最近、眠れていますか?

2021_08_最近、眠れていますか?
人生の3分の1を占める眠り。快適な睡眠は心身の健康、ミスのない仕事、
そして充実した日々を過ごすためにも非常に重要なものなのです。
たかが「眠り」、されど「眠り」。今回は「眠り」をテーマにtomatoは考えてみました。


睡眠の専門医から、ぐっすり眠りたいあなたへ。

コロナ禍による生活環境の変化や不安、ストレスから睡眠の悩みは増え、「コロナ不眠」なる言葉まで生まれました。
私たちが活動するために欠かせない睡眠ですが、いったいどうすれば熟睡を得られるのでしょうか。
「みんなの睡眠・ストレスケアクリニック」の山下先生に睡眠の重要性や不眠の原因、快眠の方法などについてお話を伺いました。羊を数えても眠れません。まずはご一読ください。

Q:そもそも睡眠って どれくらい大切なの?

睡眠は、免疫や疾患といった身体的な側面のみならず、精神的にも非常に大事なもので、私たちは生きていく上で睡眠をゼロにはできません。睡眠不足や不眠症の状態が続けば、胃腸障害や慢性疼痛、高血圧、糖尿病など様々な疾患に罹りやすいとされ、うつ病などの精神疾患も引き起こしやすくなります。そもそも、寝不足で集中力がなくなったり疲れやすくなったりすることは、全体的な生活の質(QOL)を低下させてしまうでしょう。
家計に置き換えてみます。家計には住宅ローンや生命保険料などの固定費と、食費や交際費などの変動費があります。このうち睡眠は「固定費」です。人によって多少の差異はあれど、まず睡眠時間を確保して、それ以外を趣味などの時間に使わないと、あなたの家計(身体)は立ち行かなくなってしまいます。仕事などで忙しいとき多くの人が睡眠時間を削りがちですが、これは避けるべきことなのです。
睡眠時間には個人差があり、5時間でOKな人もいれば、7〜8時間必要な人もいます。ですが、5時間未満の人は認知症リスクや死亡リスクが高まるとされます。「私は3時間しか寝ないけど、質が良いから大丈夫」は間違いで、“睡眠負債〟を抱えることになります。

Q:コロナ禍で不眠の人が増えているって本当?

2020年に厚生労働省が行った「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査」によると、コロナ禍で睡眠時間自体は増えた人も減った人も同程度いることがわかります。外出自粛やテレワークで家にいる時間は増えましたが、布団の上で過ごす時間に大きな変化はなかったようです。
一方、大幅に減少したのが「運動量」で、大幅に増加したのが「ゲーム時間」です。これらは遅寝・遅起きといった生活習慣の乱れにつながります。また、感染そのものに対する不安や失業など仕事に対する不安は高まっているため、これにより睡眠の質が悪くなっていることも考えられます。みなさんも一度は、心配事があって夜眠れなかったという経験をお持ちだと思いますが、良い刺激であれ悪い刺激であれ、脳は興奮すると覚醒レベルが上がります。このうち良い刺激は長く続きませんが、心配事というのはすぐに解消されない場合が多いため、悪い刺激は慢性化しやすくなるのです。特に女性は、場の雰囲気を敏感に感じ取りやすいため、人間関係に悩むことも多く、不眠症の割合も女性の方が高くなります。眠れないことで日中の活動に支障が出てくるのは問題です。睡眠前には別のことをするなどして、心配事に意識が向かないようにしましょう。

Q:うまく眠るための方法は?

特にコロナ禍で言うと、家にいる時間が増え生活が乱れやすくなるため、リズムを一定に生活することが肝要です。まずはコロナ禍以前の起床時間に戻すこと。そうすることで、結果寝る時間にも規則性が出てきます。これは「睡眠衛生指導」の「サーカディアンリズムの維持・強化」と呼ばれるもので、健康な成人の場合、起床後に太陽の光を浴び、体内時計のリズムがリセットされてから15〜16時間後に眠気が出現することがわかっています。
次にアルコールです。飲酒直後は眠気が強くなりますが、アルコールは眠りの質をかなり下げてしまいます。アルコールが身体から抜けていくことで中途覚醒が起こりやすくなり、途中で目が覚めるとますます眠りにくくなってしまうのです。私自身、コロナ禍で週末以外の飲酒を控えるようになりました。すると、途中で目が覚める回数が明らかに減少しました。寝酒や飲酒量の増加にはくれぐれも気をつけてください。
規則的な運動習慣の維持や、ゲーム・スマホの時間を増やさないようにすることも大切です。特にゲームやスマホの画面から発せられるブルーライトという光は、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌を抑制してしまいます。睡眠前には青い光より黄色い光を浴びるようにしましょう。
この他、眠気は体内からの熱の放出によって訪れるため、手足の冷えを解消して入眠しやすくするための入浴(38〜40℃のぬるめのお風呂にゆっくり浸かる)や、意識的に筋肉に力を入れて、その後緩めることを繰り返す筋弛緩法など、眠れる身体にするためのリラクゼーションもオススメです。
ちなみに、個人差はありますがほぼ全ての人は加齢によって必要な睡眠時間が短くなります。これは自然な加齢変化なので覚えておいてください。

Q:それでも眠れないときは?

