働く女性の『今』、そして『これから』。

2021_02_働く女性の今

コロナ禍を経て、働く女性の意識が少しづつ変化しています。
働く女性が今後コロナと共存していかなくてはいけない社会において、
不安を感じていることや働き方・考え方への彼女たちの変化をレポート。
また出産・育児との両立や働く女性のキャリアアップなど、
もっと働きやすい環境にしていくためにはどうしたらいいのでしょうか?
これからの時代につなげるヒントを探ります。


Q1



Q2-Q3



Q4-Q5



Q6-Q7-Q8


[ 編集部より ]

ほとんどの方がこれからの働き方や生き方に不安を抱いている現状が見えてきましたが、一方で新しい働き方を受け入れる声やさらなるキャリアアップを目指す声、別の仕事を始めようとする声など、“変化”に対応していこうとする力強さも感じられます。ただ、多くの女性にとってコミュニケーションや相談相手は必要不可欠。コロナ禍にあっても、そうした時間や存在の確保は重要と言えそうです。



コロナ禍を生き抜く-女性リーダーたち

長い人生、悩み立ち止まることは誰しもあるもの。
そんな時、勇気を与えてくれるのはメンターの存在。
今回は広島で活躍する3人の女性リーダーに、
コロナ禍をしなやかに生き抜くための教訓、仕事観などをお聞きしました。




田村-洋子さん



過程や努力を認め、小さな変化もキャッチ
自分自身も視野の拡大、スキルの向上を


田村洋子さん

 番組の広報宣伝とホームページ、ウェブマガジン「ひろしまリード」の運営などを統括する田村さん。結果が重要、でも努力に対してはしっかり褒める。そのためスタッフが進行中の仕事をそのプロセスも含め常に把握するようにしています。また、相談を受けたときは最初から答えを示すのではなく、考えをまとめるためのサポートを心がけます。ゴールに対するアプローチが正しいかどうか、自ら気づくきっかけを与えるのが田村流です。
 コロナ禍にあっては、在宅勤務など働き方も大きく変化。業務内容と進め方を見直し、無駄と非効率が解消されたメリットも感じていると話します。ただ、出社して顔を合わせ、空気を感じながら横の連携で進めていくこれまでのやり方と異なり、リモート環境では自発的な行動と意思疎通のための言語化力の向上が必要だと実感しているそう。「ジョブ型雇用が進む中、それに対応できるスキルの習得も必要と感じています。ですが、働き方が変わる中で女性の働き方も多様になっていくのは良いことですね」と田村さん。


[ 私なりのリーダーズポイント ]

自己肯定感を高めてあげる
悩み相談を受けた場合、田村さんから見たその人の強みに加え、これから身につけたらもっと自信がつくであろうスキルのアドバイスも。また、彼女自身も多方面の学習をして視野を広げるようにしています。

女性ならではの気づきを大切に
働き方やキャリア形成に悩むことも多い女性。小さな変化や隠している感情に気づいたときには、仕事以外のたわいもないことを話しかけます。「子育ての中で学んだことかもしれませんね」と田村さん。



樋山-めぐみさん



院の向かう方向をスタッフ全員に周知
そのためにも丁寧な人間関係を構築


樋山-めぐみさん

 通常の診療をはじめ、口腔内疾患や生活習慣病、フレイル予防の啓蒙活動を院内外で行うひまわり歯科。これらの取り組みへの理解をスタッフ全員に浸透させるのも樋山さんの役目です。また、院では早くから女性の活躍推進に力を入れてきたため、子育て中や介護中のスタッフへの助け合いや多様な働き方の体制は整備済み。こうした中、産休育休中もSNS更新などの事務業務を請け負い、産後3ヶ月で現場復帰した立場から「仕事が好き、頑張りたい人はいろんな形で仕事ができる」というより多様な空気感を醸成するロールモデルでありたいとも話します。
 「コロナでは人の生活が一気に変わり、昔の当たり前は簡単に変化しうるものだと実感しました。働き方も〝○○が当たり前〟という考え方は減り、それぞれが自分にとって最良の形を考えていくことが求められてくると思います」。仲間から刺激もたくさんもらうという樋山さん。そんな仲間に信頼してもらえるよう、自分をより高めていきたいそうです。


[ 私なりのリーダーズポイント ]

新人スタッフの仕事はこまめにフィードバック
「まだ慣れてないからここまででいいか」と最初に甘い基準にしてあとから基準を上げると苦しくなるのは本人。基準を下げることが優しさという考えではなく、本人が患者様や周りのスタッフから評価されるにはどう教えるべきかを考えることが優しさと考える樋山さん。新人を注意する際にはその教育担当の先輩も一緒に、具体的に注意したり指示を出すように心がけています。

仕事をする前に相手の良いところを知る
立場上どうしても上になるため、注意をすると相手が心を閉ざしがちに。これを解消するべく仕事をする前には相手の良いところを知り、人間関係を構築しています。



