野中 あずささん
●シェラトングランドホテル広島 営業部長
■プロフィール／神戸市出身。小学生からバレー選手として活躍。中高時代には、市の最優秀選手に選ばれるほど。しかし、大学3年での大きな怪我をきっかけに競技を引退。大学を休学して訪れたカナダで、ホテル業界に通ずるホスピタリティのなんたるかを学ぶ。2008年、ウェスティンホテル大阪に入社し、ホテリエとしてキャリアをスタート。ザ･リッツ･カールトン大阪、ザ・リッツ・カールトン東京を経て、2020年よりシェラトングランドホテル広島へ。コンパクトな広島は住みやすい街と語る。一方、休日は実家の神戸に帰り大好きな愛犬と戯れたり、離れて暮らす旦那さんと会ってリフレッシュする日々。
大好きなホテルの仕事は私の天職
毎朝、仕事に来られることに感謝
スポーツ選手としてのキャリアを怪我によって断たれ、大学を休学して訪れたカナダ。人種差別もなく、多国籍を受け入れる文化・風土にふれ、ホスピタリティの原点を見たと振り返る野中さん。興味が湧き、そのまま現地のツーリズム専門学校へ入学。帰国後は日本の大学を卒業し、ホテル業界へ飛び込みました。
（本当はフロントやコンシェルジュをやりたかったそうですが）彼女のキャリアは業界では珍しく営業一本。ホテルの営業は女性も少なく当時は苦労も絶えませんでしたが、上司や先輩に恵まれたと野中さん。名だたる外資系ホテルでは、海外、政府、スポーツ、芸能と多くの担当営業を経験。毎週のようにビッグネームが宿泊し、華やかで充実した日々が続きました。
人の縁に恵まれ、２０２０年には広島へ。ところが２０２１年、自身に病が見つかります。コロナ禍もあり、通常ではないホテル運営の中、自身の病気の辛さはもちろん、チームのトップとして部下を不安にさせてしまうことに責任を感じる日々。しかし、闘病を経て復帰した彼女をチームの面々は温かく待っていてくれました。「みんなが受け入れてくれたからこそ、仕事にも治療にも専念できました。体力も落ち、治療も辛い中で、戻る場所があることが私の大きなモチベーションでした」。病気を経て仕事観や人生観が変化したと語る野中さん。今は、１日１回はチームのメンバー一人ひとりと少しでも話す時間を持つことを意識し、メンバーの顔を見られること、仕事に来られることに感謝する毎日です。
宿泊、宴会、ブライダルなど、商材豊富なホテル。お客様への対応が主であるホテル業務にあって、唯一プロアクティブにこれらをセールスするのが彼女が統括している部署です。企業、個人、旅行代理店など営業先は幅広く、年に数回は海外へも販促に向かいます。そんな中、チーム一丸となって対応したのがG7広島サミット。数々の要人対応をこなしてきた経験があっても、現役の国のトップの受け入れは初。その大変さはかつてないものでしたが、やり遂げた後の達成感、そして乗り越えたチームの結束力や成長は、今の野中さんにとって最も嬉しいものです。この経験を糧に、共に働く仲間がさらに活躍できるようチームを牽引し、このホテルのポテンシャルをさらに引き出していくことが今後の目標です。
バッグ（LONGCHAMP）
世界中で愛されるバッグブランドのナイロントートは、レザーの持ち手の高級感と軽さが人気の秘訣。日頃からアイテムが多い野中さんは、使い勝手のいいサイズ感がお気に入り。
洗顔フォーム（clé de peau BEAUTÉ）
天然由来のスクラブ粒子やきめ細かく上質な泡が肌をやさしく包み込み、清らかな肌へ洗い上げてくれる資生堂の洗顔フォーム。1日の汚れをしっかり落としてくれ、洗顔〜パックを至福の時間にしてくれます。
フレグランス（LANCÔME）
世界有数の調香師・アルベルトモリヤスが実現したスパイシーフローラル。ピオニー、ライチ、ピンクペッパーが絶妙に調和しています。甘すぎない柔らかな香りがお気に入り。
ヘアブラシ（ReFa）
さっと梳かすだけで「ほぐし」と「みがき」を同時に叶えて髪がまとまり、ツヤが手に入るブラシ。先端を丸く加工したピンが頭皮を心地よく刺激します。旦那さんからのプレゼント。
ハンカチ（FEILER）
チームのスタッフからプレゼントされて以来、コレクションするようになったハンカチ。柔らかで厚みのある質感が特長です。鮮やかで愛らしいデザインはもちろん、丈夫さも愛用ポイント。
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