田中 美穂さん
●SOU Ballet（ソウバレエ）主宰
■プロフィール／広島市出身。小学3年生頃よりバレエを始める。中学卒業後は京都にあるバレエ専門学校へ進学。在学中の96年、広島初となるロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーへの留学が決まり、ヒロシマ平和創造基金スカラシップを受ける。01年同アカデミー卒業、その後もロシアでバレエ教師科を学ぶ。帰国後は東京に在住し、フリーで舞台に立つ傍ら後進の指導にもあたる。13年、地元広島で子どもたちの育成をしたいと帰広。健康の秘訣は持続的な体幹トレーニングとたっぷりの睡眠。
【HP】https://souballet.jp/
バレエ一色の世界で培ったメソッドを
生まれ育った広島で伝えていきたい
自分のX脚がバレエに向いているのではと、母の知人に言ってもらえたのがバレエを始めたきっかけ。そこからのめり込み、中学時代は週４〜５回も下関の先生の元で指導を受ける日々。この頃にはバレエの道を進むと決めていたと振り返ります。バレエ専門学校在学時には、数百名の応募から５名という狭き門を通り、世界三大バレエ学校のひとつ、ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーへの留学を勝ち取りました。親から贈られた辞書１冊を頼りに、言葉も分からずバレエ漬けの生活。それでも学業との両立が基本の日本とは異なり、カリキュラムから食事や身体のメンテナンスまで、一貫したバレエ環境が整った向こうでの生活は肌に合い、卒業後も指導者としての学びを深めることにしました。帰国後はゲストダンサーとしてフリーで活動。ただ、バレエ一色だった環境とのあまりの違いに一度はバレエから離れることも考えたそうです。
田中さんが教えるワガノワメソッドは、バレエに必要な身体機能を分析し、成長に合わせて一つひとつの動きを段階的に学ぶ教育と技術を合わせた指導法。日本ではまだ採用している教室も少なく、彼女が教室を開講した理由も、このメソッドを地元広島の子どもたちに伝えたいという強い思いからです。「身体を傷めたり負担をかけたりしないよう、とにかく基礎を大切にしています。踊りの練習を始めるのは、いつも基礎を１時間以上した後です。また、バレエという芸術は礼節も重んじます。挨拶はもちろん、困っている友だちがいたら自分から声をかけて助けるあげるなど、レッスンの中では協調性も養っています」。一方、先生は怖い存在という感覚も今は昔。生徒の中には思春期の子も多く、言葉選びや接し方は常に気をつけている部分でもあります。
教えることがメインとなった田中さんの現在。そのやりがいは２年に一度開催する舞台です。舞台に立つ側から裏方に回り、照明・音響・編集と右も左も分からないことを一から覚えるのは苦労も大きかったそうですが、生徒たちがその舞台で躍動する姿は苦労を帳消しにして余りある喜びです。「すぐには上手くならないバレエだからこそ、忍耐力が培われ、少しずつ確実に成長していきます。今後もそんな生徒たちの成長を見守っていくのが、私の使命でありやりがいですね」。
バッグ（ANYA HINDMARCH）
ロンドン生まれのブランドバッグは、丸い2つの目がキュートな大人の遊び心が光るアイテム。可愛さに惹かれネットで購入しました。デイリーユースにもマッチし、子どもたちウケも抜群です。
化粧水（TOUT VERT）
ヒアルロン酸、アミノ酸、セラミドを配合し、肌をしっとりさせる保湿とエイジングケアをテーマに開発された高保湿化粧液。化粧水だけで翌朝の顔がツルツルになるのが愛用ポイントです。
キレートレモン MUKUMI（POKKA SAPPORO）
とにかく味が好きというドリンク。レモンの酸味と炭酸の刺激でリフレッシュしつつ、レモン由来モノグルコシルヘスペリジンが顔のむくみ感も軽減。
はちみつのど飴（LOTTE）
国産カリンエキスや13種のハーブエキス、国産はちみつのおいしさを1粒に詰め込んだのど飴。レッスン中は常に声を出すため欠かせないアイテム。
ノート（オリジナル）
レッスン中に子どもたちの踊りを見ながら気付いた点を、レッスン後に書き留めておくためのノート。生徒への思いが詰まった1冊です。
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