できる人はやっている「朝活」

できる人はやっている「朝活」


その日の仕事を充実したものするためにも、朝の行動はとても大切。
そして仕事ができる人の共通点は「朝時間」を有効に使っていること。
そこで今回は仕事のスタートを飾る朝に、工夫やアイデアを
取り入れている企業や人を紹介。
仕事のパフォーマンスを上げる秘訣を教わりました。




働く女性の朝時間アンケート


Q1


Q2


Q3


Q4


Q5

気持ちのゆとりが増えた(マカロン)
仕事始めまでに頭を切り替えることができる(なっちゃん)
心に余裕が持てるようになった!(めっぷ)
夜ご飯を作っておくと、帰宅後の時間が有効に使えるので、子供と一緒に20時に就寝しています(ゆっこ)
一日が長く感じる(みかん)
時間が有効活用できるようになった(みっさ)
朝の行動をルーティン化することで、情緒が安定してきたように思う(みい)
朝イライラバタバタしなくなりました(かいうたママ)
仕事の準備ができる(ねこ)
…など


Q6

自分の目標を定め、目標を達成してからも次の目標を見つける事(ruki)
ハードルの低いことから始める(みい)
楽しむこと! 朝活する事で、刺激を受けたり、充実につながることを実感すること。 わたしは、朝活で英会話の勉強をしていますが、英会話で話せても、話せなくても、とてもポジティブな気持ちになります。それは、きっと自分が楽しんでいるからだと思っています。(しろたん)
体調が悪かったり、気分が進まない日は無理しない(mayu)
食べたい朝ごはんを用意する(さお)
…など


Q7

一人ずつ順番にスピーチ(あっきー)
女性だけが集まり情報共有をする朝活を月に一回実施していた(りんちゃん)
「今日は何の日」を朝礼で話しています(A)
「自分の経歴」や「土日にあったこと」の報告会(ruki)
体操をしています(ゆゆ)
医療安全管理目標の唱和(さお)
朝は環境整備をする。場所を決めて掃除するなど(かいうたママ)
…など





※「はたじょ」調べ ●調査期間/2019年3月11日〜14日
●年齢/20〜29歳19%、30〜39歳46%、40〜49歳28%、50歳以上7%







私の朝時間の使い方


はたじょメンバー_牛尾さん


朝6時の目覚まし時計で目は覚めているのですが、低血圧のためすぐに起き上がることができません。まずは今日一日を幸せに過ごせるよう感謝し10分間の瞑想をして、布団の中で軽くストレッチや筋トレをします。そして、洗顔と肌ケアなど全身のメンテナンスを済ませ、着替え・メイク・子どもの保育園の登園準備をしています。その後は、軽く朝食を摂り、職場まで片道50分かけて「この世界の片隅に」のすずさん宅の近くのウォーキングコース「三つ蔵」を通って出勤です。いろんな景色を見て季節を感じ、街の方々と挨拶を交わす事はとても気持ちが良く、生きている事に自然と感謝できるようになりました。


はたじょメンバー_銅木さん


自分の時間が取りやすく、頭がスッキリしている朝(家族の食事を準備する前の30分間)に自分のスキルアップ、仕事を効果的にこなすための準備のために朝活をしています。発想力が必要な業務なので、アイデアを産み出すために通信教育で学んだり、人との円滑なコミュニケーションや子育てに役立つ本を読み手帳に書き留め、通勤時間に読み返しています。その他、仕事をリスト化して優先順位をつけたり、アイデア出し、ストーリーボードの作成などを行うことで、出社して慌ただしく仕事を始めるより圧倒的に仕事もスムーズにこなせる上に、インスピレーションも湧きやすいと感じています。



ちょこっと雑学


[脳]と[朝]の密接な関係

 脳科学的に見て「朝の3時間」は、脳のゴールデンタイム。1日のうちで最も脳が効率よく働くのだそうです。その理由は脳の仕組みによるもの。脳は1日で得た様々な情報をいったん海馬に保管します。その後、側頭連合野に情報は運ばれるのですが、この時点ではまだ「短期記憶」として蓄積されている状態です。それが、睡眠をとることで記憶が整理され、長期記憶へと変化します。こうして脳は朝には前日の情報はリセットされ、リフレッシュされた状態に。つまり新しい情報を取り入れたり、創造性を発揮するのに適した状態となっているのです。
 スティーブ・ジョブズやマーガレット・サッチャー、スターバックスのCEOであるハワード・ショルツ、アップルの現CEO、ティム・クックなど、成功者と呼ばれる人は早起きをして活動を開始しています。「朝活」は脳科学的に見ても実に理にかなっているというわけです。


