ドクターに聞く!働くオンナの病気読本

働くオンナの病気読本


夏風邪、熱中症、食中毒etc…
暑くなる季節は気をつけなければいけない病気もたくさんです。
特に日々忙しく働く女性は、夏場ならではの気持ちの落ち込みやクーラー病など
この季節に負けないカラダづくりや予備知識が必要になります。
今回は、専門のドクターに様々な病気についてわかりやすく解説してもらいました。




口内炎



治りそうでなかなか治らない
触れると痛い!食べ物がしみてつらい!


 「口内炎」ができてつらい、という経験をしたことはありませんか?口内炎とは、口の中の粘膜に起こる様々な炎症の総称です。口内炎はウイルスなど、体調不良・体力低下やストレス、栄養不足などによって口の中に炎症が起こり、痛みや食事時にしみるといった症状があります。


口内炎の対策・症状

口内炎の種類

 口内炎の原因はさまざま。耳鼻科的見地から比較的多くみられるのが以下の病気です。
感染性口内炎:ヘルペスウイルスやカビが原因になることもあり、そのほかにも夏風邪の手足口病やヘルパンギーナの原因のコクサッキーやエンテロウイルスなども口内炎がみられます。舌のカビは舌に白いコケのようなものが生え、斑点状になります。「カンジダ」とは、お口の中に常在するカビの一種で、健康な時には問題ありませんが、病気などで抵抗力が弱まっている時に症状があらわれることがあります。
アフタ性口内炎:もっとも一般的な口内炎です。径数ミリ程度のもので、周囲が赤くなるタイプのものが一般的。また再発しやすいのも特徴のひとつです。ほとんどの場合は何もせず経過を診るだけで、自然に治るのでそれほど心配はありません。ただし、何回も再発する場合は軟膏やうがい薬を使用します。
舌痛症:舌が「ピリピリ」「ヒリヒリ」するような感じの痛みが続いたら、舌痛症かもしれません。見た目、検査で異常が認められないにも関わらず、舌に痛みや違和感がある症状をいいます。
ドライマウス:唾液の分泌が減って、口の中が乾き、さまざまな不快な症状がおこります。主に50歳以上の女性に多くみられる疾患です。
鉄、亜鉛、ビタミン欠乏:鉄や亜鉛などのビタミン不足も、口内炎の一因となりえます。これらの栄養素は、どれかを多くとればよいというものではなく、どのビタミンも鉄や亜鉛もそれぞれをバランスよく摂取しなければ効果は上がりません。
刺激性口内炎:歯や喫煙などが原因で口内炎を繰り返すこともあり、同じ場所で口内炎を繰り返す場合には早期に相談が必要です。
 仕事による過労やストレス、病気(風邪など)で体力が低下している時は口内炎になりやすくなります。形がおかしい、コケが多い、舌が赤いなど、いつもの口内炎と様子が違うようでしたら一度、医師に相談しましょう。


今井-崇勝-院長


今井耳鼻咽喉科







若年性認知症



外傷や出血など脳への直接のダメージで
発症する割合が大きい病気


「自覚のない物忘れ」は要注意!

 自粛期間中に流れた再放送番組に戸田恵梨香さん主演の若年性認知症のドラマがありました。これを観て高齢者の病気だと思っていた認知症を身近に感じ、気になった方も多いのではないでしょうか?例えば『朝の食パン、トースターに入れたままだわ!私認知症かしら?』なんて思っても大丈夫。でも、トースターを覗いて『あら?誰がパン入れたのかしら?』と思ったら要注意かもしれません。


若年性認知症の基礎疾患の内訳

認知症と
若年性認知症の違いとは…?


■認知症とは?
 脳が何らかのダメージを受けて機能が低下し元に戻らない状態。
■若年性認知症とは?
 65歳より前に発症した認知症。
■なぜ区別するの?
 仕事や家庭で現役の人が多いからです。子育て中の人もいます。就労支援など高齢者とは異なる制度や支援が必要となります。


自粛生活で-脳が衰えない-ために

原因と症状の特徴

■原因は?
 様々ですが、脳に大きな損傷が起きると認知機能は低下します。老化で起こりやすいアルツハイマー型認知症よりも、交通外傷や脳梗塞など脳への直接のダメージで発症する割合が大きいです。
■どんな症状で気付くの?
 物忘れやミスが多い。「自覚のない物忘れ」です。若年発症の場合、職場の人に指摘され発覚したということもあるようです。
■何科にかかればよいの?
 まずは「物忘れ外来」「認知症外来」が良いでしょう。そこから、大きな病院へ紹介ということもあります。持病のある方は主治医に相談を。


私たちが気を付けることは?

