快適 ?! 大変 ?! ソロライフSTYLE -スタイル-
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快適 ?! 大変 ?! ソロライフSTYLE -スタイル-
総務省による「令和2年国勢調査」によると、
日本の一般世帯(5570万世帯)のうち、
女性単独世帯(1021万世帯)は18.3%。
20歳以上の女性単独世帯902万世帯のうち、
未婚は312万世帯となり、
これは1985年の調査147万世帯の倍以上です。
さまざまな理由からひとり暮らしをする女性が
増加し続ける昨今、そのライフスタイルは
どのように快適で、また何が大変なのでしょうか。
今回は、そんな女性の「ソロライフ」について考えてみました。
01:「ソロライフ」が 増えている背景
国勢調査をもとに国立社会保障・人口問題研究所が算出したデータによれば、2020年の日本人の50歳時未婚率(いわゆる生涯未婚率)は男性で28.25%、女性で17.81%。2010年の調査と比べると、わずか10年で男性が8.11ポイント、女性が7.2ポイント上昇しており、今後も上昇を続けるとみられています。
この背景には、女性の社会進出の拡大や法整備の拡充、結婚・家族といった価値観の変化があると考えられています。また未婚者の増加以外にも、長寿化によるパートナーとの死別や熟年離婚の増加、ライフスタイルの多様化が「ソロライフ」の人が増えている要因となっているようです。
ちなみに、同じく国立社会保障・人口問題研究所による「第16回出生動向基本調査」では、独身の男女のうち「いずれ結婚するつもり」と答えた人の割合は、18~34歳の男性で81.4%、女性で84.3%。前回調査の男性85.7%、女性89.3%からいずれも減少傾向にあります。
出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ(
https://www.ipss.go.jp/
)
▼ 「ソロライフ」女性に聞きました
Q. なぜひとり暮らしをしていますか?
02:「ソロライフ」のメリット
ソロライフを送るメリットは、なんと言っても自由に暮らせること。いまだ家庭においては家事負担が大きくなりがちな女性も、気兼ねなくストレスなく日々を過ごすことができます。実際、編集部が行ったアンケートでも、自分のペースで自由に行動できることはソロウーマンにとって最も大きなメリットのようです。
また、好きな家に住み、好きなインテリアを揃え、さらに言えば好きな街に暮らすことができるのもソロライフならでは。コロナ禍で見つめ直したライフスタイルにより、新たな趣味や習い事に没頭するのも自由です。加えて、一人で生活しなければなりませんから、自然と多くの経験を積み、自己管理能力が上がることも期待できます。
なお、ソロライフを送る女性は家族などと暮らすよりも幸福度が高いといった研究データもあり、男性よりも家庭外での交友関係が広く、孤立化しにくいとされる女性は、人間関係においてもソロであることがデメリットにはならないと考えられます。
03:「ソロライフ」のデメリット
一方、ソロライフにはデメリットもあります。アンケートでも多かった回答がやはり「寂しさ」。普段は自分のペースで生活できても、特にクリスマスや年末年始などのイベント時には寂しさを感じる方が多いようです。
また、経済面も大きな不安のひとつ。物価高の昨今ですが、ソロの場合、公共料金や食費も誰かと折半できず、交際費もかさみがち。節約や投資の非課税制度を利用して節税対策をしている人も増えている中で、そもそも長く働き続けられるキャリアプランを考えておく必要があります。
健康面も課題です。ソロだと体調を崩して寝込んでも誰も看病してくれません。入院をすることになっても手続きや身の回りのことは自分でしなくてはならないので、日頃からしっかりした体調管理が求められます。超高齢社会の問題とされる孤独死についても、考えておくべき終活のひとつです。
▼ 「ソロライフ」女性に聞きました
Q. 生活上不安や不便を感じていることは?
04:ひとりで生きるために
女性がソロで生きていくためには、月に約15万円が必要とされ、仮に65歳でリタイアして90歳頃まで不自由のない暮らしをするためには、年金を前提にしても1500〜2000万円の貯蓄が必要とも言われます。ソロで生き抜くということは、当然生活費を稼ぎ続けるために働き続けることが前提となるわけですが、やってみたかった仕事が続けていきたい仕事となり、この仕事でもっと成功したいとキャリアアップや収入アップを目指せるのもソロウーマンならではの強みかもしれません。また、趣味がライフワークとして自分自身の財産になっていく喜びも大きく、それが起業のきっかけになることもあります。
ソロ外食、ソロカラオケ、ソロキャンプ、ソロ旅行…、コロナ禍も後押しとなり、近年おひとりさま市場が活況です。ソロ=独りぼっちといったネガティブなイメージはもはや昔のことかもしれません。ただ、自分らしいライフスタイルを貫くには、先々のライフプランまでも見据えることが重要です。
▼ 「ソロライフ」女性に聞きました
Q. ソロライフで「良かった」ことは?
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一人の時間があることで頭の中を整理できる。自分のペースで家に居られるので、その分ストレスフリー。自立できる。(aya26)
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何も気にせず思いつきで自由に行動できる。(utaco)
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好きな物を食べて好きな時に外出したりできる。(HTM)
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料理が楽。自分時間で生活できる。(りんこ)
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お金と仕事以外の時間をすべて、自分の意志で好きなように使うことができること。(よこちー)
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仕事で疲れて帰っても寝ていい。(なっちゃん)
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気ままで自由な時間、自由なお金。(Kay)
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全部自己責任なので変に期待しない。(kiko)
■
人間関係がシンプル。(みい)
■
気を使わない。(かほっこ)
Q. ソロライフで「嫌だった」ことは?
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クリスマスや年末年始などのイベント時には寂しくなるときも多い。(あきばな)
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一人暮らしだから、大丈夫だよね?と急な予定変更(出張、飲み会)を当たり前に言われる事。(ここ)
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通勤など面倒でも誰も迎えに来てくれない(>_<) (ちー)
■
年齢的に、奥さんと呼ばれる(誰の?)(かずほ)
■
体調が悪いときに頼ることができない。(くろ)
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特にありませんが、荷物が多い時は1人で持たないといけない時。(姐さん)
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誰かと共有することも大切だと思ったとき。例えば、美味しい食べ物を食べた時や映画を観終わった後の感想など。(りょう)
■
なんとなく周りの目がいたい。(だんご)
※「はたじょ」調べ (現在お一人で生活されている方を対象)
●調査期間/2023年1月6日〜13日
●年齢/20〜29歳4%、30〜39歳40%、40〜49歳16%、50歳以上40%
※はたじょとは、働く女性ならではのリアルで感度の高い声を活かして、アンケートや体験レポート、モニタリングなどに積極的に参加してくれる女性が集うトマトコーポレーション読者限定のメンバー組織です。
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