お金のプロがアドバイス!今日から始める節約術

2023_07_今日から始める『節約術』

右を向いても左を向いても
値上げ、値上げ、値上げ…。
なのに値上げをカバーできるほど
お給料は上がらない…。今年の夏は、
暑さ以上に家計へのダメージが大きそうです。
ならば、まず取り組むべきは“節約”。
今回は、tomato読者へ
お金のプロがとっておきの節約術を伝授!
ぜひ明日からではなく、
今日から始めてみてください。
はたじょメンバーたちの
リアルな節約情報もあわせてどうぞ。



みんなの節約術


Q1.最近、いろんなものの 値上げを実感している?

Q18


Q2.「この料金が結構しんどい」と感じるのは?(複数回答可)

Q28


Q3.節約をしている?

Q37


Q4.本当は教えたくない私の節約術

◎できるだけ家族と一緒にいてエアコンは一部屋だけにする。(ほこ)
◎お風呂をジムで済ますこと。(HTM)
◎必要のない物をなるべく持たない。コンビニへはなるべく行かない。ネットスーパーで買い物をする。食費はなるべく削らない、など。(まりあのり)
◎スイーツは食べたい時で4割引きに出会えたら買うことにしています。(ゆっこ)
◎飲み水は近所のお店の会員なら無料でもらえるマシンを利用。(しょーろんぽー)
◎とにかく、暗くなっても充電式や電池式の明かりに頼って電気をつけない。(かな)
◎モニターを使って外食する。自分はまだできてないけど、外食モニターをうまく使って節約してる友人がいる。(しろくま)
◎ペットボトルや缶や新聞等をリサイクルするとポイントが貰えるところに持っていってポイントを貯めてます。(うめころ)




※「はたじょ」調べ
●調査期間/2023年6月2日〜11日
●年齢/20〜29歳 3.6%、30〜39歳 32.7%、40〜49歳 38%、50歳以上 25.7%

※はたじょとは、働く女性ならではのリアルで感度の高い声を活かして、アンケートや体験レポート、モニタリングなどに積極的に参加してくれる女性が集うトマトコーポレーション読者限定のメンバー組織です。



プロのアドバイス
値上げラッシュの昨今、少しでも節約したいと思う方は多いはず。
世の中にはたくさん節約術がありますが、どの方法がいちばん効果があるのか、また無理なく続けられるのかわかりませんよね。節約=家計を見直すこと。
今回は、マネーのプロ、FPにぜひ実践してほしい節約のポイントを伺いました。


水道光熱費

▶︎ こまめに「切る」「止める」が基本

いま、お天気の話くらい会話の中に登場する?!光熱費の値上げについて。「ライフラインだから仕方ない…」「熱中症予防のためにも、エアコン代はケチれない」という考えももっともですが、例えば長時間使わない家電製品はコンセントを抜いておくなど、少しずつ節電することはできます。また、1分間に約12リットルもの水が出るシャワーも、こまめに止めるようにすれば水の無駄づかいがなくなります。


光熱費の節約ポイント

[エアコンは設定温度がポイント]
実は、設定した温度になるまで活発に稼働し続け、その間は消費電力が高くなるエアコン。例えば夏は、外が30℃の猛暑日でも、エアコンを28℃の目安に設定するとその差は2℃しかありません。つまり消費電力を抑えることができます。この他、目詰まりしていると冷暖房の効果が下がる=電力を無駄づかいするので、こまめなフィルター掃除や、室外機の周りに物を置かないことも大切です。
[冷蔵庫も設定温度を変えられます]
エアコンに次いで電力を消費すると言われる冷蔵庫。食材が傷みやすい夏は「強」のままでも、外気温が低くなる冬は設定温度を「弱」にするなど、季節ごとに調整してみましょう。

水道の節約ポイント

[水道はこまめに止める]
水道で一番無駄づかいを意識しておきたいのが、蛇口が開きっぱなしになっていないかということ。シャンプーをしている間、シャワーが出っぱなしになっていませんか。その間も無駄な水が流れ続けているのです。また、トイレを流す際の「大」「小」を使い分けるのも意外と大事です。キッチンの蛇口やシャワーヘッドを、節水効果のあるものに取り換えるのもオススメです。

通信費

▶︎ いますぐ見直すべき節約項目No.1

連絡手段だけでなく、SNSや動画、ゲームなど、多様化しているスマホの利用方法。それだけ個人個人で使い方が異なっていると言えますが、だからこそ「昔からなんとなく使っている」プランを見直すことが大切です。また、固定回線(自宅で使用するインターネット回線と固定電話)も、人によっては必要としていない場合もあります。まずは自分が1ヶ月に通信をどれくらい使っているかを把握してみましょう。


通信費の節約ポイント

[格安スマホに乗り換える]
毎月5,000円以上の通信費がかかっているなら、大手キャリアから格安スマホに乗り換えることで、通信費が半額以下になることもあります。「手続きがめんどくさそう」という気持ちはまず捨ててください。格安スマホでも実店舗があるキャリアも増えてきており、気軽に相談できます。
[通信容量のプランが適切かを確認]
データ通信量の上限プランは適切ですか。動画やゲームなどで頻繁に使わない場合、上限が高めのコースにしていると無駄な通信費を払っていることになります。
[フリーWi-Fiの活用]
街には、フリーWi-Fiのスポットも増えてきています。これらを活用することで通信費を節約できます。ただし、フリーWi-Fiはセキュリティの安全性が高くないため注意も必要です。この他、最新機種を本当に使いこなせているのか、必要なのかを今一度考えてみるのもいいでしょう。
[モバイルルーターに切り替える]
固定回線ならプロバイダーの乗り換えや、自分自身に必要な通信速度や通信量に支障がない場合なら、モバイルルーター(持ち運び可能な通信機器)に切り替えることも節約に効果的です。