 将来のアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症などを予防することにもつながりますので、生活習慣病の予防、アルコールの多飲などの生活を改めるのもいいと思います。今から脳を大事していきましょう。

最後に…

 若年発症の方たちは偏見と闘いながら闘病しています。自分がなったら…と心配するだけでなく、今闘病中の方々への理解をまず深めていきましょう。


中村--友美-理事長


ナカムラ病院







気管支喘息



発作的に咳や痰が出て、
ゼーゼー、ヒューヒューという音を伴って
息苦しくなる気管支喘息。


その症状、気管支喘息かも!-

男性よりも
女性に多い気管支喘息


 気管支喘息は子供に多い病気と言われて来ましたが、大人も近年頻度が多くなっておりまして、1960年には1%ほどでしたが、現在小児で10%以上成人でも6〜10%の方が喘息です。小児は男児に多く、思春期以降は女性が多くなり、発症は小児では乳児期、成人では中高年以降が多くなります。世界的に見ると先進国に多く、寒冷地より温暖地に多い傾向にあります。
 気管支喘息は、気道の慢性的な炎症がベースにあって時に気道狭窄を来たす病期です。また、気道が普通以上に過敏になっており、弱い刺激で咳反射が出たり気道が収縮します。気道の炎症の原因は多くがアレルギー反応であり、ハウスダストやダニや花粉など抗原が原因となったり、ウイルスやタバコ、大気汚染などが原因となったりします。まず、喘息かなという特徴的な症状は、夜間から明け方にかけての咳込み、喘鳴、呼吸困難です。中には咳のみが症状という咳喘息も多いですから、長引く咳には注意してください。


喘息_img

小児と違い、成人の治療は
重症度によって異なります


 診断としては、まず喘息以外の病気を除外してから呼吸機能検査や呼吸抵抗検査、呼気中に含まれる一酸化窒素の測定などで総合的に診断していきます。治療の主流は、吸入ステロイド治療です。慢性的な炎症を抑えて、気道の狭窄を未然に防ぐ強力は力があります。しかし、それでも発作と呼ばれる急激な気道の狭窄や気道が過敏な状態となって咳き込みが止まらない状態になることがあります。そのような時はステロイドの点滴や内服といった全身投与や気管支を拡張させる薬剤の投与が必要になります。気管支喘息は、小児と成人の治療が少し違うところもあり、重症度によっても治療が異なります。以前は、喘息発作は病院やクリニックで点滴、吸入する場面をよくみかけたものでしたが、最近は吸入治療の普及であまり発作が起きなくなり、喘息で亡くなるケースも以前と比較して3分の1以下に減少しました。しかし、頻度が増加してきたことと、成人では中高年以降の発症が多く、特に高齢者に重症な方が多いため、注意が必要です。医師が処方した内服や吸入を勝手に中止すると自分でも気付かないうちに気道の炎症が強まり、呼吸が苦しくなった時にはなかなか薬が聞きにくいほど悪化する場合がよくあります。
 当院では、気管支喘息の診断や治療効果がわかる呼吸抵抗・機能検査や呼気NO測定器などをそろえております。診断はもちろんのこと、治療効果の判定も可能です。また喘息か肺気腫かなども鑑別が出来ますし、禁煙の指導もやっております。咳や呼吸困難の原因が他にないか検査する採血、レントゲンやCTも完備しております。また、皆様がいつでもかかれるかかりつけ医として、当院にご来院してみてください。


安武--美紀院長


楽々園内科







大人のニキビ



大人になっても、繰り返し出る
ニキビに悩んでいる方は、
実はとっても多いのです。


大人ニキビの治療法

治りにくいニキビのお悩みは
あなただけではありません!


 最近、ニキビの患者さんのご来院が多く、皆さんとってもお悩みなのだと実感しています。ニキビ肌といえば思春期の脂っぽいお肌の印象があるかもしれませんが、全体は乾燥肌だけれども、部分的にニキビが出続けるお悩みのある、大人ニキビのご来院が増えています。20代から30代の方に多く、40代の方にもみられるお悩みのようです。また、マスクを常につけざるを得ない生活で、マスクによる刺激性の皮膚炎や、ニキビの悪化がみられる患者さんも増加していますが、大人ニキビの患者さんは基本的には乾燥肌の方が多く、さまざまな刺激に弱い敏感肌の方が多いのも特徴です。
•これまでニキビ治療をうけたことがあるが、ニキビが良くならない。
•ニキビがあるが、どこで相談したら良いかわからない。
•顎のニキビが治らない。
•ニキビが出続ける。
•乾燥肌や敏感肌なのにニキビが出る。
などでお悩みの患者さんに毎日のようにご来院頂いています。


ニキビ_ビフォーアフター

ニキビの治療法は、確立されています。

 ニキビは治療法も確立されているにもかかわらず、多くの方が悩まれていて、皮膚科学に基づいた指導を受けておられないこともあるようです。当院では基本的なことをしっかりとさせて頂いていますが、初めての診療、指導方法だったと喜んで頂くことがしばしばです。
 患者さんお一人お一人に適切な治療をさせて頂くために、スキンケアの方法、使用しておられるスキンケア用品などについてもしっかりとお聞きし、患者さんのお肌環境を把握した上で診療させていただきます。その上で、国際的にも標準となっている治療を、保険診療の範囲から始めさせていただいています。ニキビ治療はここ10年ほどで大きく変わってきており、適切なお薬を使用することで、今あるニキビを治すだけでなくニキビのできにくいお肌に導くことが出来るようになっています。
 当院ではニキビのメカニズムからお話し、スキンケアからお薬による治療、自費治療もふくめてスタッフが丁寧にご説明して、治療をきちんと継続していただき良くなって頂くよう努めています。まず標準的な保険診療を基本として治療させていただきますが、処方薬でのニキビ治療は敏感肌や大人ニキビの方には副作用も強く出ることがあり、自費治療も含めて幅広くご提案して、ニキビのできにくいお肌を目指すだけでなく、キメの整った美肌を目指しています。


身原-京美-院長


身原皮ふ科・形成外科クリニック







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