withコロナと生きる。

withコロナを生きる。


コロナ禍にあっても、笑ってたくましく日々を過ごしていくために
tomato読者の声を集めました。働き方、人生観、特別定額給付金の使い道etc…
広島の働く女性たちのリアルな声を聞いてみてください。




Q01


Q002


Q003


Q004-005






withコロナの心理学


新型コロナウイルス感染症による、いわゆるコロナ禍は終わりが見えず
「買い占め」「自粛警察」「デマ」「風評被害」など
連日報道でも不安になるようなマイナスワードばかりが並びます。
それでも、私たちはwithコロナの時代を生きてゆかなければなりません。
そこで今回は、鳴門教育大学大学院の浜崎隆司教授に、コロナ禍における
心理メカニズムやこれからどのように日々を過ごせばいいかの心構えをお伺いしました。
自らの心を知り、心を整え、心安らぐ日々を過ごしていただければ幸いです。




浜崎隆司教授


マスクやトイレットペーパーの買い占めはなぜ起きたの?

 人には、だれにも生命や生活を持続させたいという生存欲求があります。マスクは生命を守るため、トイレットペーパーやオムツは生活を確保するための必需品です。まずは自分や家族の生命や生活を守りたいという人間本来の欲求を満たすために、危機を感じるような状況では、必要以上にものを買い占めてしまいます。また、「マスクが品薄になる」という情報を、多くの人は「マスクは品薄になっても、いずれ品薄は解消されることはわかっているけれども、自分以外の人はマスクが今後品薄になるというデマの方を信じて買い占めるだろう」と考えるのです。自分は正しい、周りの人は判断を間違えると考える心理です。実際に店頭に行くと行列ができている。そこで「念のため」と購入する。するとさらに品薄になり、さらに不安になるのです。「マスクはコロナ対策に効果的らしい」という口コミよりも、「マスクが売れていて品薄らしいよ」という口コミによって、何としてでも手に入れなくてはという気持ちに拍車をかけます。
 いずれも自分を安心させるための行為ですから仕方ないのかもしれません。


買い占め_img


「自粛警察」と呼ばれる人々の行動は何が原因なの?

 心理学では、どんな行為でも何かを満たそうとして行動します。自粛警察の場合には、認められたいという欲求と楽しみたいという欲求が働いているように思います。コロナ禍の中で、自分は行動を自粛しているのに、自粛していない人を見ると、相手をなんて自己中心的な人だとカチンときます。自分は、やりたいことも我慢している不公平感が生じ、イライラが生じます。このイライラは、ルールを守らない人のせいだと思い込みます。
 このような場合、自分は正しくて相手は間違っているという考えが強いと、不謹慎だと自らが判断する人を見つけたら、注意しなくてはという心理が働きます。そして同時に自分は、世の中の代表で正しいことをしていると評価してほしいとか、他人を責めるための理由づくりをしっかりしています。「私がやらねば、だれがやる」という強い意思が働き、警察官的な対応が生じます。この場合正義感が強い人もいます。
 問題なのは、自粛警察の行為が犯人探しのゲームのような快感になっている場合です。コロナ感染者が発表されると、誹謗中傷を目的に名前や勤務先等を特定しようとやっきになります。本人はゲーム感覚はなく、あくまで「犯人探しこそが正義」という考えから、正当な行動を行っているように自覚しています。しかし、犯人探しは、自分に害がないと思えば、いつのまにか楽しい行為となっています。つまり、正義感という後ろ盾をももらって、みたされない心を充足しようとしているだけなのかもしれません。


自粛警察_img


デマや風評被害ってどうして起こるの?

「コロナは致死率20%、感染率90%」「熱いお湯を飲んだらコロナは防げる」
 根拠のないデマに踊らされるわれわれの心理とはどのようなものでしょうか。現在の風評の特徴はSNSです。風評の背景にはまず不安があります。そこに怒りの感情が加わり、人の心を傷つけるひどいデマや風評が発生しやすくなります。大半の人が薄々デマと感づいているのですが、偏った知識のために、冷静な判断ができず、不安と怒りの感情を優先させてしまう。それが、デマを「信じる」方向へと誘導されてしまうのです。
 とくにSNSに依存しやすい人は、あいまいな認識のままだと不安なので、自分の思い込みを「いいね」で評価してくれる仲間を探します。この仲間は、本当の仲間ではないのですが、誰かと自分の思い込みを共感すると、いっそうデマや風評に拍車がかかります。この手の人は、いくら「根拠がない」「間違っているよ」と周りから言われても、自分の信じたものをかたくなに守る傾向があります。


SNS_img


感染の不安、周りの目、先の見えない将来…
どういう気持ちでこれから過ごせばいいの?
感染の危険性がある社会で人との付き合い方を
どのように工夫すればいいの?


 まず自分でコントロールできることとできないことを区別する。「外出自粛」要請が出されているとします。これは、自分の力ではコントロールできません。ですから、外にでれないと悩んでも仕方ないので、心の外に置くこと。そこで家にいて自分でコントロールできることとは何か考えてみてください。ここで人は2つの方向に分かれます。一人になってずっと不安を抱えてイライラを抱えてすごすのか、今までになかった時間の過ごし方をして楽しむのか。
 「外出自粛」モードはこれからもかなり長く続くことが予想されます。人間関係が制限されます。実は人の幸せは、人間関係と大きくかかわっています。個々の人との付き合いは人の幸せの基本要素で、人間にとって、もっとも重要な活動が制限されるということです。人の悩みは、99.9%人間関係といわれています。人間関係が良くなると、99.9%幸せになります。ですので自宅にいても人間関係が可能は方法を考えてみましょう。
 自分が家の中にいて家族以外の他人とのコミュニケーションをとる方法の1つは、SNSです。SNSは、ただしくコントロールできれば有効な手段です。例えば、普段あまり連絡しない人に「コロナで大変な世の中になってきたけど、最近なにしてますか?」と連絡してみてください。ずっと気になっているあの人、小学校のころの遊び友だち、けんか別れした元彼、遠いところで自宅療養しているおばあちゃん、アドレス帳の1番の人、高校の時のあこがれの先生、旅先の食堂であった親切な店のご主人、等々が対象です。別に要件はなくてもかまいません。まずは、5人くらいに同時に発信してみてください。同じメッセージでかまいません。返事のあるなしは気にしないでください。自ら発信することに意味があります。たぶん2~3人は返事がかえってきます。それでもドキドキしますね。
 返事が返ってきたら、相手が返してきた内容に話の焦点を置き、深く共感しながらプラスの言葉をそえて、できるだけ早く返信してください。早ければ早いほうがいいです。ふだんSNSを利用していない人ほど、孤独になっていますから、あなたのメッセージは、ものすごく心躍るメッセージになるはずです。
 そうすることにより、誰かと繋がっていることが感じることができます。大変な時期だからこそ、一つひとつの関係性を見つめて自分の人間関係について考察してみるのもいい機会ではないでしょうか。未来がどうなるのかを不安を感じるよりもまずは行動!今自分が考えられるHAPPYなことを簡単なことからやってみること。


コミュニケーション_img


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