〜社是〜
和は敬なり
和は忍なり
和は省なり
♪ヒロツクの~こもち昆布♪でお馴染みの株式会社ヒロツクは、創業70余年、佃煮・煮豆・惣菜の製造販売を行う会社です。徹底した品質管理を貫くため、勤務中はピリッとした緊張感を全社員が維持。ベテランと若手が共存する現場は、時に厳しい指導が、時に温かいフォローが交差し合うのも特徴です。一方、食事会に花見、社員旅行にカープ観戦、ビアガーデンに忘新年会と、社内イベントが多いのもヒロツクならでは。普段話せない人とも親睦を深めてほしいと、月に1回のペースでこうしたイベントを実施しています。中でもユニークなのが、14年秋からスタートした「食べ方提案コンテスト」。これは、様々な佃煮の食べ方を社内で協議中、せっかく従業員に主婦が多いのなら、みんなの意見も聞いてみようとイベント化されたもので、佃煮を使ったアレンジレシピはこれまで200以上、毎回上位には賞金も進呈される人気行事です。
そんな同社には他にも、リフレッシュ休暇や誕生日休暇など〝社員第一〟の福利厚生がたくさん。これは「家族の時間を大切にしてほしい」という竹本社長の思いによるもので、現在同社では極力残業をなくし、そうした時間の捻出にも努めています。また女性が多いため、産休・育休も取りやすい社内風土ができあがっていて、子供の行事や急病にも仕事を補完し合う勤務体制が整っているそう。そして、こうした社員思いのヒロツクを象徴するのが約40年もの間発行し続けている社内報「かわら版」です。結婚・出産・入学から勤続表彰やペット自慢まで、様々な内容に彩られたこの社内報は、会社としての利益を生むことはありませんが、社員同士がお互いを知り、共有することのできるものとして、大切にし続けている財産なのだとか。
「こもち昆布」の農林大臣賞受賞をはじめ、多くの商品で高い評価を受けているヒロツク。しかし、商品開発への努力は止まることがなく、伝統食品である佃煮を常に新しい視点で見続け、新商品を市場へと生み出しています。「食べ方提案コンテスト」も、元はどうすれば佃煮業界がより発展するかを考えたことがきっかけ。現在300を数える同社商品をご飯に乗せるだけではもったいないと、フレンチなどのジャンルとコラボし、佃煮の無限の可能性を模索し続けています。そしてこうしたアプローチが結実し、いま洋食に佃煮という食べ方はじわじわと人気を集めているのだとか。ちなみに昔から変わらないように思える佃煮の味は、季節や湿度によって食感や塩分量などを変え続けているそう。「気づかれないように変えているんですよ」と笑う竹本社長は「変わり続けることが、変わらないための手段なんです」と話します。歴史と伝統…時代に合わせた味や働き方、これらの融合がまさに“いい塩梅”でヒロツクの魅力を創り出しているようです。
「人が好き」「ふれあいが好き」「つくるのが好き」「笑顔が大好き」を合言葉にしております。私たちは創業以来、美味しい食品を提供することで満足して頂き、食卓に笑顔を増やしたいという思いで商品作りをして参りました。社員ひとりひとりの幸せの総和こそ、企業価値であると信じて食品を提供させて頂きます。今後もご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。