事務職も営業職も!実務に役立つ6つの資格を紹介

この記事は2021年12月7日に作成および更新したものです。
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6つの資格を紹介
資格を必要とするのは、就職や転職を考える人だけではありません。
専門的知識を身に着けることで日々の業務のスキルアップに役立つ資格が沢山あります。

また、合格を目指して勉強することで、学習の効率化も得られます。
例えば、秘書検定では、3級は「一般的な職場常識」、2級は「感じの良さだけでなく効率のよい仕事の仕方」が問われるというように、達成度が明確にされています。
資格試験によくある「級」は、目指す知識量に合わせた学習の効率化に役立つのです。

今回は、比較的難易度が低く、幅広い業種の実務で役立つ資格6つを紹介します。

▼この記事を読んで分かること
◎ビジネスの基礎知識を得られる資格2つ。
◎パソコン業務の効率化に役立つ資格2つ。
◎ビジネスマナーの向上が得られる資格2つ。

この記事を読めば、どのような業務に役立つのか詳しくわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.ビジネスの基礎知識を得られる資格

ビジネスの基礎知識


FP(ファイナンシャルプランナー)

FPは、金融、税制、保険など幅広い知識を備えることで将来を明確に考えることができるようになり、会社経営の理解やキャリアプランニングに役立ちます。

営業職は、お客様の人生設計をもとにした商品提案や、幅広い知識を生かしたアプローチが可能になります。
事務職は、金融関係や経理事務に役立てることができ、社会の仕組みや各種手続きなどを理解することで、仕事の効率化につながります。

さらに、年金や保険など、人生設計に役立つ知識が得られるため、プライベートの充実にも役立つ資格です。

▼主な資格試験
・日本FP協会 FP技能検定
・金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定


簿記検定

簿記は、職種を問わず日常業務をこなすための基礎知識から商業簿記・工業簿記まで学べます。
2級以上を取得すれば、財務諸表から経営状態を把握できるようになります。

営業職は、利益がどのくらい出ているのかを表す損益分岐点や損益計算書が理解できるようになり、数字に強い営業を目指せます。
事務職は、経理事務に役立つのはもちろん、在庫管理や企画など数字を扱う仕事なら幅広く知識を生かせる資格です。

▼主な資格試験
・日本商工会議所 日商簿記検定
・全国商業高等学校協会 全商簿記検定


2.パソコン業務の効率化に役立つ資格

パソコン業務


基本情報技術者試験(ITパスポート)

IT関連の資格として人気なのが基本情報技術者とITパスポートです。
操作スキルというよりは、パソコンの仕組みや専門用語、情報処理の基礎知識を学べます。
どちらも国家資格となっており、将来万が一の転職の際にも履歴書に堂々と書ける資格です。
基本情報技術者に比べ、ITパスポートは難易度が低めで合格率も高いので初めての方はこちらがおすすめです。

営業職は、IT関連商品の提案に役立つのはもちろん、パソコン及び周辺機器に詳しくなるため、データ管理や簡単なパソコントラブルなどに対応できるようになるなど、パソコンを使用する仕事全般に生かせる資格といえます。

▼主な資格試験
・IPA独立行政法人 ITパスポート
・IPA独立行政法人 基本情報技術者


MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOSは、Word、Excel、PowerPointなどMicrosoft Office(マイクロオフィス)製品の操作スキルが身についていることを証明できる資格です。
国際資格となっており、世界共通の「合格認定証」や「デジタル認定証」が得られます。

営業職も事務職も職種を問わず、Word、Excel、PowerPointなどを使う仕事に生かせる資格です。
試験では、ソフトごとに分かれた科目とバージョンを選択することができ、実務で使うソフトの操作スキルを集中的に高めることができます。
操作スキルを身につければ、操作速度があがり、仕事の効率化につながります。
また、企画書や分析資料など、より完成度の高い資料を作成できるようになります。

▼主な資格試験 
・オデッセイコミュニケーションズ MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)


3.ビジネスマナーの向上が得られる資格

ビジネスマナー


秘書検定

秘書検定は、秘書の業務に限らず、ビジネスマナーや慶弔のマナーなど、社会人に求められる一般常識を学ぶことができます。
例えば、上司とエレベーターやタクシーに乗る際に最適な自分の場所や、電話・来客対応の仕方など、職種を問わず実務で役立つマナーが幅広く出題されます。

営業職は、好印象を与えることができ、事務職は、電話・来客応対時など毎日の実務に役立つ資格です。
お客様や上司と関わる場で、所作に悩むことなくスムーズに仕事を進めることができるようになります。

▼主な資格試験
・実務技能検定協会 秘書技能検定
・全国経理学校協会 秘書能力検定


日本語検定

日本語検定は、「漢字」「表記」「敬語」「語彙」「文法」「言葉の意味」の6つの分野の問題が出題されます。
文章を携帯やパソコンに頼りがちな昨今、日常やビジネスシーンで良く使う漢字や表記、文法を再確認することができます。

また、ビジネスシーンで必要不可欠な正しい敬語を学ぶことができ、お客様と接する機会が多い営業職はもちろん、電話や来客に応じる事務職も実務で役立つ資格です。

▼主な資格試験
・日本語検定委員会 日本語検定
・日本国際教育支援協会 日本語能力試験


4.まとめ

今回紹介した資格は比較的難易度が低く資格試験に合格した経験がある方であれば、3級から2級は参考書1冊と過去問3回~5回分の解答・復習で合格できます

私は、この中だと、FP・簿記・基本情報技術者・秘書・日本語検定を独学で取得しています。
これまで接客、営業、企画、事務、Webライターと様々な仕事を経験してきましたが、どれも実務で役立つものばかりでした。
資格を取得していると、スキルがあると判断されて仕事も任されやすくなったと感じます。
就職や転職はもちろん、仕事の効率化やスキルアップにぜひ参考にしてみてください。

また、「3級FP技能士」については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみて下さい。
(担当ライター:HANA.Edit