不動院は足利尊氏と直義が国ごとに設けた安国寺のひとつです。本尊(最も大切な信仰の対象として安置される仏像)は薬師如来です。アストラムラインや路線バスの不動院駅で下車して徒歩2分で入り口に到着。不動院の歴史や文化財についての案内板を読んで、境内に入りました。
まずは国の重要文化財の「楼門」が見えます。室町時代から安土桃山時代に建立された門で、毛利氏に仕える外交僧をしていた安国寺恵瓊(えけい)が朝鮮から持ち帰った木材で建てられたと言われています。
両側には3メートルほどある木造の仁王立像が建っており、仁王様は近づいてまじまじと見るとものすごい迫力があります。筆者はいつも緊張してドキドキ。ならば見なければいいのに「怖い」と言いながら、やっぱり見てしまいます。悪いことはしていませんが「ごめんなさい」となぜか頭を下げたい気持ちになってしまいます(笑)