さぁ、勉強にリトライだ!社会人、「学び」に熱中!!

2022_07_社会人、学びに熱中!

学生時代はあんなに
「やりたくなかった」「嫌いだった」勉強を
なぜか最近になって「面白い」と
感じる社会人が増えています。
休日や仕事帰りの時間を使って学ぶことで
ONにもOFFにも良い効果をもたらしているよう。
そんな学びの不思議パワーに着目しました!


はたじょメンバーに聞きました

みんな今、何を勉強してる?

今現在、学び進行中の働く女性はどのくらいいるの?
内容は?時間は?目的は?アンケート結果に注目!


Q15


Q25


Q35


Q44


Q51


Q6


あなたにとって一言で勉強とは?

・ 人生を豊かにするもの。(こっちゃん77)
・ 生きてる証。ボケ防止。(ちー)
・ 人間成長。(mk)
・ 将来叶えたいことに向けての準備。(わせりん)
・ 知的好奇心を満たすもの。(kiko)
・ 自分への投資。(ゆゆ)
・ 有意義な一人時間。(はりねずみの花嫁)
・ 自分を高め続けること。(Vivi)
・ 仕事や生活を充実させるもの。(ホコ)
・ 自分に自信をつけるためのもの。(なっちゃん)
・ 一生続けていきたいもの。(るー)
・ 趣味と実益。(kako)
・ 「自分を満足させる」こと。(さんび)
・ 未知の世界。(りーやん)
・ 生きている限りすべきもの。(Masumi)


私、働きながらこんな風に学んでます!

本や参考書、SNSで『アロマや整体、ベビーマッサージ』を勉強中

子どもとのスキンシップのため、アロマや整体、ベビーマッサージを習い始めました。実際は毎日難しいので、仕事を休めないときの不調を治す、穏やかにすることに役立っています。ベビーマッサージは講師もできるのでいつか誰かの役に立ちたいです。
(かな)


参考書で『投資』を勉強中

資産運用をしている友だちから借りた本を読んで。少しずつ、今からでもできる事を取り入れているので、節約できたりして楽しくなっています。
(たまこ)


講座受講で『心理学』を勉強中

NPO等の、ボランティア活動で傾聴技術を身に付けたいと思い講座を受講したのですが、基本的な心理の部分の知識不足を感じて、基礎から勉強しようと心理関係の本を購入して勉強中です。インプットだけでなく、アウトプットも大切であることがわかり、実践しながら、更にスキルアップできると良いと思っています。
(なおみ)


Eテレ(教育テレビ)の講座で『英語やドイツ語、歴史』を勉強中

英語・ドイツ語・歴史は、もともと好きで、仕事にも活かせるため勉強。Eテレの番組は、気楽に楽しく学べるし、見逃しても配信やPCで視聴できるのが良いです。特に英語・ドイツ語は、海外旅行で役に立ち、外国語でコミュニケーションがとれるとワクワクします。
(まりあのり)


参考書で『FP』を勉強中

将来のお金の不安を感じた為、FPの勉強を始めたところです。知らなかったお金の制度などが分かるので、将来への不安も少なくなりそうです。
(aya26)


オンラインで『ローフード』を勉強中

健康である為には運動・食・睡眠が大事。また健康である為の食の知識は大切で、知らなかったせいで悪い食習慣になっている事が多くあると感じています。
(Masumi)




彼女たちが学び続ける理由
企業としても個人としても常に変化を求められる時代。
危機感に敏感な人ほど早々に学ぶことを選択しています。
行動を起こした末に得たこと、仕事やプライベートに
もたらした変化についてお話を伺いました。


CASE.01:「金融機関で働く」彼女の学び

ビジネスマインド+セルフコーチング

「ビジネスに対する考え方がより具体的に!」

私が学んでいる1つは「ビジネスマインド」。対面で月に一度、ビジネステクニックではなく、お客様から信用、信頼を得て、お客様が望んでいることを考える、この思考を学んでいます。もう1つ、「セルフコーチング」をオンラインで学んでいます。こちらは、自分の棚卸しをして、自分を深く知り、自分をどう活かして行くかについての講座です。これらを学んでいるうち、ビジネスに対する考え方がこれまでより具体的にイメージできるようになりました。
学びを始めたきっかけは、子どもたちが少しずつ大きくなり自分の時間も作れるようになったので、新しいことにチャレンジしたいと思ったことでした。毎朝5時に起きて勉強する習慣をつけ、夜は眠くなったり疲れがあるときは無理せず早く寝るなど、できる範囲で勉強。仕事での検定があればそちらの勉強もしないといけないので心の余裕を持つように意識しています。大変なときもありますが、新しいことをしたいと思ったときにすぐに動けるようになってきたのは学びのおかげだと思っています。



「ビジネスマインド」は一般に、報連相やPDCAサイクルといった仕事の進め方の基本を身につけ、プロフェッショナルとして組織で働くための心構えを身につけます。また、「セルフコーチング」は理想の自分であるために、客観的に自分と対話する力を磨きます。

れなママさん(44歳)

