おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新情報を確認してください。
【蜜屋】しあわせを感じる手作りの和菓子。呉で長年愛されるお菓子処。(呉市)
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広島県呉市は海と船の街。
大和ミュージアムや呉港、煉瓦の街並み、趣ある坂道、灰ヶ峰の夜景、音戸の瀬戸など、美しい場所がたくさんあります。その呉を代表するお菓子処として、長年親しまれてきたのが「蜜屋」です。
呉市だけでなく、広島市でも買うことができるため、名物「蜜饅頭」や「みつどら」など、召し上がったことがあるかたもおられることでしょう。
大切な方への贈答や、お土産にもぴったりですね。
今回は、さまざまな種類のお菓子が豊富にそろう、「蜜屋」をご紹介します。
▼この記事を読んで分かること
◎「蜜屋」の魅力とは?
◎蜜屋のお菓子について。
◎G7広島サミットにちなんだ「どら焼き」もおすすめ!
この記事を読めば、「蜜屋」のお菓子についてわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 蜜屋について
お店はどこにあるの?

「蜜屋」は、広島県呉市中通にあります。
筆者は、クレアライン(広島市と呉市を結ぶ高速バス)を利用。
広島バスセンターから乗車し、「呉本通三丁目」で下車。(乗車時間は約1時間)
南に向かって1本目の通りを入り、徒歩すぐです。
JR呉駅からは、徒歩10分。またはバスで呉駅前から約10分です。
車の場合、広島呉道路「呉IC」から、県道31号経由で2㎞。約5分で到着します。
蜜屋の特徴

創業72年。呉のまちで長年親しまれてきた老舗です。
女将の明神明子さんによると、「『蜜屋』は、ハチミツからはじまったお菓子屋です。こだわりの良質な素材で手づくりしています。」とのこと。
伝統の味はもちろん、洋菓子のテイストも加えた新しいお菓子づくりに取り組まれています。
2. 蜜屋おすすめのお菓子
蜜饅頭

蜜饅頭の餡にも生地にも「はちみつ」が使われています。
そのため、生地はしっとり、いつまでもやわらかいのが特徴。
砂糖は控えめの小豆のこし餡と白餡の二種類。
水を一切使わず練り上げた、こだわりの製法(玉練り)です。
餡に、はちみつを使うのは難しいのだそうですよ。
筆者は、とろけるような口どけの「白餡」が特にお気に入り。
檸檬の花

5個入/1,053円(税込)~
広島産レモンと、宮島産はちみつのコンフィチュールが、白餡のお饅頭で包まれています。
コンフィチュールとは、砂糖をまぶしたレモンから出た果汁や皮を煮詰めて作るジャムのようなもの。
レモンのさわやかさと、はちみつ、白餡の甘みのハーモニーが絶妙です。
はちみつは、宮島でも作られているのですね。
広島ふみきゅん焼き

岸田文雄内閣総理大臣にも美味しいと言って頂いた、「広島ふみきゅん焼き」は、岸田総理の愛称「ふみきゅん」から名付けられたどら焼き。


広島産の大納言小豆、広島産もち米、宮島産はちみつが使われています。
やわらかな大福が、どら焼きの中に入っている珍しいお菓子です。
「G7広島サミット特別包装」も、期間限定で発売されているので、ぜひこの機会にいかがでしょうか?
乙女のひととき ドライフルーツどら焼き


宮島産はちみつに漬けられた「ドライフルーツ」と、あっさりとした風味の白小豆の餡が絶妙に調和しています。
今までにはなかった画期的などら焼きで、リピーターも多いのだとか。
パッケージデザインがおしゃれですよね。
東京・銀座など首都圏でも人気のお菓子だそうですよ。
広島まんまるチーズ


3種のチーズに「洋酒漬けのドライフルーツ」をたっぷりと入れ、バターと宮島産はちみつを使ったコクのある香り豊かな生地で包まれています。
見た目はお饅頭にみえますが、口に入れると洋菓子そのもの。
驚きのおいしさです。
広島の名所もあしらわれていて素敵ですよね。
3. 季節の上生菓子
筆者が蜜屋を訪れた時は4月でした。
どれも春を感じさせる、「上生菓子」が並んでいましたよ。
昔から上生菓子は季節を形にし、それぞれの季節を堪能させてくれるものです。
ひとつひとつを職人さんが丁寧につくられています。



●『山笑う』
練切 白餡:「山笑う」は春の季語。のどかで明るい春の山を表現する言葉です。
春の山に咲き始めた桜や、美しい彩りが表現された一品。
●『旅立ち』
練切 小豆餡:飛行機と、ブルースカイが表現されています。
旅行の旅立ちと、人生の新しい一歩を感じられる上生菓子ですね。
●『ひとひら』
練切 桜餡:愛らしいピンクの花びら。
ちょうど桜の時期だったこともあり、桜の花びらが舞う季節にぴったりだと感じました。
「練切」(ねりきり)とは、白餡に求肥(ぎゅうひ)や大和芋などの材料を加え、調整して練りあげた「練り切りあん」を細工したもの。
色を染め、成形をして、季節の草花や、果実、行事のテーマにあわせて仕上げます。
お茶席や、お祝い事などの特別な日に食べることが多いですよね。
蜜屋の上生菓子を、筆者は何度も味わっています。
口の中でふんわりと溶けていく上生菓子を、目でもたのしみながらお茶をいただいているのです。

4.まとめ
呉のまちで長年親しまれている「蜜屋」のお菓子。
昔ながらの和菓子だけでなく、洋菓子の要素を取り入れたお菓子も豊富にそろっています。
今回ご紹介しきれなかった素敵なお菓子も、お店でチェックしてみてくださいね。
呉市だけでなく、広島市でも購入できます。
広島県のみならず、東京・高島屋や銀座など、首都圏でも人気の高い蜜屋。
大切な方への贈り物やお土産に、もちろん自分へのご褒美に、おいしい蜜屋のお菓子を皆さんもぜひ味わってみてください。