眠れないとき、布団の中で「眠れない…」と思いながら過ごしていると、布団を眠れない場所だと認識してしまいます。そうした場合は一度寝室から出て、リビングのソファなど薄暗い場所で過ごし、少し眠気が出てきたら布団に戻るようにしましょう。これは「刺激制御法」という認知行動療法のひとつです。布団の中で15分以上眠れない場合を目安としてください。大事なのは、こだわりすぎないこと、粘らないことです。
たとえ一晩眠れなくても、二晩、三晩眠れないようなことはありません。不眠が続く人の中には、昼間に寝ているケースもあります。この場合、いくら夜に眠ろうと頑張っても思うように眠れなくなります。ですから、昼寝はしない、が前提です。
それでも眠れないなら、専門の医療機関への受診をオススメします。ネット上には不眠に関する様々な情報がありますが、知識だけはあってもそれを実践するとなると一気にハードルは高くなります。自分一人では難しいと感じたら、プロの助けを借りてみましょう。「1か月調子が悪い」「昼間の生活に支障が出ている」「眠れないことが不安」…こうした方は特に注意が必要です。
睡眠

Q:快眠できずに悩んでいる人へメッセージを

コロナ禍にまだ終わりは見えません。「新しい生活様式」と言われますが、規則正しい生活、運動、飲酒、睡眠環境など、気持ちよく眠るための工夫も、今の環境の中でできる範囲で変えていかなければならないと思います。コロナ以前のライフスタイルにこだわりすぎないこと。これは、眠れないときにこだわりすぎないことと同じですね。
前述しましたが、私はコロナ禍で飲酒がほぼ週末のみになりました。実は一度お酒の量が増えて調子を崩したことがきっかけでした。結果、以前よりもお酒の量は減っています。みなさんの中にも、家にいる時間は増えたけど、おかげで残業時間が減ったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。「災い転じて福となす」という言葉がありますが、コロナ禍はライフスタイルを見直すきっかけであり、より健康的で快眠できる生活を送るチャンスなのではないかと思っています。まずはいまの生活習慣を見直すところから始めてみてください。

みんなの睡眠・ストレスケアクリニック-山下先生



快眠GOODS
「よく眠れた!」そんな朝を迎えたい方におすすめのグッズをご紹介♪
睡眠の質を高めてくれる選りすぐりの逸品で“睡眠負債”をなかったことに!


銀イオンの力で“キレイ”が続く 業界初の除菌マットレス

ライフトリートメントマットレス


銀イオンによる除菌機能糸を生地に使用し、付着した菌を99%以上減少させる画期的なマットレス。身体を面全体で受け止めるから寝返りしやすく、三次元構造体で通気性も抜群です。硬さは「ハード」「ミディアムソフト」の2種類。

●ライフトリートメントマットレス
(高密度連続スプリング プロウォール®
 +ブレスエアー仕様)/シングル ¥253,000
いのくち家具


プルプルなお肌と良質な睡眠を促す最強ドリンク!

C&P20000


1本の中にコラーゲン10,000mg+プラセンタ10,020mg、その他にもヒアルロン酸、ローヤルゼリー、セラミド、エラスチン、ツバキ種子エキスを配合。お肌をプルプルにしてくれる女性に嬉しい効果と、コラーゲンに含まれるアミノ酸“グリシン”という成分が良質な睡眠を促してくれます。

●C&P20000/50㎖×10本 ¥8,800
エンチーム


リラックス&スムーズな入眠へ 深部体温を保てるウォーマー

復元ウォーマー-ショートレッグ


ぐっすり眠るには、内臓の温度である深部体温を下げることが大切。足首が温まると足の裏に汗をかき、その汗が蒸発して血液の温度が下がります。その血液が内臓を巡って深部体温を下げ、その結果深い眠りに落ちるのです。しかし、靴下を履いてしまうと足の裏を覆ってしまうので、汗をかいても気化熱が生じなくなってしまいます。そこで最適なのが、復元ウォーマーです。

●復元ウォーマー ショートレッグ/1セット ¥7,810
温活堂


今話題!自宅で重炭酸温浴が叶うアイテム

薬用ホットタブ重炭酸湯


有効成分が温浴効果を高め血行を促進。冷えや肩こりなどの諸症状を緩和します。身体の芯までポカポカになって、快眠効果も期待できます。24時間濃度が持続するので、追い焚きもOK!

