【夏バテ予防】暑さに負けない体を作り、暑い夏を乗り切ろう!

この記事は2021年8月10日に作成および更新したものです。
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夏バテ予防
毎日厳しい暑さが続いていますが、皆さん夏バテされてませんか?
新型コロナウイルス感染防止のため、マスクの着用が当たり前の生活になっていますが、 とくに暑い夏には注意が必要です! 筆者も、ちょっと自転車を漕ぐだけで酸欠状態に…マスクの着用で、想像以上に体力は消耗しています。
また、マスクの着用でついつい水分補給を怠りがちになったり、 マスクに熱がこもって、いつの間にか熱中症を引き起こすこともあります。

しかし、ただ水分補給をするだけでは、夏バテ予防や熱中症予防にはなりません。暑い夏を乗り切るために、夏バテの正しい基礎知識と、夏バテに効く食べ物をご紹介します!

▼この記事を読んで分かること
◎夏バテの主な症状。
◎夏バテの原因と対策。
◎夏バテに効く食べ物。

この記事を読めば、暑さに負けない体を作ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.夏バテの主な症状は?

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・体がだるいなどの疲労感や倦怠感
・頭痛 めまい
・立ちくらみ
・食欲不振
・下痢、便秘
・むくみ
・無気力

このような症状がある方は、夏バテや熱中症の可能性が高いです。
では、日常生活でどのような対策をしていけば良いのでしょうか?


2.夏バテの原因と対策

これだけ暑い日が続くと、かき氷やアイスクリーム、キンキンに冷えたビールが飲みたい!という気持ちは筆者にもよーくわかります!もちろん屋外に長時間いた場合など、体を冷やすことも大事にはなりますが、冷たいものの摂り過ぎには注意も必要です。
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どんな食生活を心がける?

①胃腸の働きが低下
夏は冷たいものを摂り過ぎて、胃腸が冷えて消化機能が低下してしまいます。
冷房の効いた室内では、常温か、温かい飲み物を飲むようにしましょう。

②食欲が落ちて栄養バランスが悪化
暑い時には、そうめんや、冷やし中華など、つるっと簡単に食べれるものが欲しくなりますが、実はこれでは栄養不足になりがち。少量でも栄養価の高い食事を心がけましょう。


どんな生活習慣を心がける?

①水分不足
一気に冷たい物を飲んだりせず、喉が乾く前にこまめに水分を取りましょう
また運動などで激しく汗をかいた場合は、スポーツ飲料や、経口補水液などで水分補給しましょう。

②室内外の寒暖差による自律神経の乱れ
公共の場などで空調が効きすぎている時は、羽織るものを持ち歩いたり、冷風に直接当たらないようにするなど工夫する。

③お風呂に浸かる
夏の入浴はシャワーで済ませがちですが、夏でも38度程度のぬるめのお湯にしっかり浸かりリラックスするなどして、睡眠の質を高めることも大切です。

④睡眠の改善
夜更かしや熱帯夜で睡眠不足夜間も気温が下がりにくい現代では、熱帯夜が続くこともあるので、冷房や扇風機をうまく利用して快適な眠りを心がけること。
また夏は日も長く夜更かしをしがちなので、睡眠時間をしっかりと確保するようにしましょう。


3.夏バテに効く食べ物

うなぎ
うめぼし


タンパク質、ミネラル、アリシン、ビタミンB1

①タンパク質…豚肉、うなぎ、カツオ、卵、大豆製品、乳製品

②ミネラル…海藻類、ほうれん草、小松菜、メロン、桃、ぶどう

③アリシン…にんにく、ニラ、たまねぎ、らっきょう、ねぎ

④ビタミンB1…豚肉、大豆、うなぎ、卵、ニラ、にんにく、干しシイタケ、えだまめ、ごま、ほうれん草

夏バテ予防に一番良いのは、アリシンと、ビタミンB1を組み合わせて取ることです。 また、香辛料や酸味をプラスして、食欲をアップさせたり、工夫しながら栄養を取るようにしましょう。


梅干し、体を温める食材

・梅干し
疲労回復に役立つクエン酸を含む梅干しも、夏バテや熱中症予防に効果的です。汗で失われる塩分やミネラルを多く含むので、一日一個程度食べることをおすすめします。

梅干しは、特に調理の必要がなく、そのまま食べられるのも嬉しいですね。
また、ご飯を炊くときに、お米と一緒に梅干しを2、3粒ポンと入れて炊くと、さっぱりした梅ご飯ができます。酸味も飛び、梅干しが苦手な方や子どもでも食べれるので、とってもおすすめです。
ただ、スーパーに売っている梅干しは、調味梅干しがほとんどで、添加物が多いものがあるので、原材料表示などをチェックして、「梅と塩」だけの、昔ながらの製法で作られたものを選ぶようにしましょう。

最近では、スーパーで「本物の梅干し」を見つけるのが難しいですが、筆者は近所のオーガニックショップで購入したり、ネットショップを利用しています。

・体を温める食材をとる
ビールや冷たい飲み物が美味しい季節ですが、冷房の効いた屋内では常温の食べ物や温かい汁物などを取り、内蔵を冷やさないようにすることが大事です。

味噌汁は、発酵食品のため消化も良く、免疫力アップや胃腸を元気にする効果も期待できます。また汗で流れがちな塩分やミネラルも取れるので、一日一杯は味噌汁を飲むようにしましょう。

調味料も、黒砂糖、黒酢、天然塩など、精製されてないものほど、ビタミン、アミノ酸、ミネラルを豊富に含むため、代謝が上がり体を温めてくれます。


4.まとめ

夏バテは日々の生活習慣の改善で、十分に予防することができます。
みなさんも、夏バテの正しい知識を持ち、暑さに負けない体を作り、暑い夏を乗り切りましょう!

(担当ライター:上江洲愛