皆さんは「朗読」に、どのようなイメージを持たれていますか?
「声をあげて、文章をよむこと。」「学校の国語で音読をしたイメージ。」
のような感じでしょうか。
講師の藤野能子先生は、まず
「朗読の技術を学ぶだけでなく、子どもの頃読んだ童話を声に出して読むことで、
『愛と癒しの時間』を過ごしていただけたらと思います。」
と話されました。そして、
「思想家で教育者のシュタイナーは、『童話に触れることは、魂の飢えに栄養を与えることだ』
と言っています。古くから語り継がれてきた童話には、時代に左右されない人間の本質とも言える
『真善美愛』を探求する普遍的なメッセージが込められています。子どもの頃に味わったそうした物語に、
大人になってもう一度触れることで、忘れかけていた大切なことを思い出したり、
癒されたりすることもあります。声を出して読むことで、より深く物語と出会えるのも、
朗読の魅力でしょう。
講座では『リアリティのある表現』を目指しています。お一人お一人が内容を落とし込めるように、
物語の底に流れる解釈も丁寧にお伝えしながら、朗読指導させていただいています。」
とも話されました。
講座では、「講座に出ると、心がポカポカする、幸せな気持ちになれる。」
という生徒さんのお声が多いのだそうです。素晴らしいことですね。
こちらの講座では、幅広い年代の方が朗読を楽しまれており、私もそのひとりです。
レッスン時間は90分。この日は、「マッチ売りの少女」が題材でした。