〜企業理念〜
優れた技術と未来へのすさまじい創造力により、
健康社会の実現に貢献する
明治39年創業、社内には醤油の良い香りがほのかに漂う川中醤油株式会社。前社長・川中敬三氏が開発して人気となり、今なお看板商品の『芳醇天然かけ醤油』を筆頭に、製造・販売している商品は実に約200種。このうち約150種は飲食店や佃煮・広島菜漬などの調味液として使用される業務用のため、市販品を購入していない人でも同社の商品を口にしている機会は意外と多いそうです。パート含め50名弱という社内は和気藹々。近くの神社で行うお花見や家族を連れて参加したりもするカープ観戦など、定期的なイベントで親睦を図っています。そんな川中醤油の一同が力を入れるのが直営店「醤(ひしお)の館」で年に1回開催される「感謝祭」。うどんや牛丼など自社商品を使った無料試食や自分でブレンドできるオリジナルのぽん酢作りなど、ユニークなイベントを企画し、例年幅広い世代が来場します。
こうしてお客様との距離、スタッフ同士の距離の近さも自慢の川中醤油ですが、変わらない真摯なモノづくりはもちろん、近年ではSNSなどでオススメのレシピや自社のあれこれを発信。オリジナルの4コマ漫画やLINEスタンプなど、時代に合わせて消費者により楽しんでもらえる販促展開を考え、新たなファンを獲得し続けています。また社内の働き方に関しても、「Teamがん対策ひろしま」への登録をはじめ、全スタッフの健診、果ては川中代表のダイエット宣言と、〝健康社会の実現に貢献する〟企業理念を掲げるからこそ、まずは働いている側の健康のための改革を遂行中。産休育休も含め、より働きやすくやりがいのある環境が、次の商品のアイデア、新しい商品の提案方法の基盤になっているようです。
「醤油=家庭の味、おふくろの味。醤油は決してメインではありませんが、料理の味を何倍にも引き立ててくれる存在です」と川中代表。だからこそ、単に商品を販売するだけでなく、そこに物語性を加え、豊かな食卓に寄与できればと続けます。近年では、若手社員が中心となって男性でも簡単に料理を美味しくできる「男が使うにんにく醤油」や、地域の食文化を守りたいという思いを持ったNPO法人と協同で開発した「さくらドレッシング」、酸味が苦手な子供や男性を持つ主婦が手軽に使えるようにと女性目線で作られた「甘口はちみつゆずぽん酢」など、スタッフの情熱が詰まった新商品を次々と開発。それらを使ったオススメの料理を醤の館やSNS、レシピ本などで提案することで、決してメインにはなりませんが、豊かな食卓、家族の団欒をそっと演出し続けているのです。
歴代の社長が築き上げてきた伝統と信頼のもと、“時代に合わせて変えるべきところは変え、良いものは守る”をモットーに皆様の食卓をより豊かにできるような製品づくりを目指して行きたいと思っております。醤の館には名物スイーツや季節商品もございますので、どうぞお気軽に足をお運びください。