働く女性の本音_vol.128_三木 ひなのさん

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三木 ひなのさん
●広島ドラゴンフライズ 商品課 課長代理


■プロフィール/安芸郡出身。広島女学院大学生活デザイン学科卒業。2019年、デザインを生業にすべく広島ドラゴンフライズのデザイン全般を手がけるデザイン会社に就職。同時に球団の商品課としても活動することに。現在、グッズの企画、デザインから試合当日の売り場運営までを担当。プライベートでは、オタクと自負するほどのゲーム好きで、特に製作者の自由な発想が息づくひと昔前のゲームをやり込む。健康の秘訣は週2で通うピラティス。腰痛もなくなり、リフレッシュの時間にもなっていると語る。

【三木さんが作ったアイテムはこちらから】

https://www.bleague-shop.jp/hd/




アイデア、コスト…多くの課題を乗り越え
生み出したグッズが世に出ていく喜び


広島ドラゴンフライズのグッズ担当として、企画・デザインといった商品化から在庫管理に至る全てをチームで担う三木さん。定番の商品はもちろん、特に増えている女性ブースター(ファン)を意識したものや、ファミリー層を意識したマスコット「モヒカンアビィ」関連のグッズなど、ターゲットごとに〝刺さる〟グッズを生み出し続けています。モヒカンアビィのぬいぐるみひとつを取っても、「目の位置、ほっぺの膨らみ具合、中身の綿の量、ユニフォームの朱色…」と実際に売り場に並ぶまでに注ぐ情熱は並々ならぬもの。とはいえ、収益化を考えるのも彼女の仕事。「こんなグッズを作りたい!」と思っても、原価が高く経済ロットにできなければ商品化は叶いません。このため、業者との価格交渉まで行い、数年越しにグッズにできたものもあるのだとか。また、選手の移籍がシーズン開幕ギリギリになったり、試合で活躍した選手のグッズが急に売れ始めたりするので、発注と在庫の数字は悩みの種でもあります。


一方、実際の試合会場でグッズ売り場の設営・運営・撤収も行う三木さん。だから、目の前で自分がデザインしたグッズをお客様が手に取り、その反応がダイレクトにわかるのは仕事の大きなやりがい。現在はSNSでも反響が即座にわかるので、販促ではこちらも重視しています。ちなみに、昨年5月の横浜アリーナでは、初優勝を見届けた直後、喜びに浸る間もなく準備していた優勝記念グッズを投稿。「タイムリーに投稿しないと、熱量が違いますから」と話します。


そんな三木さん、プライベートでアウェー戦に出かけ、他のクラブのグッズ売り場を勉強したり、旅行先でも駅や施設などグッズ売り場には必ず立ち寄り、アイデアのヒントを拾っているそう。「加工方法はどうなっているのか、収益が出るのか、何よりこの素材は〝朱色〟にできるのか…といつも考えてしまいます。もう職業病ですね(笑)」。また現在は“推し”系のグッズ展開にも注力。「“推し”のいろんな面が見たい」自身をオタクと語るそんな三木さんならではの企画が進行中です。


「これからも、お客様に満足していただけるグッズを作り続けていきたいです。そしてそのグッズを手に、ぜひ会場で観戦してもらいたいです。バスケは展開が早くて面白いので、一度来てもらったら、きっと“推せる”と思います」。




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バッグ

(JEANASIS)

ラフなベロアのトートバッグ。柔らかな素材で伸縮性があり、見た目以上にたっぷり荷物が入るので、日々の相棒として活躍中。


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化粧下地

(Clé de Peau Beauté)

肌表面の乱れとくすみを補正し、きめ細かくワントーン明るい肌に仕上げてくれる化粧下地。下地なのにカバー力もあり、乾燥しらずの名品だと語る「ヴォワールコレクチュールn」はすでに3本目。一度使ったら手放せない!と三木さん。


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香水

(LOUIS VUITTON)
ジンジャー系の爽快感のある香りが特徴の「L'IMMENSITÉ」。お店でサンプルを試したときにこれしかない!と感じて、一目ぼれで購入。華やかな気分になるので愛用しているそう。


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ボディクリーム

(JO MALONE)
上質なテクスチャーが肌に潤いを与え、滑らかな肌に導く植物由来の保湿成分を配合。職場の先輩からの誕生日プレゼント。ベタつかず、良い匂いに癒されるのでお気に入り。


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コースター

(広島ドラゴンフライズ)
三木さんがデザインしたアビィコースター。白雲石素材で吸水性に優れており、デスクが水滴で濡れないので毎日愛用中。その他のアイテムも要チェック!



ドラゴンフライズのグッズオンラインショップは
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♥ 働き女子に10の質問

Q1.座右の銘は?

みんなちがって、みんないい
(金子みすゞの詩より)

Q2.最近ハマっていることは?

お香集め
(リフレッシュしたい時に自宅で焚いている)

Q3.これだけは譲れないことは?

ゲーム時間の確保
(外出しなくていい日は1日中ゲームをしていたい)

Q4.行きつけのお店は?

STEAK&COFFEE 菊
(広島市西区福島町2-19-9)

Q5.行きつけのヘアサロンは?

その時々で転々としている

Q6.行きつけのファッションショップは?

洋服はネットから購入している

Q7.何フェチ?

金属の配管や配線フェチ

Q8.幸せだと感じる瞬間は?

自分が企画したグッズをお客様が手に取ってくれているとき

Q9.最近一番感動したことは?

幼馴染が結婚することになり、その婚姻届にサインをしたこと
こんな大事な署名に自分を選んでくれたことに感動した

Q10.10年後は何をしている?

なんだかんだグッズに関わっていると思う