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【大竹市】世界初!!カラフルな可動展示室が可愛い下瀬美術館をご紹介
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広島駅JR山陽本線からバスに乗り継ぎ、1時間ちょっとで行ける(車だと40分ちょっと)海のそばにある2023年3月に開館した下瀬美術館。
筆者の周りでも「一度行ってみたい!」という声が多く、かなり気になっていた場所です。
JR大竹駅からは土日祝日のみシャトルバスも出ています。
2024年1月14日からは西口広場の工事のため、東口へ変更するようです。
▼この記事を読んで分かること
◎こだわりの建築デザイン下瀬美術館の紹介。
◎展示会「四谷シモンと金子國義ーあどけない誘惑」の作品紹介。
この記事を読めば、下瀬美術館がどんな美術館なのかがよく分かるので、ぜひ参考にしてみてください。
1.こだわりの建築デザイン下瀬美術館
ヴィラ、レストラン、美術館、が一体となった施設「SIMOSE」は、建築家、坂 茂(ばん しげる)氏が手がけています。
水盤の上に佇むカラフルな8つの可動展示室が立ち並ぶ、その光景はまさにアート。
瀬戸内の海に浮かぶ島々から着想を得て作られたようです。
アーティストの閃きは想像を超えていますよね!
施設内のデザインは、グラフィックデザイナーの原 研哉(はら けんや)氏が手掛けています。
内観も外観からは想像できないデザインで、建築好きの人にはたまらない美術館なのではないでしょうか。
鏡とガラスに包まれた異空間
実際に見るまでどういう美術館なのか想像がつかず、期待で胸いっぱいの中、美術館に足を運びました。
外側は鏡の壁が並び、美術館の周りの静かな景色や空を美しく映し出しています。
館内に入ると広々とした空間のなか、木の板で張り巡らされた天井を一辺に見渡す事ができます。
サークルの大きなテーブルにグッズが置かれたミュージアムショップ。(グッズも素敵!)
館内で寛げる小さなカフェ。
チケットカウンター等が程よい感覚で並んでいます。
館内の壁もドアも全てガラス貼りなので、より開放感を感じることができます。
中へ進むにつれ、どこに繋がるのか、先になにがあるのか一瞬分からなくなるのもまたユニーク。
企画展示室
真っ白な部屋に広く空間を取り並べられた展示物は、それぞれの物語があります。
ライトの明るさや、置く順番、場所。
緻密に考え抜かれた設営なのでしょうね。
水に浮かぶカラフルな可動展示室
メインの企画展示会を見たあとは、水の上に浮かんで見える不思議なカラフルボックスへ足を運びます。
一瞬、入り口はスタッフルームへの入り口かと思い躊躇しましたが、それがボックスへ繋がるドアでした(笑)
シンプルな8つの展示室には、それぞれのテーマに別れた展示物が。
ボックスとボックスの間の移動はちょっとした通路で繋がっており、自動ドアで簡単に入ることができます。
別の展示ボックスへ移動する毎に観覧できる展示物が変わるので、ドアが開くたびに新鮮な気持ちでアートを楽しむことができます。
このボックス展示室は展示内容によって位置を変えることが出来るそうです。
なんて便利!
シンプルで見やすい空間
ボックス間を繋ぐ通路
〈すみれ文鉢〉
ドーム
〈ハートの涙(ケンマソウ)〉
エミール・ガレ
海の見えるガーデン「エミール・ガレの庭」
エミール・ガレが愛した植物にちなんだ庭園は、海と美術館の間に挟まれ、開放的でちょっとしたお散歩気分を味わえます。
側には鏡張りの美術館があるため庭園の植物が映し出され、なんだか海外の森を歩いているような感覚に。
季節によって咲く花も変わるので景色も都度違い、来る人を飽きさせない「楽しみポイント」が沢山あります。
SIMOSE French Restaurant(シモセ フレンチ レストラン)
広島で育った食材で作られたフレンチ料理を、海を眺めながら食事が出来るレストラン。
当日は予約のため入店できなかったのは残念。
ランチコースは一番安いものでも6,000円(二品コース)なのでちょっと高額ですが、特別な日に特別なランチを楽しむのもいいかもしれませんね。
2.展示会「四谷シモンと金子國義―あどけない誘惑」
筆者が行った時期の企画展覧会は、「四谷シモンと金子國義―あどけない誘惑」
人形作家の四谷シモンと少女アリスシリーズで知られたシュールな絵が魅力の金子國義の作品が、美しく自然にコラボレーションされていて驚きました。
人形作家と画家である二人は長年の友人であり、お互いに作品を作る上で良い影響を受けたのではないかなと、想像が膨らみます。
二人の作品の展示物は違えど、独自の世界観が共鳴しあっていました。
沢山の素晴らしい作品の中、少しだけご紹介させていただきます。
※「四谷シモンと金子國義―あどけない誘惑」の展示会は1月14日まで
三島 由紀夫/2003年
金子國義
アリス/1972年
金子國
少女の人形/1993年
四谷シモン
天使ー澁澤龍彦に捧ぐ/1988年
四谷シモン
今回の展示会で一番心を揺さぶられた作品でした
少年の人形/1984年
四谷シモン
まとめ
「アートの中でアートを観る」という下瀬美術館のコンセプトが、実際に見ると納得してしまうほどの素敵な美術館でした。
あの海に浮かんでいるようなカラフルボックスの写真を、きっとどこかで目にして気になっている人も多いはず。「アート」「建築のデザイン」「海と島の景色」を目にすることで、開放的な気分とアートに触れる楽しみを味わえます。
「行ってよかった〜」と必ず思うはず!
広島市内から少し足を伸ばして、贅沢な時間を過ごしてみませんか。
- 名称
- 下瀬美術館
- 住所
- 〒739-0622
広島県大竹市晴海2丁目10-50
- TEL
- 0827-94-4000
- 開館時間
- 9:30〜17:00
(入場は16:30まで)
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は開館)、
年末年始(12月30日~1月1日)
- 入場料
- 一般1,800円
高校生・大学生900円
観覧料割引/大竹市の在住の方
(他HP参照)
- 無料駐車場
- 一般73台
※身障者用駐車場2台含む
- ホームページ
- 下瀬美術館
- アクセス
- 山陽本線「大竹駅」から
市営バス「こいこいバス」約10分
「ゆめタウン」~徒歩5分