〜企業理念〜
エンターテイメントを通して、たくさんの人々に幸せを届ける
八丁堀と十日市にあるスタジオをはじめ、県内約60ヶ所でダンススクールを開校する株式会社K.D.S。ダンスのみならず、ボーカルやMC、アーティスト育成など、エンターテイメント全般のレッスンを行っています。学校でヒップホップダンスが必修化されて以降、入校希望者は増加の一途を辿り、現在生徒数は1,000名以上。初心者でも学びやすい雰囲気が人気を呼んでいるようです。元々は、広兼代表が個人でダンススクールを開いていましたが、生徒数の増加により2009年に株式会社化。そこには、これまで自らが指導してプロになった後進たちのために、ダンサーをしっかりとした職業として確立させたいという強い思いも込められていました。
若いスタッフがほとんどですが、相談しやすい雰囲気と研修などの環境が整っているため、社内の雰囲気は和やかです。けれど、各スタッフが様々な時間と場所でレッスンしているため、なかなか集まれないのも悩みのタネ。それでも、フラワーフェスティバルなど各イベントへは、全スタッフ、全生徒が一丸となって取り組みます。中でも年末に行う発表会は、同社の一大イベント。初心者から強化クラスと呼ばれるプロを目指す生徒まで、相当な練習量で本番に臨みます。スタッフ側も大変な準備を要するそうですが、それだけに成功した時の感慨はひとしおです。「大勢の前で自分を表現するという経験は、子どもたちに度胸をつけ物怖じしない性格へと育てていきます。この大きな経験を人生の糧にしてほしいですね」と代表。そして、そんなK.D.Sが4月にオープンした多機能型事業所。そこにも代表の熱い思いがありました。
ダウン症や障がいのある子どもたちに自分を表現することの素晴らしさを知ってほしいと6年前に発足させたダンスクラス「LOVE ART」。近年ダンスが療育に適しているということも認知され始め、ここには現在、約70名の生徒が在籍しています。そんな中、クラス発足からこれまでに「子どもが本当に働きたいと思える職場がない」という多くの保護者の悩みを聞いてきたという広兼代表。そこで立ち上げたのが、放課後等デイサービスと就労継続支援B型を合わせた多機能型事業所「LOVE ART」です。ダンス療育に特化したこの事業所では、総合エンターテイメントやものづくり、イベントの企画・運営など、放課後等デイサービスから就労へとつなげていくことができるそう。事業所はまだまだオープンしたばかりですが、そこには“子どもたちの夢と努力を全力でバックアップする”K.D.Sのブレない理念がありました。
協調性が培われたり、忍耐力や度胸が養われたりするのがダンスです。そしてそれらは人生の節々できっと活きてくるはず。ファッションとしてだけではなく教育としても注目を浴びているダンスを、子どもたちだけでなく、もっと大人の方にも気軽にできる運動として楽しんでほしいと思います。