原田-愛子さん



円滑な業務のために話し合える関係づくりを
女性ならではの視点で問題提起も


原田-愛子さん

 ホームページやSNS・チラシを活用したお客様とのご縁づくりを担当する原田さん。また、新卒の採用担当として、インターンシップの企画・運営や面接も彼女の大切な役割です。仕事や教育においては、とにかく話し、互いを知り、安心して話せる関係づくりを心がけます。気になることを言い合える関係になっていればこそ、トラブルも未然に防げ、会議でも活発な意見交換ができるそう。そんな原田さん、最も社歴が長く、かつ産育休を経て正社員復帰をした女性として、就活生や若手の女性スタッフからは10年後、15年後を考えるひとつのモデルになっているようです。
 また、原田さん自身も「コロナ禍でチームメンバーと知恵を出し合い協力したことで、この会社この仲間で働ける喜びを再確認しました。しばらく先にと考えていた昇進試験にチャレンジするモチベーションにもなりました」とより高みを目指します。今後は販促はもちろん、教育やキャリアの制度も拡充させ、会社を担う若者を多く採用・育成していきたいと話してくれました。


[ 私なりのリーダーズポイント ]

女性ならではの視点で提案
事前準備をすることで会議時間を短縮したり、定時以降に行われていた会議を定時で終われるように時間変更する等、男性ばかりの環境でなんとなく続いていた習慣に改善提案。「結果全員に喜ばれました」とのこと。

自身の経験をもとに、働きやすさを試行錯誤
人によって価値観が異なる中、妊娠を機に営業サポートの仕事をはじめ徐々に販促・採用業務がメインになった自身の経験をもとに、みんながそれぞれに働きやすくなるように、試行錯誤しています。



後輩への「エール」&リーダーとしての「やりがい」

女性の活躍推進に対する社会的機運が高まっている一方で、
いざ社内で行動を起こそうとすると、
「リーダーになりたがる女性が少ない」といった壁を感じるという
悩みを抱える企業も多いようです。
実際、「仕事と家庭の両立が困難になる」「責任が重くなる」
「自分には能力がないと思う」といった理由で
リーダーになることを躊躇する女性は多く存在します。
一つの契機となり得るのは、
女性自身に意欲とスキルを持ってもらうことではないでしょうか。





●営業部 マネージャー/N・Uさん(40代)



女性はライフステージによって人それぞれ仕事にかけられる時間や労力が異なるので、チームの力で100%を目指すことが大切だと思います。私もチームを信頼し頼っています。女性が仕事を続けるためには、自分にできないところを補ってくれる人を見つけることが重要。


●代表/cocoさん(40代)



美容師なので、お客様に直接触れる職業なのですが、お客様が安心してお時間を過ごしていただけるように配慮しています。福祉施設に出張美容も行っているので、スタッフには、コロナ禍の中でどこにも行けないお年寄りの楽しみは、髪を整えたり綺麗にする事、仕上げを大女優のように、こんな日常の中で、非日常を演出してあげれる私たち美容師はとても素敵な仕事だから、頑張ろう!と話しています。


●営業部 主任/T・Fさん(30代)



リーダーとして一番嬉しい瞬間は、部下がお客様に評価された時。部下に仕事を任せる難しさは常に感じていますが、「仕事を手放す勇気」がリーダーには必要だと思っています。そして部下が失敗した時にはその原因を一緒に考える…そんな経験がリーダーも部下も成長につながるのでは。


●総務課 課長/J・Oさん(50代)



価値観の違いを受け入れるかどうかが、管理職としてやっていけるかのポイントになると思います。そして常に学ぶこと、現状に満足せずに向上心を持つこと。恐れず発言すること。質問することを大事にしています。管理職だからこそ見えるステージもあるので、是非チャレンジしてみて!


●技術部 設計課 チームリーダー/N・Wさん(30代)



仕事が好きと言うよりも、仕事をしない人生って面白くないなと常に思っています。そしてそこにリーダーとしてのやりがいがあればなおいいと。悩んだり立ち止まったりすることも多いけれど、その度に成長している自分を感じています。仕事は持久走、体力をつけて走り続けましょう。


●総務経理課 課長補佐/R・Mさん(40代)



『自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない。心を見て結果を見ない。そうすれば人は必ず集まってくる。』吉田松陰の言葉ですが、この言葉を胸にリーダーとしての自身を磨くようにしています。「大器をつくるには、いそぐべからず。」です。


●商品管理部 チーフ/K・Sさん(30代)



リーダーとなって自分自身成長したなと感じています。土俵に立たずにいろんなことを言うのは簡単だったと。私が後ろにいることで安心感を与えられるようなリーダーでいたいなといつも考えています。目の前にある可能性を潰すことなく、どんなことでもトライしてほしいと思います。



もちーと


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