■プロフィール/中国大連市生まれ、5歳から二胡を学ぶ。医学博士であり二胡奏者。1997年来日。現在は、二胡演奏はもちろん、作曲・歌手・舞台監督など総合プロデューサー、また、ファッションデザイナーとして幅広いジャンルで活躍している。
【Instagram】@nikoongakuinjiang
働く女性の本音_vol.147_姜 暁艶(ジャン ショウイェン)さん
音楽と医学で人を輝かせる。
心を癒やす人生の歩み。
人の心を救うために
中国・瀋陽の大学病院で循環器内科医として働いていた姜さんは、心筋梗塞の研究を進める中で広島大学に客員研究員として招かれました。博士号取得後、医療の道へ戻る選択肢もありましたが、「病院で人を救命するより、もっと大勢の人の心のケアをし、役に立ちたい」と強く感じ、日本に残ることを決意。日本での生活の中で、自身も大きなストレスを経験したことから、心の健康こそ予防医学の要であると痛感し、幼少期から続けてきた二胡の音色が心を支えてくれた体験が、医学と音楽を結びつける原点になりました。広島での国際交流イベント出演や病院での音楽療法ボランティアを通して、音楽が人を癒やし、前向きにする力を確信。その可能性をさらに広げたいと思うようになります。こうして「音楽で人の心を守る」という新しい道を歩み始め、多くの人の人生に寄り添う活動へと進んでいきました。
音楽が人を輝かせる舞台
姜さんは2002年に株式会社響として「二胡音楽院」を設立しました。これまでに800名を超える人が学び、現在は個人レッスンが中心で、遠方からも多くの生徒が通ってきます。二胡の魅力は、流れるような音、無制限のビブラート、竹の弓が生む“人の声のような響き”にあります。同じ曲でも奏者によって表情が変わる奥深さが人を惹きつけます。二胡音楽院の特徴は、「命の尊さ」「平和への願い」を広島から発信していること。プロ以上の照明・映像を備えた大ホールステージで生徒が主役として輝けることです。コンサートでは演奏と講演を組み合わせ、涙があふれるほど聴衆の心を動かし、悩みが解決へと向かいます。レッスンでは悩みを聞き、医学的視点で心のケアも行い、「生き方が変わる」と感じる生徒も多いのです。姜さんはこの指導を「人間改造」と表現します。姿勢や笑顔、ファッションまで磨くことで女性たちは「輝く自分」と出会っていきます。姜さんは日本語の壁も経験しましたが、「壁は扉。必ず開く。壁を乗り越えれば、さらに大きな世界が待っている」と捉え前向きに生きてきました。今後はさらにジャンルを広げ、世の中に残る素敵な作品を作曲し、様々なアーティストとの共演にも挑戦したいと語ります。「ご縁」という言葉が好きで、今あるご縁に感謝しながら、「姜さんの音楽に出会って良かった」と思っていただけることを一番に望んでいます。
● 編集部より
来日後の努力と平和への想いに感動し、二胡の音色の美しさと、心を健やかに保つ大切さを深く感じた取材でした。
《 もし、20代の自分に戻れるなら伝えたいことは? 》
失敗を恐れずに挑戦する。諦めずに継続、努力する。失敗しても「壁」は「扉」。扉の向こう側には新天地がある。積極的に前向きに、現状に満足せず自分を超える。自分を褒めて前に進んで!必ず達成するから。
♥ 働き女子に10の質問 ♥
Q1. このままでいいのかな、と思った瞬間は?
Q2. 仕事を続ける理由は?
お陰様で自分も元気ですから、ずっと二胡を弾き続けたいです。
弾けなくなるまで続けたいです。
Q3. 働く私が大切にしている「これだけは譲れない」ことは?
同じフレーズを何度でも、飽きるまで練習します。
Q4. うまくいかない日の心の立て直し方は?
ややこしいことはありますが、全部捨てます。考えません。
仕事で遠くまで行っても出会いを楽しんでいます。
医療現場で、人が「生きる」「死ぬ」という場面にいました。
それだからこそ、今日は一日生きてきた、何も起こらなくて充実、しあわせ!と気分を直せます。
疲れる日は、逆に達成感がある日。疲れると思ったら疲れていきます。
「よくやりましたね!」と自分を褒めます。
Q5. 最近ハマっていることは?
ゴルフもですが、素敵なウェアを着て、褒められるのが嬉しいです。
クッキング教室にも通っています。
Q6. 最近のリフレッシュ法は?
東京・銀座で買い物をすることが多いです。
カバンや靴を沢山持っています。色違いで服をいろいろ買うのも好きです。
Q7. 座右の銘は?
〔ティエンマー シンコン ドゥーワン ドゥーライ〕
(意味:天に駆ける馬のように、既存の枠にとらわれない、スケールの大きい表現や行動を指す。他人に頼らず、自分の信念に従って独自の道を行くこと。)
私は、ひとりですることが大好き。旅行も。人に左右されない、ぶれない生き方をします。コンサートでも「命の尊さ」、「平和の願い」というテーマを続けてきました。
私は「ご縁」「感謝」という言葉も好きで、平和都市、広島に育てられたからこそ、日本や世界で平和を発信するご縁をたくさんいただいています。
Q8. 最近、心が動いた出来事は?
2026年10月26日鹿児島でのコンサート、2027年4月11日アステールプラザでのコンサートのために作曲したこと。
歴史に残る、世の中に残るものを作曲することです。
Q9. 何気ないけれど、一番幸せな時間は?
母の心で生徒を育てる時、ハッピーになります。
生徒さんがひとつでも何か出来た時、赤ちゃんを育てているみたいに嬉しい。
Q10. 10年後は何をしている?
それから、私なりに素敵なコンサートを開きたいです。有名なゲスト、ミュージシャンと毎年コラボします。
様々なミュージシャンが広島に来て欲しいので、プロデュースもしていきたいですね。











