金融機関 一般職
夫と中学生、小学生の子どもの4人暮らし。趣味はゴルフとアロマ。


CASE.02:「サービス業で働く」彼女の学び

フランス語+韓国語

「コロナ禍だからこそ始めた語学の勉強」

海外旅行が大好きで毎年のようにアジアやヨーロッパの国へ行っていましたが、コロナ禍で行けなくなりました。そんな折、SNSを通じてフランスと韓国の友人ができました。これまでも1人で海外に行っていたので英語はそれなりに話せるのですが、フランス語と韓国語はほぼわからないので「今しかない!」とフランス語と韓国語を習い始めました。この歳になってがっつり外国語の勉強を始めることに不安はありましたが、意外にも初心者から習いやすい構成で安心。ちなみに韓国語は知人から聞いて教室へ、フランス語はオンラインで勉強しています。
言葉だけでなく、その国の文化にも詳しくなれるのが語学勉強の魅力だと感じます。学びの中で得た知識は、小学生の子どもたちにも少しずつ教えたりしています。習っているのは日常会話程度なので将来仕事の役に立つとは思いませんが、いろんな国の言葉を話せるようになって、またいろんな国へ行けるようになることが私のモチベーションです。今は海外の友人たちといつか会えるのを楽しみにしている日々です。



テキストを買っての独学やお金をかけずにYouTube、丁寧に学べるスクールに思い切って語学留学まで、外国語を学ぶ方法は様々。特にオンラインレッスンは自宅にいながらできるとあって人気のようです。また、子どもからビジネスまでその目的が広いのも語学の特徴です。

ミライミライさん(39歳)

サービス業
夫と小学生の子ども2人の4人家族。特技は英語と学生時代から続けているテニス。


CASE.03:「不動産業界で働く」彼女の学び

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

「資格があるという安心感と仕事と学びを両立させる充足感」

同期が「転職に有利だから」と資格を取った「MOS」。私自身は転職の予定はないのですが、なんだか焦りのようなものを感じて「MOS」を取得しました。普段から扱い慣れているので、一般レベルの「Word」と「Excel」は少しおさらいしてみた程度で無事合格。取得後も、特に今の仕事に変化があるわけではないですが、求人サイトやwebを見ているとたしかに「MOS」は転職に有利との記載を色々見つけ、それだけで「もし何かあっても私にはこの資格がある」という安心感があります。
また、学校を出て10年以上経ちますが、仕事から帰宅し、食事やお風呂を済ませて勉強をしている自分というものが悪くないなとも感じています。今はもう一つ上のエキスパートレベルの勉強をスタートしています。こちらは普段仕事で使わない機能もあるのでなかなか難しいなぁと思っていて、このままではマズそうなら講座に申し込むことも考えています。いずれにしても受験料含めお金がかかるものなので、体も財布も無理なく頑張っていきたいです。



「MOS」とは国際資格の一種で、マイクロソフト社製のオフィスソフトであるWordやExcel、PowerPointなどの操作スキルを証明する資格です。正式名称はマイクロソフトオフィススペシャリスト。受験方法には全国一斉試験と随時試験とがあります。

YSあーださん(33歳)

不動産会社 事務職
独り身を楽しむ実家暮らし。趣味はカフェめぐりで、最近TikTokにハマり中。






広島県の「学び」の取り組み
リカレント教育が注目されるいま、
学び直しに〝遅すぎる〟はありません

最近「リカレント教育」という言葉を耳にする機会も増えました。「リカレント(recurrent)」とは繰り返しや循環を意味し、リカレント教育とは社会に出た後も必要に応じて教育機関で学び直し再び社会へ出ていくこと、あるいは仕事を続けながら教育を受け続けることを指します。狭義では外国語やMBA(経営学修士)、法律や会計、プログラミングなど仕事に生かすための知識やスキルを学ぶことで、これらはリスキリングと呼ばれます。また広義では、学校教育、社会教育、文化・スポーツ活動、ボランティア活動など、生きがいづくりに通じるいわゆる生涯学習を意味します。リカレント教育が注目されてきた背景には、日本人の平均寿命の伸びやキャリアアップ・キャリアチェンジなどの働き方改革、さらに情報技術の進歩による学びやすさが考えられます。
広島県にもさまざまな学びの場があります。最も身近な地域の学びの場である公民館は、県内では中学校よりも多い数があり、住民の主体的な学びを広島県としても支援しています。また、webサイト「まなびナビひろしま」では、県内の大学等が実施する各校の専門性を生かした講座・講演会や、県・NPO等が実施する現代的・社会的課題をテーマにした講座・講演会をご案内しています(下記参照)。この他、手軽に、自由に、経済的に学べる通信制の放送大学や、希望に沿った条件で講座内容を選べる文部科学省によるポータルサイト「マナパス」にも多くの学びがあります。
社会が大きく変化する中で、改めて学び続ける意義が見直され、学びたいと願う人と学びを提供する人(場)の需要は高まっていると感じています。特にデジタル・ディバイドの問題は、中高齢者には喫緊に必要な学びと言えるでしょう。学んだことを仕事に活かすのか生活に活かすのかは人それぞれだと思いますが、人生100年時代、学びに遅すぎることはありません。どこかであなたに合った学びに出会ってほしいと思いますし、公民館でも大学でもオンラインでも、その間口は広がっているので、是非その扉を開いてほしいと思っています。


大人の学び場のご紹介
まなびナビひろしま
広島経済大学
広島修道大学
比治山大学
広島市立大学
HBMS