井上 沙恵さん
●広島テレビ放送 アナウンサー
■プロフィール／三原市出身（生まれは金沢市）。尾道北高校、金沢大学保健学類看護学専攻卒業。その後、神戸大学大学院在学中に、医療的ケア児の施設で看護師の仕事を経験。2023年広島テレビ放送に入社。リポーター、コーナー担当、曜日キャスターなどを経て、2024年9月30日より「テレビ派」（月〜金）メインキャスターを務める。健康の秘訣は好きなものをたくさん食べて、よく眠ること（8時間睡眠）。また、日々の発声練習（＝腹式呼吸）が筋トレ代わり。趣味は読書と鉄道駅にあるスタンプ集め。
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看護の世界からテレビの世界へ
日々、誠心誠意ニュースと向き合いたい
看護や医療を学んだ大学生活。その中で人の生死に向き合い、限りある自分の人生についても悩み考えたと井上さん。同じ頃、心肺蘇生法を指導するボランティアとしても活動。知識をもとに情報を伝えることは、年齢に関係なく行動変容のきっかけになると気づいたことが、アナウンサーという仕事に興味を持ったスタートでした。大好きな看護師の仕事…それでも新しい扉を開いてみたい。そんな彼女の背中を押したのも、看護学生の頃に接した患者さんの「やりたいことをやってみた方がいい」という言葉だったそう。
幼少期から、実家の夕方は『テレビ派』一択。そんな番組のメインキャスターに今秋より就任。だから家族の喜びようは言わずもがなです。一方、視聴者の頃は「楽しそうなスタジオだな」くらいに感じていた番組も、この楽しい雰囲気と安心感は、驚くほどたくさんの準備の上に成り立っているのだと、プロの世界を実感。災害や平和に関するニュースを取り上げることも多く、言葉選びの難しさ、言葉を使って仕事をすることの難しさも感じます。そしてその世界で、ロケに天気予報、ニュース読みに本番前の準備…とこれまで以上に余裕のない日々だと話します。また、長く続く番組だけに、みんなから愛される馬場アナからバトンを受け継ぐことに大きなプレッシャーもありました。「それでも、９月にマツダスタジアムで行った馬場さんとの始球式の日、番組のファンの方に『これからも見るよ』とたくさん声をかけていただいて、この声に応えたいと強く思いました。馬場さんの代わりなんて無理なんです。だから等身大の自分で楽しもうと決めました」。反省ばかりでまだ慣れないメインキャスター。でも、「この慣れない気持ちもずっと大切にしておきたい」と井上さん。
出社後は２０〜３０分の発声練習を欠かしません。アナウンススクールに通わずにアナウンサーになったので、他のアナウンサーに比べて元気が足りないのだと自己評価。普段の声も実は小さいんですと笑います。一方、看護師資格を活かした医療系の取材では、知識や経験を発揮。コミュニケーションスキルも看護現場で得た賜物だと言います。キャリアチェンジした井上さんだからこそ出せる“自分色”。そこに加え、真摯にニュースに向き合い努力を続けることで、より信頼してもらえ「井上さんが出てるから見てみようかな」と思ってもらえるアナウンサーになっていきたいと話します。
バッグ
（FURLA）
上品でシンプルなデザインが人気の伊ブランドのバッグ。ロケからフォーマルまで、どんなファッションにも合うのが愛用ポイント。
日焼け止め
（ANESSA）
UVカットでシミ予防、肌を保水し続ける日焼け止め。動いてできた日焼け止めのヨレや隙間を自動修復する技術が採用されています。猛暑日が続いた今年の夏。ロケ仕事が多い中で、この日焼け止めがお肌を守ってくれたと井上さん。
鉄道スタンプ帳
（JTBパブリッシング）
入社前からの趣味だという鉄道駅のスタンプ集め。テレビ派のメインキャスター就任後は土日休みが多いため、以前にも増して県外へ出てスタンプを集めているそう。スタンプ帳はすでに2冊目です。
ヘアコーム
（LOVE CHROME）
仲良しの広島ホームテレビ・岡本愛衣アナからの誕生日プレゼント。特殊表面加工により静電気を吸収拡散し、髪へのダメージを大幅に軽減。ブラッシング後は髪がサラサラになるそうです。
巾着
（ギンビス）
可愛いうさぎに癒される肌触りのいい「たべっ子どうぶつ」の巾着は、お菓子入れとして活躍。空腹だと仕事もうまくいかないと話す井上さんの必需品です。ちなみに中身（お菓子）は日替わりだとか。
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