●薬用ホットタブ重炭酸湯/
 10錠 ¥1,100、30錠 ¥2,750、
 100錠 ¥7,370 (小田億ファインズ


心も体も疲れた人や眠りで悩む人にオススメの漢方

双参(滋養強壮薬)


「疲れがたまり、気力・体力が衰えている」「食欲がなく、元気が出ない」「手足が冷えていつも体調がよくない」方へ。2つの生薬によって冷え症、血色不良、食欲不振等の滋養強壮にすぐれた効果を発揮、身体を温め、眠りやすい体調に導きます。

●双参(滋養強壮薬)/30包 ¥5,280
漢方の千幸堂薬局






東急ハンズ広島店の6Fフロアには、学術的な睡眠知識に加え、科学的な知見に基づき睡眠に関するアドバイス等を行える「睡眠健康指導士」の資格を持ったハンズスタッフがいます。今回は、そんな睡眠健康指導士・尾中さんが厳選したオススメの快眠グッズをご紹介します。また、気になる商品は「ハンズクラブアプリ」より在庫確認や取り置き・取り寄せも可能です。
アプリのダウンロードはこちらから




夢心地のフィット感「光を遮断する3Dスリープマスク」

MYTREX-Eye-Air


立体構造なので、目を圧迫することなく光だけを遮断。装着すると真っ暗になるから、「カーテンを閉めても車のライトで目が覚めてしまう…」「家族は豆球派だけど、自分だけは真っ暗じゃないと眠れない…」「仕事柄、車の中で眠ることが多い」という方にもオススメです。約30gというまったく重さを感じさせない軽量感も魅力。

●MYTREX Eye Air/1個 ¥1,628


寝返りの度にひんやりグッスリ 寝苦しい真夏の夜の救世主!

アイスマックスプレミアム敷きパッド


「接触冷感」という、触れた部分がひんやり冷たく感じる生地を使用した敷きマット。敷き布団の上に敷くだけという手軽さで、熱帯夜の寝苦しさから解放されます。生地も冷たさ別に3種類あり、店頭で直接自分に合ったものを確かめることも可能。家庭用洗濯機で洗濯もOKで、夏の電気代の節約につながるかも?!

●アイスマックス プレミアム 敷きパッド
 /シングル ¥15,180


【西川×東急ハンズの共同開発】自分好みの高さにカスタマイズできる枕

西川と東急ハンズが考えた枕


首回り部分に柔らかくてへたりにくい「粒わた」が、その他の部分に通気性・流動性に優れた「ソフトパイプ」が入った枕。「粒わた」も「ソフトパイプ」も中身を足したり引いたりが可能なので、首・後頭部・両サイドを高さ調節することで、自分好みにカスタマイズできます。また、耳への圧迫を抑える立体構造は、横向き就寝時の耳へのストレスも軽減します。高さは高めと低めの2タイプ。購入時に補充パックが付いてきます。

●西川と東急ハンズが考えた枕/1個 ¥8,800


天然アロマが心地良く香るおやすみ前のアロマミスト

アンドグッドナイト-やすらぎアロマミスト


消臭・除菌効果もあるアロマミスト。枕などの寝具やパジャマ、寝室の空間に吹きかけることで、おやすみ前に安らげる香りを広げてくれます。香りは「スリーピーラベンダー」の他、「ヒーリングシダーウッド」「リラックスオレンジ」の3種類。起床後のベッドメイキングにも使えます。

●アンドグッドナイト やすらぎアロマミスト
 スリーピーラベンダー/285㎖ ¥1,408


消臭しながら眠りやすいフレグランスを部屋中に

nodoka-デオドラントディフューザー-リフレッシュ


柔らかい香りが特徴のリートデフューザー。植物由来消臭成分配合で、消臭しながらお好みの香りを部屋中に広げます。2021年4月に発売されたばかりの東急ハンズオリジナル商品で、香りは「リフレッシュ」「リラックス」「ポジティブ」の3種類。

●nodoka デオドラントディフューザー
 リフレッシュ/150㎖ ¥3,190






睡眠に関するアンケート

Q1:あなたは快眠できていますか?

Q1

Q2:あなたの平均の睡眠時間は?

Q2

Q3:あなた自身の睡眠について不満に感じることはなんですか?

Q3
その他…早く目が覚める、就寝時刻と起床時刻を固定できない、子供の寝相が悪く体が当たり目が覚めるなど


Q4:眠れないときの原因はなんだと思いますか?

Q4
その他…夫の不規則な勤務時間、うたた寝、不安や悩みなど


Q5:コロナ禍で感じた睡眠の変化は?

Q5

Q6:Q5の理由はなんだと思いますか?

●在宅勤務になるような職種でもなかったし、子供たちはいつも通りなので特に家の中に変化は感じなかった。(yu)
●勤務形態の変更で睡眠時間が短くなった。(ゆち)
●不安な事や考える事が増えたから質が落ちた。(シナモン)
●子供といる時間が長いので、睡眠時間を削って自分の時間を作った。(まみっこ)
●在宅時間が増えたため睡眠時間が長くなった。(ナリ)


Q7:快眠のため、日頃から心がけていることはありますか?

●暑い時期でもバスタブに10分、首までつかって身体をあたためる。寝る前に、ストレッチと瞑想する。(なおみ)
●毎日同じ時間に寝るようにしています。(イチハ)
●季節に応じて枕カバーや敷きパッドを変える。(冷感タイプ、毛布のような手触りのものなど)(よこちー)
●寝る前にPCやスマホを見ない。(にゃほ)
●早寝早起きの生活にチェンジ。すると、びっくりするほど睡眠の質が上がりました!(さんび)