〜企業理念〜
本物の木を使った家づくり
お客様に喜んで頂く家づくり
山師からスタートした豊北木材工業株式会社は、昨年70周年を迎えました。総勢11名(女性3名)のアットホームな同社は、在来工法と言われる、日本の風土に根付き職人たちが受け継いできた伝統工法を守り昔ながらの木の住まいを作り続けているプロ集団でもあります。また、業界ではめずらしく、営業や広報、時にはプランニングを手掛けるなど、女性が活躍できる場を展開。営業とはいえ多岐に渡るため、男性に混じり社外勉強会にも積極的に参加し、顧客巡りはもちろん、直接現場に出向くこともあるそうです。社内行事は、リクリエーションを交えた忘年会のほか、日頃の感謝を込めて家づくりに携わる関連業者の方たちを招待してBBQをするなど、社外ブレーンにも気を配り、親睦を深めています。「お客様も業者の方たちも本当に良い人たちばかりなんです」と高橋さん。お客様との関係性はもとより、社内・社外ブレーンたちともよく話をすることで、信頼関係を築いているようです。そんな同社、実は支給されるお給料は、昔から変わらず社長から直接手渡し。これにより社員は皆、お給料の重みを自然と感じられるのだとか。また、リフォーム工事の解体時に出るアルミサッシを換金して、地域の病院に車椅子を寄贈するという社会貢献も忘れてはいません。さらに、もともと雑貨に興味があった高橋さんは、木に囲まれた仕事に携わる者として端材を利用して何かできないかと、アクセサリーや布製品の作家さんと〝Wood&craft SORA〟を立ち上げ、定期的に開催される「ひとむすびの場」や、広島県央の「セントルマルシェ」に出店しワークショップをするなど、新しい風を吹かせています。
山林の木を伐採して製材し、熟練技の大工さんが刻みという工程を行い家を建てることが主流だった創業当初。近年ではプレカットと呼ばれるコンピュータ制御の機械加工が主流となり、それに伴ない業界全体も、大概の工程を外注で済ますところが増えているそう。だからこそ、基礎・骨組み・左官などの大事な部分を自社でできるように職人を抱えることが、豊北木材工業の強みとなっていきました。そんな折、より多くの人たちに、木をふんだんに使った建物にふれてもらいたい、木の持ち味や職人の手仕事の良さを感じてもらいたいと思い、若年層にも受け入れやすいデザイン設計を施した事務所兼ショールームを作ることになります。夏は日射しを遮り風通し良く、冬は太陽の光と熱を取り入れ部屋を暖かく…といった、太陽や風や熱など自然の力を生かして快適な室内環境をつくりだすパッシブデザインを取り入れたショールームは、地元の人のためのフリースペースとしても開放しているそうです。こうして、お客様が満足する家づくりは「お客様とのコンセンサスを取る」ことに他ならないという考えのもと、国産材を使い地産地建を推奨することが木材建築に携わる企業としての使命へと繋がっていきました。
今回の西日本豪雨で被害を受けられた方には心からお見舞い申し上げます。私達は、地域に密着した工務店として、お客様の手となり、足となるべく確かな技術と経験でお答えするのが使命と考えております。注文住宅からリフォームまで、どんな事でも気軽に声を掛けて下さい。