【乳がん検診】体験レポ。マンモグラフィ・エコー検査・細胞診について

この記事は2024年10月12日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新情報を確認してください。
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【乳がん検診】を受けたことはありますか?

乳がんは30~40歳代の若い世代に多く、日本では乳がんと子宮頸がんの2つのがんで年間約2万人の女性が命を落としています。
(※はじめての乳がん子宮頚がん検診ハンドブック(広島市健康福祉局保健部健康推進課)より)

ただ、
・身近に罹患した人がおらず、自分は大丈夫と思っている
・忙しくて検診に行く時間が取りづらい
・検査の痛みや費用が不安
などの理由で、【乳がん検診】を受けたことがない方もおられるのではないでしょうか。

そこで今回は、広島市の「がん検診無料クーポン」を利用して【乳がん検診】を受けてきた筆者が、
体験レポをお届けします。

乳がんは早期発見・早期治療により治すことができる病気です。
【乳がん検診】を受けたことがない方はぜひ参考にしてみてくださいね。

▼この記事を読んで分かること
◎【乳がん検診】(マンモグラフィー、エコー検査、細胞診)の流れや痛みについて。
◎広島市がん検診無料クーポンについて。
◎【乳がん検診】が受けられる施設について。

この記事を読めば、【乳がん検診】について詳細が分かるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.【乳がん検診】体験レポ

マンモグラフィー

乳がん検診イメージ画像
マンモグラフィーとは乳房のX線写真を撮る検査です。
痛みを伴うイメージがあり、【乳がん検診】の中で特に不安に感じられる方が多いのが、このマンモグラフィーですよね。
筆者が経験した検査の流れ・感じた痛み等をお伝えします。

まずは検査室に入り、上半身の衣類を全て取ります。
着脱しやすいトップス、下着を着用していくとスムーズです。
(ワンピースは避けてくださいね。)
マンモグラフィーでは左右の胸をそれぞれ上下方向、左右方向の2方向から撮影します(合計4枚)
1枚の撮影は息を止めて数秒程度で終わりました。
撮影は立ったままで、機械の上に片方の胸を乗せ、技師さんによって胸を適切な位置に調整し、プレートで胸を挟みます。 胸を薄く広げた状態にして撮影するのでこの時に痛みを感じます。
痛みの程度や種類については以下の項目でお伝えしますね。
検査の所要時間は合計15分程度。
検査技師の方の指示通りにするだけなので難しいことはありませんでした。

マンモグラフィーについて一番気になるのは痛みですよね。
痛みを感じるのは、撮影時に上下、または左右に胸をプレートで抑えるときです。
正しく撮影が出来るように位置を調整する際に、多少胸をひっぱられるような感覚がありました。
この感覚は乳房の形や大きさによって異なると思います。
また撮影時には乳房をプレートで抑えられるため、その際に筆者はぎゅーっと抑えられる痛みを感じました。
耐えられないほどではないですが、「あ、けっこう痛い・・・。」と感じる程度。
ただ、数秒で撮影が終わるため、痛いと思った頃には撮影が終わる程度の長さです。
痛みの感じ方は個人差があると思いますが、1つの参考になれば幸いです。
PMS期に胸が張る方はその時期を避けてマンモグラフィーを受けることをおすすめします。
また、広島市の無料対象になるのはマンモグラフィーのみです。
検診センターなどで受けた場合の結果は数週間後に郵送にて通知が来ます。
その点については検診を受ける施設にご確認ください。

エコー検査(超音波検査)

乳がん検診エコー検査
エコー検査(超音波検査)では、乳房の表面から器械を当て超音波の反射の様子を確認します。
尚【乳がん検診】でのエコー検査は、広島市の40歳無料対象ではありませんのでご注意ください。

上半身の衣類を全て取り、ベットにあおむけになります。
検査部分にジェルを塗り、器機を当てながら両方の乳房を検査技師(または医師)が画面にて確認します。
痛みは全くありませんでした。
検査する場所以外はこまめにタオルをかけてもらえたので、恥ずかしさも感じずに済みました。
筆者の所要時間は15分程度でしたが、所見によって所要時間は異なります。
検査後はジェルを拭いて着替えて終了です。
エコー検査の検診結果も後日郵送となることがあります。
受診される施設にご確認ください。

