いまさら聞けないお金のあれこれ…教えて！マネーの賢者

ついに始まった新NISA、
そして日経平均株価の4万円台突破、
さらにマイナス金利解除と、
お金の話題に事欠かない2024年上半期。
でも実際「よくわかってない…」
「ついていけてない…」なんて声も。

そこで、いまさら聞けないお金のあれこれを
4人のマネーの賢者に聞いてみました。

次はあなたがマネーの賢者になる番です！

「将来に備えるには資産運用を始めた方がいい！」「新NISAを活用して投資を始めていきましょう！」そんな言葉をここ最近は耳にする機会が増えてきました。新NISAや投資を始めた方がいいのか？それは個人の状況や目的によって異なりますが、これからの長い人生をより充実させていくためには、やはりお金が必要です。老後資金や教育資金はどのくらい必要なのか？今後の将来をどう過ごしていきたいのか？を考える必要があります。その中で貯蓄をしていこうと思ってもご存知のように、日本は超低金利が続いており、銀行にお金を預けてもほとんど利息が付かずなかなか増えません。また、近年の物価上昇によってお金の価値は目減りしています。こういった状況を踏まえご自身のライフプランを考え、将来必要なお金について、新NISAや投資を活用しお金に働いてもらうことが不可欠だと思います。

マイナス金利とは、民間の金融機関が日本銀行に預けている預金金利をマイナスにすることです。日本銀行に資金を預けたままだと金融機関が金利を支払わなければならなくなるため、投資や企業融資に資金を回すように促し、経済の活性化とデフレの脱却を目指して始まりました。これが先ごろ、昨今の物価上昇（インフレ）と大企業の高い賃上げ率を受けて、17年ぶりの利上げが決まったのです。とはいえ、マイナス金利解除による私たち市民への影響は限定的と見られています。例えば普通預金の金利。これは生活にプラスですが、これまで0.001％だった金利が0.02％に上がったところで、預けている金額によってはさほど恩恵を感じることはないでしょう。一方、住宅ローンを組んでいる方には金利の引き上げはマイナスに働きます。しかし、これも当面は大きな影響はないという見方が大勢です。マイナス金利解除によって、円高に振れることも期待されましたが、これも円安基調が続いています。

家計の支出の中でも毎月支払う「保険料」の出費は思いの外、大きな割合を占めることが多い傾向があります。まずはご自身が加入されている保険を下記の観点からチェックしてみましょう！
①結婚、出産、住宅購入などのライフステージに変化があった場合は、現在のライフステージと保障内容が合っているかどうかを確認しましょう。気づかないうちに過不足が発生している可能性があります。
②インターネットで、何でも情報が入る昨今、複数の会社や商品から比較検討するのが保険選びの主流になってきました。1つ保険会社で加入されている方はぜひ複数の保険会社の商品から比較をしてみましょう。
保険は定期的な点検をすることで、不要な出費を抑えることができます。それが結果的に貯金を増やすことにもつながりますので、一度、確認しましょう！

円安というのは、円の価値が外国通貨に比べて低下している状態を指します。この状況が続くと同じ額のお金でも以前に比べて少ない量の商品やサービスしか購入できなくなり、生活コストが上昇するため家計を圧迫します。お金の価値が下がらないようにするためには、円安の影響を受けにくい海外の資産や輸出関連の企業への投資をすることで資産増加の機会を見込めます。海外の資産は円高や円安に左右されにくいため、通貨リスクを分散させることができ、得られる収益は将来的な家計の安定や資産の増加につながります。特に今年からスタートした新NISAを利用した投資は税制面で有利なため、効率的に資産を増やすことができます。そして、投資において重要なのは為替市場の変動に振り回されず、着実な成果を長期的な視点を持つことが大切です。