おうち時間の増加で、家庭ごみが増えたという声をよく耳にします。
ごみをいかにして減らすかは、SDGs全体にかかる問題でもあり
私たちの街のため、未来のために
一人ひとりが向き合わなければならない課題です。
2021年の終わりに、私たちはどんなマインドを持ち、
どんなアクションを起こせばいいのか、
今回は、広島市環境局
業務第一課の村本さん・片岡さんにお話を伺いました。
広島市では、紙類・ガラス類・金属類・布類の資源ごみを回収し、西部・北部の施設で選別等を行っています。このうち西区商工センターにあるのが「西部リサイクルプラザ」です。ここでは、安佐北区・安佐南区・東区(旧安芸町)以外の一般家庭から出された資源ごみを処理しています。1日の処理能力は約90トンで、1階にリサイクル品の展示を行う展示ホール、2階に選別ラインがあり、3階が研修室となっています。
物を大切に使うこと、できるだけごみにしないことを啓発していくのも、同施設の大きな役割。施設は見学もできるので、毎年多くの小学生が団体見学で訪れ、機械や手作業で資源ごみを選別する様子や選別ラインを間近に見ています。「正しく分別することの大切さを理解し、それを帰宅後にご家庭でも伝えていただくことで、リサイクルの輪が少しずつ広がればと思います。団体に限らず、資源ごみの分別について気になった方は時間内であればいつでもご覧いただけます」と四辻さん。
また、西部リサイクルプラザには、「シルバーリサイクルショップ」(※下記参照)が併設してあるのも特徴です。再生自転車やリフォーム衣類を販売し、お財布に優しいばかりか、地球にも優しいリサイクル品を購入できます。
なお、西部・北部の両施設では、一般家庭から出た資源ごみの自己搬入も無料で受け入れています。搬入できるのは左記のものです。
◦紙類(新聞、雑誌、チラシ、ダンボール、菓子箱など)
◦金属類(空き缶、一斗缶、フライパン、鍋など)
◦布類(古着、カーテン、シーツ、布製かばんなど)
◦ガラス類(酒、酢、醤油瓶、ビール瓶、ウイスキー瓶、ガラスコップ、割れた瓶、ガラスくず、化粧品の瓶※乳白色及びマニキュアを除く)
自己搬入やシルバーリサイクルショップに立ち寄った際には、ぜひ施設内の見学もしてみてください。そして大掃除などでごみと関わる機会が多いこの時期に、今一度リサイクルについて考えてみてください。私たち市民一人ひとりが少しずつ意識を高めることで、広島の街は未来の子どもたちが誇れる街になっていくはずです。
調理のコツ♪
根菜などの固い野菜は、電子レンジにかけて柔らかくしておくと鍋で煮込む時間が短縮できます。
調理のコツ♪
作った醤油は冷蔵で1週間は保存できます。野菜炒めなど、風味豊かなお醤油として幅広く使えます。