細胞診

【乳がん検診】の内容は一般的には問診・マンモグラフィー・エコー検査です。
しかし筆者は今回上記検査の結果が要精査となり、細胞診と言う検査を受けました。
ですので、細胞診は一般の【乳がん検診】で受けるものではありません。
今後【乳がん検診】受診後に筆者と同じように細胞診を受けることになった方や、要精査と言われて不安になった方のために、筆者の体験をお伝えします。

筆者が受けた細胞診の流れをご紹介します。
上半身の衣類を取りベットに寝ます。
その際、クッションのようなものを背中側に置き、体を傾けられました。
医師がエコーで細胞を採取する場所を確認しながら、細胞を採取します。
普通の注射針くらいの太さの針で行い、痛みの程度もそれと同様です。
ちくっとはしますが我慢できる程度の痛みでした。
結果は約2週間後。
今回の筆者の結果は、細胞の数が少なくはっきりと判断できないという結果となりました。
(ただ、画像診断の結果は、「良性だが悪性を否定できない」という内容でした。
少し不安が残りますが、3か月後再度エコー検査にて経過フォロー予定です。
細胞診自体はそれほど心身に負担はかからないので、もし受けることになった方もリラックスして受診してください。
こうして検査をしておくことで、今後何か不安事項が出た際にすぐに相談できることは心強く感じますね。

【乳がん検診】を受けた場所

今回筆者が【乳がん検診】を受けた病院は安佐南区の「こころ・やのファミリークリニック」 です。
マンモグラフィー、エコー検査、レントゲン写真など設備が整っており、 広島市【乳がん検診】無料クーポンの対象施設になっています。
【乳がん検診】は予約制でしたので電話でお問い合わせください。
名称
こころ・やのファミリークリニック
住所
広島県広島市安佐南区伴南4-1-10(フレスポ西風新都)
TEL
082-811-8277
時間
月〜土 9:00〜12:00/14:00〜18:30
(土曜は16:00まで)
ホームページ
こころ・やのファミリークリニックHP


2.広島市がん検診無料クーポンについて

広島市【乳がん検診】無料対象者

広島市乳がん検診無料対象者券
令和6年度の広島市における【乳がん検診】無料対象者は、
令和6年4月20日時点で広島市に住民登録があり
年齢は40歳(昭和58年(1983年)4月2日~昭和59年(1984年)4月1日生まれ)の方
となります。
対象者には上記画像のようなピンク色の封筒にて無料クーポンが送られてきます。
ただし、無料クーポンには有効期限があるのでご注意ください。
(令和6年度の無料対象者の有効期限は令和7年2月28日です)

乳がん検診無料クーポン
封筒の中には、無料クーポンや検診申し込みの流れ、医療機関リスト、検診ハンドブックなどが入っており【乳がん検診】を受けたことがない方も詳しく手順等が分かります。
 紛失や転入により無料クーポンの発行を希望される方はこちらのページからご確認ください。
広島市外にお住まいの方は、各自治体によって制度が異なりますのでお住いの地域にお問い合わせくださいね。

広島市無料クーポン対象者でない方が【乳がん検診】を受ける方法

【乳がん検診】は無料クーポンが渡される40歳を待たずとも、ぜひ受けておきたいものです。
広島市の無料対象者ではない方もぜひこの機会に【乳がん検診】について考えてみてください。

尚広島県の乳がん検診実施施設一覧は、広島県のホームページからも確認できます。
また、お勤めの会社の健康診断などでオプションにて受けられる場合もありますのでご確認ください。


3.まとめ

いかがだったでしょうか。
毎日忙しく働き盛りの女性にとって健康はとても大切なもの。
筆者にとって【乳がん検診】は思っていたよりも所要時間は少なく痛みも耐えられる程度だったので、
もしまだ足を運んだことはない方はこの機会にぜひ検討してみてくださいね。

(担当ライター:京子