より便利に！よりにぎやかに！変わりゆく広島駅南口

南口交通広場内のバス乗降場の増設、路面電車とJRの乗継時間の短縮や市内中心部へのアクセス時間の改善、また人々が憩いくつろげる空間の創出などを目的に、広島駅南口広場の再整備等事業は平成26年に基本方針が策定され、令和２年より工事がスタート。そして３月24日、再整備の第一弾となる新駅ビルがオープンしました。合わせて、広島JPビルディングへ接続する西側と、エキシティ・ヒロシマへ接続する東側のペデストリアンデッキも利用できるようになり、東側については愛宕踏切を超えたところまで2階デッキでつながったため、野球観戦の行き帰りもより安全で快適になりました。

まずは今夏、路面電車駅前大橋ルートが営業運転を開始します。路面電車が高架でJRの駅ビル2階へ乗り入れるのは全国初で、その特性を活かしたシームレスで一体感のある空間も特徴です。この風景を目的に訪れる観光客も期待されます。駅前大橋ルートにより、紙屋町・八丁堀エリアと広島駅区間の所要時間が約4分短くなります。また、来年春には路面電車の循環ルートの営業運転も開始され、エールエールA館とのペデストリアンデッキの通路部も完成します。エールエールA館からはさらに河岸緑地への歩行者ネットワークが構築予定です。その後、にぎわい広場やビッグフロントひろしまへのペデストリアンデッキ、南口交通広場などの完成を経て、令和11年春に全体が完成します。