藤井一人さん
ウェルス クリエイト
藤井 一人 さん

ファイナンシャルプランナー。セミナー講師(高校生のための50代で1億貯める投資術・長州力さんと佐藤けいさんと学ぶ「お金の学校」・ワンランクUP 女性のためのマネーセミナー他多数)としても活動し、紹介を通じて年間600世帯のお客様との面談実績を持つ。



日用雑貨費

▶︎ こだわりのない消耗品なら安いものを購入

シャンプーや歯磨き粉、洗剤など、特にこだわりのない日用品なら最安値の商品を購入しましょう。買い物も回数が増えるとついつい無駄買いしてしまうので、できるだけまとめ買いをすると良いですね。まずは我が家の日用品リストを作成し、必要量を把握してみましょう。それらで生活が回っているなら、新しい商品は必要ないということです。


日用雑貨費の節約ポイント

[詰め替え用は単価計算を]
シャンプーや洗剤は詰め替え用を買うとお得ですが、通常ボトルが特売になっていることもあります。100㎖あたりの単価を計算し、割安な方を選びましょう。
[洗剤は賢い使い方を]
油がついている食器はあらかじめ油分を落としたり、お風呂のスプレー洗剤はスポンジにの方に含ませるなど、使い方を見直すことで洗剤類の節約になります。

食費

▶︎ 安い&ボリュームのある食材でやっぱりまずは自炊が基本

食費は月収の15%程度に収めるのが理想とされています。まずはご自身の食費がこの割合に収まっているか確認してみましょう。また、自炊のために調理しなければならない食材よりも、レトルト食品や加工品などを購入する人は食費がかさみがちです。


食費の節約ポイント

[買い物前には冷蔵庫チェック]
重複買いや、それに伴い賞味期限までに使えず食品ロスを招くおそれがあるので、買い物前には冷蔵庫をチェックするのがオススメです。余分な食材を買わないことは、冷蔵庫の余分な電力を使わないことにもつながります。
[家計に優しい食材をチョイス]
家計の優等生と言われる卵も値上がりしていますが、キャベツ、ニンジン、玉ネギ、ジャガイモ、モヤシ、さらに鶏胸肉や豚こま肉など、経済的でありながら汎用性も高く、かつボリューム感のある食材もあります。ぜひこうした食材を調理に活用してください。


夏山豊起さん
Life Choice
夏山 豊起 さん

全国各地で社会人や子育てママ向けの講演を実施し、子育て世代を中心に年間約500回の面談を行う大人気のファイナンシャルプランナー。教育費や住宅購入、資産運用など、実体験に基づくライフプランニングが好評。FMはつかいち出演。



娯楽費

▶︎ 楽しみは無くさない、但し上限を決める

生活に必要不可欠ではありませんが、娯楽のない生活はストレスを感じてしまい、これでは節約も本末転倒です。むしろ、家計に影響のない範囲での娯楽費は、暮らしの質を高めることにもつながります。この娯楽費の節約には、あらかじめ上限を決めておくのが有効です。そして、お酒やタバコの量・本数を減らせば、節約ばかりか健康にもつながります。また、毎月の旅行を3ヶ月に1回にし、その分遠出してみたり高い旅館に泊まるのも楽しいかもしれません。


娯楽費の節約ポイント

[ポイ活で貯まったポイントを娯楽に]
下記のポイ活で貯まったポイントを娯楽費に回せば、現金の出費がないばかりか、ポイントを貯めるのも楽しくなるのでオススメです。
[外食費は食費?娯楽費?]
毎日である必要はないので、外食費を食費に含めるのはやめましょう。外食の頻度を減らすこと、予算を抑えることは節約につながります。

ポイ活

▶︎ 節約上手はみんなやっているポイ活

節約のチリツモを体感できるのが、ポイントを貯める活動、いわゆる「ポイ活」です。例えば、ポイントサイトを経由して楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECサイトを利用すると、ポイントが貯まります。そのポイントを運用などに回せば、元々ポイントなので元手の現金も必要なく手軽に投資も始められます。ちなみに私はこのポイ活だけで、1年で20万ポイントが貯まりました。


ポイ活節約のポイント

[まずはポイ活の基本]
まずは、自分がよく利用するサービスやお店で貯まるポイントを選ばないといけません。そして、クレジットカードやスマホ決済などキャッシュレス決済に切り替えましょう。住居費や光熱費、通信費、保険料など、毎月支払う固定費の支払い方法が口座振替やコンビニ支払いになっているなら、ポイントが貯まるクレジットカード等に変更を。
[ポイ活の小技・裏技]
「楽天市場のお買い物マラソン」など、ポイントの倍率が高い期間の買い物がオススメです。また、共通ポイントが貯まるお店でクレカ支払いすれば、共通ポイントだけでなくクレジットカードポイントも二重取りできます。そして実は、公共料金のほか税金も、一部のキャッシュレス決済ではポイントが貯まります。さらに、ふるさと納税では、ポイントを上手に活用すれば自己負担分の2,000円も実質カバーできます。


平井優作さん
平井 優作 さん

お客様の自己実現のためライフプランニングを通し、お金の相談役として活動。保険業界7年間で得た学びを活かし、より実現可能なアドバイスを実践中。MDRT成績資格登録3回(2020年、2021年、2022年)。