■プロフィール/広島県三次市出身。広島女学院中学校・高等学校卒業。成城短期大学卒業。成城大学文芸学部芸術学科日本美術専攻卒業。全日本空輸(株)東京空港支店旅客部 グランドスタッフとして勤務。結婚を機に(有)稲茶入社。
【Instagram】@inasa._
働く女性の本音_vol.148_下原 麻由子さん
女将の想いが息づく、
受け継がれた味の物語。
稲茶を支える女将の歩み
広島市中区鉄砲町の日本料理店「稲茶」で女将を務める下原麻由子さんは、全日本空輸で働いた後、結婚を機に広島へ戻り、店に入られました。ご主人の下原一晃シェフは、和食界を代表する道場六三郎氏の「銀座ろくさん亭」で修業を積んだ料理人として知られています。
下原さんは若女将として、先代夫婦や長年勤めるスタッフに支えられながら経験を重ね、稲茶が60周年を迎えた現在は、正式に女将として店を切り盛りしています。
仕事の喜びは、お客様が帰り際にかけてくださる「おいしかった」という言葉だといいます。その一言で努力が報われ、仕事が完結したと感じられるそうです。県外からの来店も多く、記念日や大切な会食で選ばれる店だからこそ、「この店で良かった」と思っていただけるよう、準備段階から気持ちを整え、明るい雰囲気づくりを心がけていると話します。
60年の味と心を、次の時代へ
長年働く中で変化した価値観として、「お店のために我慢できるようになった」と下原さんは語ります。子育てと仕事の両立に追われ、自分のことで精一杯だった時期を経て、今では店全体を優先して動けるようになったといいます。現在は、より良い店づくりのために、スタッフが気持ちよく働ける環境づくりにも意識を向けています。日本の飲食店が世界から見ても良心的で質が高いのは、料理人やスタッフが心を込めて「おもてなし」を提供しているからこそだと誇りを持っています。
ご主人である下原一晃シェフが築いてきた技術と精神を受け継ぎ、店全体でその姿勢を守り続けていることも稲茶の魅力です。忙しい日々でも「よく寝てよく食べる」「1日1回は必ず料理をする」という習慣は譲らない下原さん。落ち込んだ時はスイッチをオフにし、食べたいものを食べ、観たいものを観ることで心を整えているそうです。
「毎日を一生懸命に過ごしていれば、振り返った時に自分の道ができている。憧れの誰かと同じ道でなくても、自分らしい道が続いていればいい」若女将から女将へ、店とともに歩んできた下原さんの言葉だからこそ、心にすっと響きます。
60年の伝統を守りながら新しい挑戦を重ね、広島から世界へと食の魅力を届けていく稲茶の歩みを、これからも丁寧に続けていくのだと感じさせてくれます。
● 編集部より
老舗の伝統を守り続ける姿勢に触れ、笑顔で稲茶を支える女将の魅力と、静かな情熱を実感した取材でした。
《 もし、20代の自分に戻れるなら伝えたいことは? 》
仕事が好きで何か期待に応えたくて頑張っているけれど、もっと勉強もしておいて。本を沢山読んで、専門的な話を聞いてみたり、自己啓発的なことを勉強してみたり、様々なことを若い時から身につけておいてね。
♥ 働き女子に10の質問 ♥
Q1. 今まで出会った人の中で、特に影響を受けた人は誰ですか?
Q2. 仕事を続ける理由は?
生活の一部、日常になっています。そして、仕事を続けることを心に決めています。
Q3. 働く私が大切にしている「これだけは譲れない」ことは?
Q4. うまくいかない日の心の立て直し方は?
Q5. 最近ハマっていることは?
Q6. 最近のリフレッシュ法は?
Q7. 座右の銘は?
Q8. 最近、心が動いた出来事は?
十分(シーフェン)で願い事をランタンに書いて飛ばす体験ができ、感動しました。











































