいです。
お客様に「こんなお菓子があったら嬉しい」と思っていただけるものを届けたい、という思いが原動力です。伝統を守ることは、昔と同じものをつくり続けることだけではありません。時代の変化や新しいニーズに目を向け、挑戦を重ねることで、もみじ饅頭の新たな魅力を広げ、次の世代につないでいけると考えています。
伝統の味と明るい笑顔。自慢のもみじ饅頭とおもてなしの心もにしき堂の魅力のひとつ。
一つひとつに心を込めて。最高の状態で届けるための最終チェック。
大きな銅釜でじっくりと練り上げる自社製餡。美味しさへのこだわりがここにあります。
おすすめしたい一品
おすすめは「おとなのもみじ」です。抹茶や珈琲など、素材の風味を生かした味わいが特徴です。いつものもみじ饅頭とは違う、少し贅沢なひとときをお楽しみください。
藤い屋
101年目のもみじ饅頭。
創業以来、大切にしてきたのが「藤色のこしあん」です。小豆の外皮を先にむき、豆を傷つけないよう炊くことで、美しい藤色に仕上げます。小豆本来の風味が感じられ、カステラ生地との相性も大切にしています。祖父の口癖は「とにかく美味しいものをつくれ」。その言葉を受け継ぎ、素材そのもののおいしさを生かすことを大切にしています。
私たちが掲げているのは、「変わらないために、変わり続ける」という考え方です。食の好みが変化する中、チョコレートを使った商品や洋菓子など、新しいお菓子づくりにも挑戦してきました。一方で、101年受け継いできた藤色のこしあんと伝統の製法は、これからも大切に守り続けて行きます。
一番の願いは、100年先ももみじ饅頭をつくり続けることです。そのためにも、次の世代に「あん」のおいしさを知ってもらいたい。洋菓子にもあんの要素を取り入れるなど、自然にその味に触れてもらう取り組みを進めています。将来を見据え、廿日市の自社農場で小豆の栽培にも挑戦しています。
厳島神社と宮島があってこそ商いを続けてこられたと思っています。神社へお参りした後に焼きたてのもみじ饅頭を味わい、旅の思い出として持ち帰っていただく。その楽しみをこれからも残していきたいですね。宮島の地に、もみじ饅頭があり続けることを大切にし、宮島の文化の一つとして次の世代へ受け継いでいきたいと思っています。
北海道産小豆の皮をむいてから炊き上げる藤色のこしあんが特徴です。あん作りにおいて材料や製法を大切にするほか、創業当時から宮島で作り続けています。
素材と向き合い、素材を学ぶため、自社農場で希少な白小豆の栽培を行っています。収穫された小豆をもちいて限定もみじ饅頭として販売しています。
藤い屋が展開する洋菓子ブランド「COCONCA」。洋菓子だけでなく藤い屋のあんを用いたお菓子などがならんでいます。COCONCA MAISON by 藤い屋は、広島駅ミナモア2階西に。
おすすめしたい一品
抹茶チョコレートでつぶあんのもみじ饅頭をコーティング。豊かな香り・深みのある味わいの抹茶と、やさしい甘さのつぶあんが相性抜群です。
G7広島サミット 裏千家家元による呈茶にお出しした干菓子「花虎白(はなこはく)」。フランボワーズや西洋梨の琥珀糖です。
- 名称
- 藤い屋
- 住所
- 廿日市市宮島町1129
(表参道商店街)
- TEL
- 0829-44-2221
- 営業時間
- 9:30-17:30(営業時間を変更する場合がございます)
- ホームページ
- 広島土産・宮島銘菓もみじ饅頭の老舗 藤い屋
やまだ屋
一つひとつのお菓子に心を込めて、丁寧につくることを大切にしてきました。長く愛されてきた広島の銘菓だからこそ、これからも変わらない想いを大切に、もみじ饅頭づくりに向き合っていきたいと考えています。
時代とともに変化するニーズに合わせ、さまざまなフレーバーの商品を展開してきました。一方で、昔から受け継がれてきた伝統的なこしあんの製法や技法は、変わらず大切に守り続けています。
昔ながらの手焼きの技法を、これからの世代にも受け継いでいきたいと考えています。また、もみじ饅頭の手焼き体験を通して、その歴史や魅力をより身近に感じていただき、もみじ饅頭の文化そのものを未来へつないでいければと思います。
新しい味や商品に挑戦する中でも、何より大切にしているのは、安全・安心なお菓子づくりです。お客様に安心して手に取っていただけることを基本に、これからも新しいおいしさを届けていきたいと考えています。
一つひとつ丁寧に焼き上げられるもみじ饅頭。まさに伝統の味を焼き上げる、熟練の技。
看板の文字、積み上げられた箱、職人の姿…そのすべてが、宮島と共に歩んできた証。
地域文化を伝え、次の世代に笑顔を届ける手焼き体験。スタッフが丁寧にサポートするので、小さな子どもでも安心です。
おすすめしたい一品
最大の特徴は、卵とバターともち粉100%の生地が生み出すもっちりとした食感と、しっとりと焼き上げられたやさしい口当たりや香り。中には、こし餡と粒餡を絶妙なバランスで合わせた独自の餡がたっぷりと包まれ、国産小豆本来の風味を生かした上品で奥深い甘さを楽しめます。
- 名称
- やまだ屋
- 住所
- 廿日市市宮島町835-1
- TEL
- 0829-44-0511
(宮島本店)
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 年中無休
はたじょ会員(※)に聞きました。「あなたの推しもみじ饅頭」
●やっぱりこしあん。宮島で色々な味のもみじ饅頭を食べても、最後はこしあんに戻ります。私にとっては、これぞ「もみじ饅頭」という定番の味です。(703)
●お笑いコンビのネタが今でも忘れられません(笑)広島と言えばやっぱりもみじ饅頭。県外の方へのお土産にも安心して選べます。(kirakira387)
●藤い屋の焼きたてこしあんが最高!宮島の商店街の店舗のお店で、昔ながらのこしあんの焼きたてをお茶とともにいただくのが好きです。(YUYU)
●にしき堂のもみじ饅頭。定番のこしあんも好きですが、さつまいもあんもお気に入り。優しいお芋の甘さが、秋冬のおやつにぴったりです。(ひろみ)
●やまだ屋の桐葉菓が幼いころから大好きです。もちもちとした生地とあんこのバランスが絶妙で、今でも食べたくなるお気に入りの味です。(志乃)
●母が必ず1年の締めくくりに宮島へ行き、買うのが藤い屋さんのこしあん。(かぼちゃ)
●藤い屋のチーズもみじが大好きです。チーズのほどよい塩味と外側の甘い生地の組み合わせがよくあってお気に入りです。(HTM)
●にしき堂の「おとなのもみじ抹茶」がお気に入り。袋を開けると、ふわっと抹茶が香り、甘さも控えめ。お気に入りの器にのせて食べたくなる上品なもみじです。(あきばな)
●お持たせはいつもやまだ屋のこしあん。安定の味です。(村田ママ)
何気なく口にしてきた、もみじ饅頭。その一つひとつに、受け継がれてきた技や味、そして未来へつなごうとする想いが込められていました。お土産だけではなく、広島に暮らす私たちにとっても身近で大切な味。これからも、広島の風景と共に愛され続けますように。











































