働く女性の本音_vol.143_藤野 能子さん

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藤野 能子さん
●朗読家/「童話で学ぼう朗読の時間」朗読講師/画家


■プロフィール/元NHKBSキャスター。NHK広島を経て東京に異動。NHKBS主要報道番組キャスター歴任。金子みすゞの詩の朗読公演展開。
中国新聞文化センター講師、Facebookにて自作の詩と祈りを毎日更新中。
【Facebook】@yoshikofujino37




自分が身につけたものを、
誰かのために届けたい。


朗読教室は愛と癒やしの時間


子どもの頃から「想いを伝えたい」「愛を届けたい」という強い気持ちを大切にしてきた藤野さん。よりよい社会になるように社会に貢献したいというその想いが、今の朗読教室へとつながっています。

藤野さんが大切にしているのは、童話の中に込められた普遍的なメッセージ。時代を越えて語り継がれてきた物語には、人として大切なことが優しく語られています。そうした物語をテキストにして、朗読者を育成することを目指し、朗読を通して言葉の力や心の豊かさを伝えています。傷つきやすい時代だからこそ、物語を丁寧に読み解き、言葉にして届けることが大切。そしてその優しい言葉に癒されるのです。朗読教室には遠方から通う生徒さんもおり、一人ひとりが真摯に朗読に向き合っています。物語を深く読み解きながら、感じたことを語り合う時間は、藤野さんにとっても大きな喜びなのだそう。

「難しくても、本当の道を選びたい」。

そう決めて、これまで決して楽な道を選ばず、人生の階段を一歩ずつ上ってきた藤野さん。その中で育まれてきた価値観は、今も変わることなく大切にされています。


人間には退職がありません


カトリック教徒である藤野さんにとって、「祈り」は日々の大切な習慣。忙しい毎日の中でも神様に祈る時間を持つことで、自分自身を整え、心を回復させていると言います。一日の始まりを大切にすることも、藤野さんが大事にしていることの一つです。そのため働く上で心が折れそうになったことは全くないそうです。

「人間には退職がありません」と藤野さん。仕事をしているかどうかに関わらず、人は一生“人としてどう生きるか”を考え続ける存在なのだそうです。

働くうえでも、まず「人としてどう生きるか」という視点を持つことが大切。仕事の成果だけでなく人として謙虚に生き、成長していくことも大事なこと。仕事人である前に人間であるということ。そして、自分の人生において仕事を通して人間性を成長させ、磨いていくことが大事。

人生には、思うようにいかないことも多々あります。しかし、それもまた大切な学びのひとつ。家庭や友情、恋愛など、さまざまな経験を通して人は成長していくものです。

「自分が身につけたものを、誰かのために提供できることは、とても素敵なことだと思います」

そう語る藤野さんの美しい声と穏やかな笑顔が、とても印象的でした。


● 編集部より
子ども時代の志を大切に。清く美しく愛をもって、自分磨きをしながら生きていくことを、日々実行したいものです。



Question!

《 もし、20代の自分に戻れるなら伝えたいことは? 》


若いから真剣に悩む事も大事だけど「あなたは大丈夫よ!必ず希望が待っている」今は辛いかもしれないが今できる事をひとつひとつやれば、何かのチャンスに恵まれる。勇気を出してチャンスをつかんで!



\ ここからが本音 /

♥ 働き女子に10の質問 ♥

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Q1. このままでいいのかな、と思った瞬間は?

自分らしく生きられない時。

Q2. 仕事を続ける理由は?

仕事を通して「愛」を届けたい。
どこにいても愛と平和を与えられる使者として生きつづけるため。
自分の中にはたらいた「聖霊」を手渡していくため。
神様のために働くため。
それらにより、自分が生きているということを実感できるから。

Q3. 働く私が大切にしている「これだけは譲れない」ことは?

穢れ(けがれ)ないようにすること。

Q4. うまくいかない日の心の立て直し方は?

基本的に私の心には平安があります。
早期発見・早期治療をするようにして、疲れたらまず祈ります。
落ち込むことを、野放しにせず、優しくなるように気をつけます。
心が揺れたり騒ぐ時にも、必ず祈り、心を鎮めます。
不調の時は心身のリズムが狂っています。リズムをとり何でもやってみる、すると心と体が整ってきます。
気が重いがやらなければならない時には、あえて「嬉しい!」と言ってみることもありますね。言霊でしょうね。心も朗らかになり物事が捗るようになります。
新約聖書コリント2の12:9〜10「弱い時に強くなる」とあります。これは神の恵みを言い表す言葉ですが、私はこれもたくさん経験してきました。
私の中で生きておられる神の愛が勝利して、信じられないほど心身ともに復活するんですね!まるで何事もなかったかのように!私の中の愛が勝っちゃうんですね!

Q5. 最近ハマっていることは?

美しい動きをみることが好き。
たとえば、美しいダンス、バレエなどの体の動き、バランスを観察すること。
最近はお着物を着る機会が減りましたが、お着物や帯の柄行を見るのも大好きです。

Q6. 最近のリフレッシュ法は?

空を見ること。日帰り温泉をたのしむこと。

Q7. 座右の銘は?

『愛がなければ、無に等しい。』/新約聖書『コリントの信徒への手紙1』13章2節
『無形の貯蓄』
祖父から有形の貯蓄ではなく、無形の貯蓄をしなさいと子供の頃から言われて育ちました。

Q8. 最近、心が動いた出来事は?

母が受洗したこと。
認知症で不調だった母が、カトリックの洗礼を受けたことで、心身ともに安定し、不安が去って喜びに満ちるようになったこと。

Q9. 何気ないけれど、一番幸せな時間は?

認知症の母が、寝る前に幸せそうに
「楽しかった。」「今日も一日ありがとうございました。」と言って眠りにつく姿を見る時。

Q10. 10年後は何をしている?

多くの人たちと交わって、神様の愛について語っていると思います。