困難は絶好のチャンス。
酸いも甘いも噛み分けた「エト子」こと江藤允紀さんが
女性の憂いを解き、
人生ゲームで幸せを勝ち取る攻略法を伝授!
エト子さん、こんにちは。私には付き合って半年の彼(2歳年下)がいます。友達の紹介で出会いました。その彼に突然「別れてほしい」と言われ、近日中に結論を出さないといけなくなりました。
彼の言う別れの理由は、彼が派遣社員であること。そして、私が30歳であることから、近い将来結婚を意識せざるおえないこと。でも、自分が結婚することが想像できないこと。らしいです。
私は突然降って湧いたような話で混乱しています。まだ半年しか付き合っていないのに結論を出すには早すぎる気がします。
出会い。それは互いの役割を果たす約束の時。役割を終えた時、そのご縁も終る。
OK!girl!
物事が思い通りに運ばない時、そんな時はどうか綱引きから手をお離しあそばせ。離してなるものかと頑張って引っ張れば引っ張る程、物事はどうにもこうにも動かなくなってしまうのです。執着は幸せへの抵抗勢力となりますから、あなたの心をいつも自由に伸び伸びと心得あそばして頂きたいのです。
人生は嬉しい事や悲しい事、玉石混交な体験が次から次へとやって来ます。それ故に守りたいのは、何事にも何者にもあなたの心が囚われないでいること。物事は狭い視点で見てしまえばそこだけですが、力を抜いてふと見渡せば思いもしなかった素敵な事や思いもよらなかった素敵な人が沢山いることに気づくはず。追いかけるのは心の自由、ただそれだけ。
今はまだとても不本意に感じるかもしれませんが、彼の告白は迷いの相談ではなく、彼なりに懸命に考えた末の決断であり宣言だと感じます。
きっと彼はあなたとお付き合いする以前から自分は何者なのか?自分は何をしたいのか?自分はどう生きるのかをずっと模索して来たのではないでしょうか?
己を知らずして生きること。
それは味気無い、無味乾燥な砂の上で生きるのと同じ。掴んでも掴みきれない、握っても握りしめることのできないその乾ききった砂は、無情にも指の隙間からただこぼれ落ちていくだけ。
彼は長い間自分でもわからない、自分でも気づかない何か?をずっと探し続けていたのです。そして運命の時は満ち、二人は出会った。
それが約束の時。
二人がお互いの為に役割を決め、お互いの為に役割を果たす約束の時。あなたはこの約束を立派に果たしたことに気付く必要があるのです!自らを誇りに思う必要があるのです!
あなたのこの半年という月日は彼の幸せを考えて、二人の未来を願われて大切にお過ごしあそばしたことでしょう。それは幸せの種に水を与える心暖まる宝物の日々であったと感じます。
しかしながら図らずも彼の告白に心を曇らせる事態となり、種に水を与える日々に終止符を打つ方へ心が向いているのではないかと案じております。
でもどうかどうか、幸せの種に水を与えることだけはお忘れなきよう切にお願いしたいのです。と言うのもあなたが費やした月日は、お二人の幸せの種に水を与えたと同時に、彼の心にもまた潤沢な水をあなたはお注ぎあそばしたのです。
おかげで彼が生きた乾いた砂は命の土となって、彼は本当の自分に気づき自由に生きる大海を得たのです。
彼の人生に多大なる影響を与えたこと。
この尊い名誉は他にございません。あなたはこの名誉を胸に糧にして前へ進むのです。
幸せの種は豊かな大地の中で力強く根を張って、今芽吹く時を待っています!どうかその事、お忘れなきように!