ガイダンスが済むと、早速皆で展示室内へ。
一つ目の作品は風景画?です。
まずは遠くからしばらく眺め、次に近くから鑑賞します。
その後、アートナビゲーターが司会進行役を務め、参加者によるおしゃべりスタートです。
「色彩のコントラストが印象的。」
「橋があったり木々が剪定されていたりするので、手入れされている人工的な公園を描いた作品ではないか?」
「歩きながら見ると、湖面が動いているようで面白い。」
「絵の上半分は春夏、下半分は秋冬の景色のようで、四季を感じる。」
など、さまざまな観点から活発に意見が飛び交います。
これが想像以上に面白い!
自分では考えもしなかったような意見がたくさん出てきます。
知らない人の前で意見を言うなんて恥ずかしい…と思うかもしれませんが、
適宜、アートナビゲーターが「どこらへんからそう感じましたか?」「どうしてそう思いましたか?」などと話を引き出し、うまく要約してくれるので、素朴な感想も口にしやすいです。
30分程度話し合い、二作品目の絵の前に移動。
同様に各々で鑑賞した後、再びおしゃべりが始まります。
こちらもさまざまな意見が出てきました。
「正直この絵をどう受け取って良いか全然分からない。」
という素直な感想もありましたよ。
最後に、参加者全員が二つの作品や会全体の感想を言い合い、お互いの意見を尊重するあたたかいムードが漂うなか、『いどばた鑑賞会』終了となりました。