[身体]と[朝]の密接な関係

 朝時間が脳のパフォーマンスを最大に引き出せる時間であることは前述のとおりですが、身体にも大きく影響します。早起きして身体を動かすと交感神経が優位になり、身体が省エネモードから活動モードに変化します。また、ダイエットも朝の方が適しています。というのも、朝に運動することで1日の基礎代謝が10%もアップするから。しかも朝陽を浴びることで体内時計が正常に働き、生活リズムも整います。簡単なストレッチだけでも脳の血流を良くし、すっきりさせる効果があるので、ぜひ取り入れたいですね。





デキる企業と法人の朝に密着!

あなたがお勤めの会社では、朝礼を行いますか?また、その内容はどんなものですか?
今回は、朝礼に力を入れている、朝から元気な企業と法人に密着!
そこには、朝礼“だからこそ”得られる大きな成果があるようです。


有限会社D・Uコダ_小林さん


活気に溢れた15分間で意識統一・意識改革!

 毎朝15分間の朝礼を行う「有限会社DUコダ」は、民間の社会教育団体である倫理法人会に所属し、同会が推奨する「活力朝礼」を導入しています。朝礼開始前の和気藹々とした和やかな雰囲気から一変し、進行役の第一声で活力あふれる朝礼がスタート。朝礼開始挨拶→朝の挨拶・経営理念・クレド(企業の信条)の唱和→役員挨拶→挨拶実習→同会発行テキスト輪読→朝の挨拶・握手の流れで、1回の朝礼で5人の担当者が前に出て、月~金の週替わりで役目を担い、ピリッとした緊張感の中で朝礼を行っています。
 1日15分の朝礼ですが、20日間行うと5時間も時間を費やすことになります。朝礼を導入するにあたり「朝の15分間は研修の場だと思って本気で取り組んでほしい!」と周知徹底して始めたわけですが、毎朝のこの時間で仕事スイッチの切り替えとメリハリがつけられるようになると「朝礼を始めて良かった!」とスタッフたちの感想も上々。
 そんな朝礼も、マンネリ化を防ぐために工夫をして少しずつ変えているそうで、それはスタッフたちの朝礼に対する姿勢づくりにも影響を与えています。例えば「朝の挨拶」の2分間スピーチ。テーマは自由ですが、1人が5日間も続けてスピーチをするとなると、事前準備がなければ話せません。情報を集める・話の組み立てを考えるといった、事前準備をするなど朝礼に臨む姿勢や意識は大きく変わり、表面的な話だけではなく、ついに本音も出てくるようになったそう。それぞれが本音でスピーチすることで距離も縮まり、スタッフ同士のコミュニケーション不足が解消され大きな成果が得られました。そのほか、声のトーンや、自社セミナー・イベント等で来られるゲストへの言葉かけが変わり、それぞれの自主性や積極性も養われてきました。最初は大きな声を出すのが恥ずかしかったようですが、堂々と前に出て役割を全うする姿は、たくましさも感じられるほど。そんな同じ時間を共有するだけでなく意識統一と意識改革ができる朝礼は、スタッフたちの士気が高まるのはもちろん、様々な面でプラスを生み出し、ひとり一人の原動力にもなっているようです。


