働く女性の本音_vol.103_川﨑 恵子さん

川﨑 恵子さん
●株式会社Kei Design Base 代表取締役
■プロフィール/広島市出身。高校卒業後は結婚し専業主婦に。第二子出産後に看護学校へ通い始めるも、体調不良でやむなく退学。その後サービス業を経て、30歳を機に建築を学ぶべく広島工業大学専門学校へ入学。2018年、㈱Kei Design Base設立。以降、住宅デザインから家具リースまで幅広く事業展開。趣味は毎週日曜のゴルフで、週に2回、インストラクターを会社に招き希望者で行う「会社ヨガ」も健康の秘訣。二級建築士/インテリアコーディネーター/ホームステージャー一級。
【Instagram】@keidesignbase
家具は一生モノという概念を変え
気軽にインテリアを楽しんでほしい
戸建・マンションなど売却予定の物件をインテリアで演出し、物件の魅力と価値を高めることでスムーズな売却を促す「ホームステージング」の会社を経営する川﨑さん。実はこのホームステージング、住みながら家を売ることの多い中古住宅市場が活況な欧米では、ごく一般的なサービス。日本でも中古住宅市場が活発になってきたことを受け、そのニーズに目をつけました。依頼は個人から法人までさまざま。立地や間取り、想定される購入者の家族構成やライフプランまでを考え、物件ごとに家具のテイストや個数を変えていきます。「通常、物件の内覧ではガランとした部屋を見せられることが多いですが、この時に〝住みたい!〟と思ってもらえるサービスがないかを考えていた時にホームステージングと出会いました」。まだ日本では新しいサービスながら、売却成約までの速度は目に見えて変わっているそう。だから「売れた!」という連絡が入ることが何よりのやりがい。「住みたい家のイメージにピッタリなので(レンタルしている)家具ごとほしい」と言ってもらえるケースはその喜びもひとしおです。
そんなホームステージングから派生して始めたのが、家具のレンタル事業。長く使うイメージの家具ですが、「引越しした先の家に合わない、入らない」「模様替えをしたいけどできない」といった悩みは多いそう。そうした場合にも、レンタルの家具であれば気軽に交換できるメリットがあります。「家具は一生モノという概念を変え、もっと気軽にインテリアというものを楽しんでほしいんです」と川﨑さん。
仕入れる家具の価格高騰や新しいサービスなので人材確保が難しいこと、女性中心の会社のため家具を運ぶのが体力勝負であることなど、日々大変なことはありますが、社長としての不安はないと明言。住宅デザインや不動産など、リスク分散しながら幅広く部署展開し、それを支えてくれるスタッフもいます。だから忙しい中でも笑顔を絶やさず、またスタッフ一人ひとりも笑顔でいられるようにサポートするのも自分の仕事なのだと話します。今後は家具の仕入れ業者が多い福岡や北九州に進出予定。競合も多い地域ですが、会社設立の時もプレッシャーはなく「これだ!」と思ったことを進めたと振り返る川﨑さん。今もなんだか楽しそうです。

バッグ(LOUIS VUITTON)
普段、仕事用のアイテムはそう多くないものの、A4サイズの資料もすっぽり入る容量の大きさがお気に入り。一泊くらいの旅行や出張なら、このバッグひとつで充分なのだそう。

ヘアオイル(pittoresque)
ギザギザ毛羽立ち広がる髪を芯からしなやかにほぐし、なめしてやわらげてくれるヘアオイル。寝起きの広がりを抑える、夜用ヘアセラムで、シャンプーとトリートメントも同シリーズを愛用中。

ジェルネイル(ohora)
韓国で誕生した人気のジェルネイルシール。高いデザイン性とツヤ&立体感が魅力。忙しくてネイルサロンに行けない川﨑さんの強い味方。

メジャー(コーナン)
家具を置くスペースを測る際など、仕事柄常に持ち歩いているアイテム。ヘナヘナにならない上にホールド機能まで付いたスグレモノ。

ヨガマット
ハワイに短期の語学留学をしていた際に現地で購入したヨガマット。以来愛用していて、現在は会社で行う週2回のヨガでも活躍中。