困難は絶好のチャンス。
酸いも甘いも噛み分けた「エト子」こと江藤允紀さんが
女性の憂いを解き、
人生ゲームで幸せを勝ち取る攻略法を伝授!
エトコさん、こんにちは。私の悩みを聞いてください。
最近、更年期の不調も相まって、気力の衰えを顕著に感じます。そして何より辛いのは、ふとした瞬間に鏡に映る自分の姿です。美容液を変えてもマッサージをしても、シワやたるみは増える一方です。
昔はそれなりに身なりにも自信があったのに、夫からも女として扱われなくなって久しく、今では「誰からも女性として見られていない」という感覚に落ち込むばかり。この「喪失感」と、どう折り合いをつければ良いのでしょうか。
喪失感。それは諦めではなく、こだわりや執着から自分を解き放つことを教える。不要となったものは剥がれ落ち真実へと研ぎ澄まされていくのです。
ok! girl!
同年代の親愛なる友へ。どうか、この変容の時期を悪いものと捉えないで頂きたいのです。変容期は幼虫が蝶となり舞う為の蛹の時期と同じです。これまで慣れ親しんだ容姿、これまで習慣とされた状況、これまでのあるべきとした人格の全てはこの時期一度リセットされ、新たな人格で新たな人生を踏み出す為の準備期間なのです。
過去にしがみつき引き摺れば蝶にはならず蛾となります。女と言う匂い立つ色香から抜け出し、人として醸し出す品格への切り替えがその鍵となります。
若く美しくあることはそれはそれで素敵なことですが、春に桜を見る様に老樹であればある程に見事に咲き誇る力は凄まじく、芳しく香る存在に誰もが魅了されます。それは幾重にも重ねた雨風や冬の冷たさに耐えた者だけが得る品格が人々の心を掴むからです。
自分という存在に対する自らの思いは容姿となって具現化します。更にその思いは他人からの振る舞いとなって自らの思いを体験することになります。
ですからどうか若く美しくあることを優れたものとする社会通念にたぶらかされてはなりません。
如何なる時も自らを劣ったものとする烙印を押してはなりません。
桜は自らを否定することはございません。それは諦めではなく自らを過去から解き放ち、今を生きること。今を生きるとは今の自分を愛し受け入れること。
受け入れるとは真実であるあなたの心に目を向けること。
あなたの心だけが知る真実は、誰かに愛されたことではございません。
あなたの真実はあなた自身が誰かを愛してきたこと。
それこそがあなたの真実であり、尊厳であり、あなたの品格なのです。
心に飾るべきものは、喪失感ではなく誇り高き真実です。
愛してきたことへの自信は、あなたを魅力ある品格へと必ず変容させます。