有限会社D・Uコダ_01

▲朝の挨拶の担当者が様々なテーマでスピーチをした後に、経営理念とクレドの音頭をとり、引き続き全員で大きな声で唱和していきます。


有限会社D・Uコダ_02

▲挨拶実習リーダーが、大きな声でテンポよく「おはようございます」「こんにちは」「ありがとうございました」「はい!」の練習をします。


有限会社D・Uコダ_03

▲倫理法人会が発行する「職場の教養」は1日1話の読み切りテキスト。400文字程度で心に響く文章と今日の心がけが書かれています。


有限会社D・Uコダ_04

▲エネルギッシュな朝の時間を迎えられたことで、心も喉も開き、来客があっても常に気持ちよく対応できるのが同社の自慢でもあります。


有限会社D・Uコダ_05

▲輪読終了後にリーダーが指名した2名は、内容について感想を述べます。


有限会社D・Uコダ_06

▲スピーチ後は「〇〇さん、いつもありがとうございます!」と言葉をかけ、握手と共に挨拶。


◉ 有限会社 D・Uコダ

【住】広島市東区牛田早稲田4-2-6 【TEL】082-227-9333 【従業員数】15名
【URL】http://www.ducoda.com/





医療法人湧泉会_ひまわり歯科_久保先生


スタッフ教育とは〝巻き込まれる〟もの

 挨拶→基本理念の唱和→クレド(行動指針)の唱和と、一般的な朝礼風景からスタートする「ひまわり歯科」の朝礼。しかし、ここから雰囲気は一変。ベテランと新人が2人1組となり、一定の距離をとってクレドについての自身の思いを大きな声で言い合います。これは、「話す」と「聞く」のトレーニング。大勢が話す大音量の中、自分のペアに思いを伝え、またペアの思いを漏らさず聞き取ります。さらにその後は、数名でグループになり「インプロ」と呼ばれる即興演劇がスタート。お題はその日の朝礼当番の思いつきなので、演劇はまさにアドリブ。素早い対応力と豊かな表現力で開院前の院内が一気に明るく賑やかになります。痛みや悩みを抱えて訪れる人が多い歯科医院だからこそ、スタッフや院の空気感が冷たいと、患者さんの心境はますます悪くなってしまいます。明るく元気と評判の「ひまわり歯科」の風土づくりは、まずこの朝礼の時間に養われているようです。
 輪の中心に新人を配置し、その周りでベテランが大きな発声をするという工夫も効果を上げ、同院では新人スタッフも自然と大きな声を出せるように。根底にあるのは、「スタッフ教育とは巻き込まれるもの」という考え。開設20年で先輩スタッフが築き上げてきた風土に、知らず知らずのうちに〝染まっていける〟気風が確かにそこにあるのです。こうした理由から、県外からの見学もあるこの朝礼ですが、自社や自院に持ち帰っても積み上げてきた時間が違うため、一朝一夕では定着が難しいこともしばしばだとか。
 ただ、いざリクルートになると、雰囲気に圧倒され躊躇する志望者も…。誤解を生むならいっそ朝礼をやめてしまおうかと考えたこともあるそうですが、それを阻んだのもまた、スタッフたち自身の「続けたい」という熱い思いでした。同院にとっての朝礼は円滑な業務のための下準備としてだけでなく、各々のトレーニングの場としても大きな意味を持つようで、久保先生も「声も笑顔も度胸も柔軟性も、朝礼によって培われ、鍛えられてきました」と話します。そんな濃密な10分間の朝礼ですが、より良い内容にするべく、今もなお変化・進化を続けているそうです。


医療法人湧泉会_ひまわり歯科_01

▲最もスタッフが集まる“朝”に行うからこそ、朝礼は大きな意味を持ちます。また、エネルギーと集中力に満ちた時間帯にトレーニングすることも、同院では重要視しています。


医療法人湧泉会_ひまわり歯科_02

▲「インプロ」の様子。身振り手振りを交えた表現力豊かな即興演劇も、ここでは自然な光景。


医療法人湧泉会_ひまわり歯科_03

▲朝礼の〆は丁寧なお辞儀で。お互いを尊重し合う所作なればこそ、美しさと癖付けを大切にしています。


医療法人湧泉会_ひまわり歯科_04

▲話し手の熱量を過不足なく伝えるため、朝礼の様子は毎回動画で撮影。オンライン共有することで、非番や産休育休中のスタッフとも意識の統一が図れます。


◉ 医療法人 湧泉会 ひまわり歯科

【住】安芸郡海田町昭和中町2-38 【TEL】082-820-0800 【従業員数】80名
【URL】http://www.himawari-sika.com

※朝礼見学可能(詳しくは気軽に問い合わせを)






《 編集部より 》
今回お邪魔した「D・Uコダ」さんと「ひまわり歯科」さん。両者に共通して感じたのは、元気な挨拶と明るい雰囲気で、伺うこちら側が気持ちよくなれるということ。朝の多忙な時間に全従業員を集めて行う朝礼は、「時間を割く」という意味ではデメリットと捉える人もいますが、朝礼の内容次第では、両者のように対お客様、対患者様へのホスピタリティーとしてかけた時間以上の価値を生んでいるようです。あなたの会社の朝礼も、工夫次第で今より大きな何かを生むかもしれませんね。






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