なんと、このランチでは、「お魚料理」と「お肉料理」の2種類が楽しめるのです。
嬉しいですね。
まずは、桜鯛を使用した「お魚料理」です。
桜鯛の上にのせられている「ポテトのクルスティアン」。
カリッ、パリッとしたクリスピーポテトが、ふんわりと焼きあげられた桜鯛にのせられ、広島県産の小松菜が添えられています。
そこに、薬草のお酒を使った泡状のベルガモットソースがかけられ、絶妙なハーモニーを醸し出していました。
そして、いよいよ「お肉料理」です。
「牛ほほ肉の煮込み 大山鶏むね肉とモリーユ茸 2種の味わい」という豪華なもの。
「大山鶏のむね肉」、「牛ほほ肉」ともに、とても柔らかく、お肉の味がしっかりと感じられ、私はびっくりしました。
この柔らかさと味わいから、シェフの心意気と技を感じたのです。
「大山鶏」を調べてみると、鳥取県大山の自然で、エサや水にこだわりをもって飼育された鶏肉のようです。
それだからこそ、柔らかく美味しい味になるのでしょうね。
牛ほほ肉の下に敷かれた「セロリラブ」とは、セロリの仲間です。
根だけを食べるものだそうです。
まろやかな香りと味わいが、牛ほほ肉をひきたてていました。
そして、こだわりの「モリーユ茸」にも驚きました。
調べてみると、「モリーユ茸」とは、フランスのブルゴーニュで、春に採れるキノコ。
栽培するのが難しく、春の野で採られているのだそうです。
それだけに、とても貴重で高価なものだとわかりました。
そのような珍しいきのこを使ったソースが、鶏肉にからまり、より一層、うま味を増していました。
私が感じたことは、お肉やお魚にしても、お野菜にしても、「素材にこだわる」そして、「素材を大切にしている」ということでした。