適切な療育につなぐため相談しよう発達障害は早期発見・早期療育が重要です。
「気になるな」と感じたら、通っている園の先生や地域の市町の窓口など、まずは身近な所へ相談に行きましょう。
また、健診や親子教室で保健師や保育士に相談してみるのもいいでしょう。
お住まいの市町村の窓口や「発達障害者支援センター」でも相談支援を行っています。
早めに気付こう
発達障害のある子どもはコミュニケーションなどが苦手なため、幼稚園や小学校などの集団に入ると、さまざまな問題や困難に直面することがあります。
社会に適応する力を身につけながら、自分らしく成長できるようにするためには、早く気付き、本人に合った適切な療育(※)を行うことが重要です。
※医療や訓練、教育、福祉などを通じて、障害があっても社会に適応し自立できるように育成すること。
発達障害を理解しよう
発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害です。
コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手で、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解されることも少なくありません。
それが、親のしつけや教育の問題ではなく、脳機能の障害によるものです。
発達障害にはいくつかのタイプがありますが、複数の障害が重なって現れたり、障害の程度や年齢、環境などによっても異なります。
接するときは配慮しよう
年齢、障害の種類や程度、本人を取り巻く環境によって一人一人、現れ方は違います。
生活の中で困難なこと、苦手なことも一人一人違います。そのため、一人一人の特徴に応じて配慮したり、支援したりしていくことが重要です。