良いことも悪いことも続かないから
〝動けばいつか変わる〟が私の信条
働く女性の本音_vol.69_陰山彩佳さん

答えがひとつしかないシンプルさに惹かれ数学そして数字好きになったという陰山彩佳さん。だから、学生時代からラジオは身近な存在ではあったものの、広島FMへの入社は「ラジオの仕事がしたい」よりも「経理の仕事がしたい」という気持ちが強かったそう。17年に営業部に異動した際には、人前も、ましてやそこで話すことも得意ではないため戸惑いはあったと振り返ります。「経理から営業に移ったときには全く別の会社で仕事をしているような感覚で…。ただ、経理の仕事にやりがいを感じる一方で、違うフィールドでも活躍してみたいと思っていた時期でもあり、異動は良いきっかけになったと思っています」と前向きな姿勢が印象的です。
現在は、スポンサーや代理店への企画提案から情報収集など、社を飛び出して1日中動き回る日々。「マージンや制作費を引いて…利益率はいくらで…と、経理にいたのでそんなことをすぐに考えてしまうんです」と笑いますが、街ブラしていても「ここにはこういう提案ができるんじゃないか」とすっかり営業目線。LCCをスポンサーに迎えての企画では、実際にパーソナリティーが飛行機に乗ってお得な旅をレポートしたり、リスナーレポーターを募集してその感想を番組内で伝えてもらったりと、新しい企画にも精力的です。そんな中、昨年は地元の高校生が原稿からナレーションまでを担当して制作した呉市のCMで「広島広告企画制作賞 ラジオCMの部」の金賞を受賞。西日本豪雨の影響で一度は企画自体が中止になるも、「元気に頑張っています」という前向きなテーマで呉市の魅力を高校生の若い感性で存分にPRしました。こうした仕事での大きな励みは、リスナーからの反響。特にそれまで番組にメッセージを送ったことがないリスナーからの投稿は、喜びもひとしおだと語ります。
「営業なのでいつも数字は気になりますが、良いことも悪いこともずっとは続きません。売り上げが上がらないときも〝今はそういう時期〟とわりきり、いつか変わると思って動いています。実際、そうした時期に蒔いていた種が気づけば花咲くこともありますから」。そんな陰山さんの今後の目標は〝楽しい仕事〟。ラジオならではの利点を生かし、自分自身、スポンサーや代理店、制作スタッフ、そしてもちろんリスナー全てが楽しめる企画を作り続けていくことです。
■ 働き女子のカバンと中身

バッグ(TORY BURCH)
フロントのブランドロゴが印象的なトートは、微光沢のテクスチャーが洗練されたイメージを演出。提案用の資料など、とにかくビジネスアイテムが多いという陰山さんは、何でもざくっと入るこの大きさがお気に入りなのだとか。
ヘアトリートメント(DoAQUSH)
もう何年も愛用しているというヘアトリートメントは、フルーティフローラルの香りがお気に入り。美髪成分が毛髪内部まで浸透し、ドライヤーで乾かすと髪の毛をしっとりサラサラにしてくれます。
名刺入れ(BURBERRY)

スケジュール帳&アイデア帳
スケジュール管理はスマホより手帳で。また、アイデア帳はクライアント先でのやり取りや思いついたことをなぐり書きするためのもので、乱雑になってもいいように2冊を使い分けているそう。

ハンドクリーム(L'OCCITANE)
♥ 働き女子に10の質問
Q1:座右の銘は?
当たり前のことを当たり前と思わない
Q2:最近ハマっていることは?
パーソナルトレーナーによる筋トレやゴルフ
Q3:どうしてもこれだけは譲れないことは?
1日1杯は必ずコーヒーを飲む
Q4:行きつけの飲食店は?
お店ではないけど、仲の良い友人宅に頻繁にご飯を食べに行っている
Q5:行きつけのヘアサロンは?
hanasakaya(広島市中区紙屋町2-3-7)
Q6:何フェチ?
においフェチ(洗剤などの良いにおいが好き)
Q7:幸せだと感じる瞬間は?
翌日のことを気にせず寝る瞬間
Q8:無人島に一つだけ持ち込めるとしたら?
メガネorコンタクト
Q9:今一番欲しいものは?
浴びるほどお酒を飲んでも酔わない身体
Q10:10年後は何をしている?
上の方からも下の方からも“可愛がられる”人になりたい