自分の身体や心とうまく付き合っていきたい方に~お灸女子のすすめ~ ①お灸について
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自分の身体や心とうまく付き合っていきたい方に~お灸女子のすすめ~ ①お灸について
この記事は2021年3月26日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
身体がだるかったり、疲れていたり、心が休まらなかったり…仕事や家事など日々忙しく過ごす中で、「なんとなくの不調」を感じることはありませんか?
そんな身体や心の「なんとなくの不調」に対して耳を傾け、取り入れてみてほしい
~お灸~についてご紹介
します。
《なんとなくの不調=未病》
病院にかかるほどではないし薬に頼るほどでもない。でも気になる。何とかしたいな。って症状の時はありませんか?このような病気になる前の状態のことを東洋医学では「未病」と言います。身体が出しているサインである「なんとなくの不調」はまさにこれに当たります。
この未病の段階で症状を和らげて治していくことがとても大切だと考えられ、ほんの少しの変化や不調に気づき、早めにケアをすることが毎日を元気に過ごせることにつながってきます。
ここでは未病に対するケアの一つの方法としてご自身で簡単にできるお灸についてお伝えします。
《お灸のイメージ》
お灸について聞くと「聞いたことはあるけど試したことはない。」「祖父母がやっていたけどよくわからない。」「熱そうで怖い。」など存在は知っているものの使ってみたことはないという方がほとんど。確かに熱いものもありますが、最近は温熱やデザインのバリエーションも豊富で可愛く、気軽に取り入れられるアイテムに変わってきています。
《お灸ってなに?》
実はお灸は二千年以上も前に中国で始まり、その後日本へと伝わり広がった歴史のある治療法なんです!
よもぎの葉の裏にある白いフワフワした綿毛を集めて加工したものがもぐさになり、お灸となります。
身体に現れている症状に対応するツボにお灸をすることで温熱効果とよもぎの成分が浸透することで血行が良くなり、身体が本来持っている自然治癒力を高めて不調を改善することが出来ます。
もぐさに直接火をつける直接灸、生姜やニンニクのスライスしたものの上でもぐさを燃やす間接灸などがありますが、私のおすすめは手軽に出来る台座のついたお灸です。
《実際にお灸をしてみる》
今回ご紹介するのは
【はじめてのお灸moxa 4つの香り】
です。パッケージもお洒落で可愛らしいデザイン。
温度が低めなので初めての方でも使いやすく、それぞれ花・くだもの・香木・緑茶の4種類の香りがほんのり香り、その日の気分によって香りを選ぶ楽しみがあります。
ドラッグストアや鍼灸院などで購入できます。
温熱のレベルはパッケージに記載してあることが多いので、最初は温度の低いものでお試しくださいね。
1.必要なものを用意する
・お灸
・ライター
・水の入った灰皿or耐熱性の容器
・ピンセット
火を使うので、危なくないようにしっかり必要なものを用意してから始めましょう。すぐ近くに燃えるものがないか確認しておくと安心です。
2.お灸の台座の裏の紙をはがして火をつける
台座の裏には紙がついていて、剥がすとシールのようになっており粘着性があるのでツボに貼った状態で安定させることが出来ます。
まずは台座の裏の紙を剥がして、指先にお灸をつけます。
指先についたお灸のもぐさの先端にライターで火をつけます。
※手や腕にお灸をしようとする場合は、お灸をしたいツボと同じ側の指にお灸を貼り、火をつけるとお灸の移動がスムーズです。
3.火が付いたらツボに貼る
もぐさの先端が赤くなって、ちゃんと火が付いたのを確認したら人さし指と親指で台座をつまみ、お灸をするツボに移動させて貼ります。最初はすぐに熱くならないので焦らずに行ってください。
途中で落ちないように、粘着部分が肌にしっかりとついているか確認してくださいね。
4.お灸の温かさを感じる
ツボにお灸を貼って少し経つと、だんだんと温かく気持ちよくなってくるのが分かると思います。心地よい温かさならそのまま貼っておき、熱いと感じたらすぐに外してください。
外す時は台座も熱くなっているので注意。指で少し台座に触れてみて、熱くて持てないようだったらピンセットを使って外します。
水の入った灰皿を近くにおいておき、その中に入れて火を消します。
一見もぐさの部分の火が消えたように見えても、中の方でまだ燃えている場合があります。やけどに気を付けてください。
5.日々の養生におすすめのツボ【合谷】
では最後に、お灸が初めての方でも取りやすい合谷(ごうこく)というツボをご紹介します。
手の甲側の親指と人差し指の骨が交わるところで、反対側の親指で人差し指の骨の方を押すとズーンと痛気持ちいい所になります。
頭痛や鼻づまり、肩こりなど色々な症状に使われる万能ツボです。
補気という気を補う作用があるので疲れているときや元気のない時にもおすすめです。
お灸を据えたツボの部分がほんのり温かくなると、ツボへの効果はもちろん、心と身体もリラックスできます。ぜひお灸の心地よさを感じてみてください。
(担当ライター:
古谷文美
)
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