困難は絶好のチャンス。
酸いも甘いも噛み分けた「エト子」こと江藤允紀さんが
女性の憂いを解き、
人生ゲームで幸せを勝ち取る攻略法を伝授!
エトコさん、こんにちは。私は32歳の会社員です。私には付き合って半年の2歳年上の彼がいます。彼は1年前に会社をやめてフリーランスとして生計を立てている人です。気が合うし結婚を前提に付き合っていたこともあり「半年後には結婚しよう」という話になったので両親にそのことを伝えたんです。ところがなんと反対されてしまいました。まず、フリーランスであること、学歴があまり高くないこと、交際期間が短いことなどが反対する理由です。
交際期間云々はなんとなく納得できますが、フリーランスであることや学歴のことで結婚を反対されるのは不本意です。ちゃんと稼いでますし、性格も真面目で優しい人です。お互い三十路を越えてますし結婚するなら早い方がいいと思っています。どうすれば両親を説得できるんでしょうか。
親心。それは失うことで初めて気づく、尊い珠玉の思し召し。人は皆、尊い心に成れて初めて、その有り難みに涙を流す。
ok! girl!
如何なる時も自らの思いを言葉に乗せるのは、とても難しいことだと感じます。言葉を選べば嘘になり、選ばなければ大きな誤解となってしまうのが世の常。思いを伝える側も伝えられる側も、互いの心に何かしらの不安があれば、それはねじ曲がった真実からかけ離れた言葉となってしまいます。真心が見えなくなってしまうのです。
子の幸せを願わない親は何処にもいないのです。これまでの32年をあなたに捧げてくれたご両親の思いを決して無にしてはなりません。彼に対するご両親の発言は、本心ではなく方便であることをあなたに知って頂きたいのです。
方便とは、あなたをこの結婚に相応しい心構えに導く為のご両親の手段であり配慮なのです。
結婚は生易しいものではありません。ひとりでいる方がずっと気楽に過ごせるのです。親と言うのは、影ながらの苦労を子供には見せないものなのです。
ご両親は結婚と言う事業の難しさを一番に分かっていらっしゃいます。そしてあなたのことも一番よく知っていらっしゃいます。結婚と言う事業の難しさと実業の厳しさを感じた時、あなたの器がその苦労に耐えられるのかを案じていらっしゃるのです。
そもそも家族と言うものは長年同じ食事を頂いて、長年同じ生活習慣の中で培ったその人となりの同じ文化と思想を自然と継承しているものなのです。
あなたは経歴で人の価値を測る感性を持ち合わせてはいない。であれば尚更のこと、ご両親こそが経歴で人の価値を測る人ではないのです。
ご両親があなたから聞きたいのはあなたの覚悟!知りたいのはあなたの決意!感じたいのはあなたの決心!
結婚とは血判を押すこと。
ご両親はあなたの血判をその目で確かめたいのです。
説得とは相手を自分に従わせること。
その様な心無い無礼をあなたもご両親にしたいはずがありません。状況を変えるには人や物事を変えようとするのではなく、まず自分の心を変えるのです。それに相応しい器に今成るのです!
これまでのお嬢様感覚を全て捨てて彼に幸せにしてもらうあなたではなく、如何なる時も彼を幸せにできる大黒柱を持った力強いあなたへと意識を変えて頂きたいのです。心には現実を反転させる絶大な力があるのです。
幸せは人が運んで来てくれます。どうかこれまで過ごされたご両親とのかけがえのない日々を思い、精いっぱいの大切と感謝をお示しあそばしませ。
幸せの青い鳥は目の前のご両親であったと、あなたは近々知ることとなるでしょう!