〜経営理念〜
全従業員の物心両面の幸福を追求すると共に、
地域・社会の進歩発展に貢献する。
海産物問屋が多かったことから地元・尾道の味として親しまれていた「いか天」。それを工業製品化して成功をおさめた「まるか食品」。創業以来続くアットホームな社風の中、パート含め約120名のスタッフが200種類にも及ぶ商品を日々作り続けています。ほとんどが車通勤のためアフター5の集まりはまれですが、新年会や夏祭りなど、年に4回は全スタッフ参加のイベントを実施し親睦を深めます。また、年に1度は社員旅行へ。会社からの補助によりパートスタッフも参加しやすいのは、社員の幸せを理念に掲げる同社らしい特徴です。
おつまみとして食されることが多いため、アルコールの売上と比例して繁忙期が訪れるという、いか天業界。そんな繁忙期以外に実施しているのが工場見学です。多くの地元小学生が訪れるため特に秋はその対応で忙しくなるそうですが、地域の味を伝えられることが同社の喜びでもあります。また、昼休憩や仕事終わりに練習を重ね全員で出場するという「尾道みなと祭」では、地域活性化のため全力で会場を盛り上げるそう。一方、社内環境にも目を見張るものが。全社員が常に改善を意識すべく導入された改善提案活動では、1人月に1件以上の提案をノルマに大小様々な社内改善を行い、作業効率向上などに反映されています。さらに、食品を扱うだけあって毎日の清掃も徹底的。ちなみにチームで行う清掃には第3者から点数をつけられ、高得点が続けばチームに食事会がプレゼントされるというモチベーションアップの仕掛けも。この他、仕事と家庭の両立支援にも積極的で、産休を控えた谷口さんも「育休取得した先輩が多くいるので理解やアドバイスをもらえとても助かっています」と、その働きやすさを話してくれました。
お好み焼きの具材として、またお酒のおつまみとして長く親しまれている、まるか食品のいか天。そんな同社で発売以来トップセールスを走り続けるのが、可愛らしいパッケージと爽やかなレモンの味付けが特徴の「イカ天瀬戸内れもん味」です。2013年、レモンの生産量日本一をPRすべく広島県がキャンペーンに動いたのを契機に当初期間限定として発売されたこの商品ですが、販売終了後、各地のお土産店から「女性観光客を中心にとてもよく売れたからやめないで」とレギュラー化の依頼が殺到。ならばと全面的にリニューアルを敢行し、再発売に至りました。猛烈な勢いで売れ続ける「イカ天瀬戸内れもん味」。この商品の大ヒットにより、まるか食品は女性や若年層といった新たなファンを獲得することになりました。実はシンプルな原材料で作られている各種いか天。そんな中にあって美味しさに差をつける秘密の1つが、3種のブレンド油なのだとか。米の甘味と香ばしさを持つ米油、クセがなく素材の美味しさを引き立ててくれるパームフルーツ油、そして風味を加えるごま油。配合はもちろん企業秘密ですが、この油こそがいか天の味を左右するそうです。そして、こうした美味しさの土台の上で、地元広島をはじめ多くの企業とのコラボレート商品も開発し続けるまるか食品。次はどんな味に出会えるのか…、ファンの楽しみが尽きることはありません。
昭和36年の創業以来、お客さまの、地域のみなさまの、そして私たち自身の「楽しい笑顔」に役立ちたいとの思いを胸に、日々「おいしい」商品を送り出す事に努めてまいりました。今後も、みなさまに「安心」して食していただける「おいしい」商品を通じて、笑顔あふれる大きな大きな信頼の「和」をつくり、心豊かな食生活に貢献していきます。