〜企業理念〜
食を通じて「健康と豊かさと和」をもたらし、笑顔あふれる社会に寄与します。
言わずと知れた一大ソースメーカー、オタフクソース株式会社。その社内には、商品同様バラエティに富んだ様々な取り組みがあります。同社では、お好み焼の魅力や文化を広めるという使命を持つ一人ひとりが、商品だけでなくお好み焼に関するあらゆる知識を持っておく必要があります。そのため、新入社員はまず、体験型の研修などによりお好み焼の焼き方、ソースの製造について学びます。また、年に一度、筆記と実技試験による「お好み焼士」の資格試験もあり、全社員が取得を目指します。ちなみに、中級であるコーディネーターの実技試験では、試験官との質疑応答と平行して3枚同時に焼くスキルが求められるそう。社内資格ではありますが、名刺には資格名がきちんと記載されます。それから、体験型研修の多い同社にあって最も特徴的なのが無人島研修。2泊3日、文明の利器から離れ自然の中に身を置いて過ごすことにより、自主性や協調性を育み、創意工夫による感性を磨きます。「年齢や部署も異なる中で横の繋がりを再認識した」「何もない状況からでも協働によって面白いものが生まれた」と、例年参加者には好評のようです。
家族を交えたBBQ大会を開催したり、役職名でなく「○○さん」と呼び合う(社長であっても!)制度を導入したりとコミュニケーション促進のための工夫も満載の同社。3年前には社員食堂も開設し、社員同士のコミュニケーションはもとより、摂取カロリーや塩分摂取量などが表示されるというシステムで社員の健康管理意識を高めています。また、5日間連続した有給休暇が取れる「ノーリーズン休暇」をはじめワークライフバランスのための制度も充実。女性活躍推進に取り組む「えるぼし」企業に県内2社目で認定を受けるなど、全ての社員がいきいきと働ける環境整備に力を入れています。
オタフクソースでは、自分たちのお好み焼愛は言わずもがな、広島の復興を支えたその歴史を、栄養バランスに優れたその味を、家族団らんの場を形成するその楽しさと喜びを広く外に伝えていくことが全社員のミッションでもあります。その拠点の1つとなるのが、商工センターのランドマークとも言える「WoodEggお好み焼館」。2008年のオープン以来、平日のみの開館ながら来館者15万人を突破。海外での日本食ブームを受け、近年は様々な国からお好み焼体験に訪れるそう。また、小学校での食育授業やキャラバンカーでの幼稚園訪問など、地域に根ざした普及活動も活発です。「地域に愛されるお好み焼店を全国に…」との思いで開業支援研修も実施。技術指導から開業ノウハウまで、5日間かけて指導するプログラムもあるそう。その他にも、工場見学の受け入れや全国の量販店での社員によるデモンストレーションなど、今や世界中で愛されるオタフクソースには、地道な普及活動とお好み焼に注ぐ社員たちの溢れる情熱があったのでした。
弊社は、「食を通じて『健康と豊かさと和』をもたらし、笑顔あふれる社会に寄与する」という理念のもと、お好みソースをはじめとする調味料の製造・販売とともに、栄養価が高く食卓の団らんを生むお好み焼の魅力を広めるため、日本国内外での普及活動にも取り組んでいます。高まる健康意識に応えることは使命であり、ニーズにあった商品の充実にも注力しています。