働く女性の本音_vol.123_西原 佳子さん
西原 佳子さん
●健康医療コンシェルジュ
■プロフィール/愛媛県四国中央市出身。藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)放射線学科を卒業後、慶應義塾大学病院および同大学病院予防医療センターに約16年間勤務。2014年、夫の出身である広島へ。現在は(医)明樟会あおぞら健診・内科クリニック、ひろしま駅前乳腺クリニックにて検査業務の傍ら、がんの予防や健診・検診の大切さを伝える啓発活動に尽力中。診療放射線技師/健康医療コーディネーター/健康経営エキスパートアドバイザーなど資格多数。休日はだいたい小学生の次男の野球の応援。健康の秘訣はよく寝ること。
【Instagram】 @kenshin_nishihara
もっと自分の体を大切にしてほしい
そのための、未病と医療の架け橋に
母が手術室の看護師。呼び出しも多く、いつも自分と母との時間を奪う病気とりわけ“がん”を悪いヤツだと思っていた幼少期。明確に放射線技師を志したのは中学生。その頃に観た映画での放射線治療のシーンが、がんを直接やっつける職業があるのだと教えてくれました。
大学を卒業後は、放射線技師として慶應義塾大学病院に勤務。そこで目の当たりにしたのは、辛いがん治療を続けても転移や再発に苦しむ人、がんに負けてしまう人の多さでした。「この人たちともっと早く出会いたかった」という悔しさからマンモグラフィの認定資格も取りますが、そこでまた直面したのが、“患者さんが検査に来た時に進行したがんを見つけても、技師の自分にはどうすることもできない”というジレンマ。医学の進歩に比例してくれない受診率…どうすればもっと早く検査に来てもらえるのかを悩んでいた頃に配属されたのが、同大の予防医療センターでした。「各界のVIPが多く訪れる健診で驚いたのが、みなさんの体がとても若く健康だということ。自分の体が自分だけのものじゃないと日頃から意識しているVIPの方々は、食事、メンテナンス、定期健診を欠かさない方ばかりだったんです。でも、自分の体が自分だけのものじゃないのは、何もVIPに限ったことではありません。そこから、予防医療の大切さを広く伝えていきたいと強く思うようになりました」。
現在、検査技師としてのクリニック業務の他、『健康医療コンシェルジュ』として、個人にはそれぞれの既往症や生活習慣を考慮したオーダーメイドでの健診コーディネート、法人には従業員の健康の現状把握と維持増進に繋がる健康経営の実践サポートを行う西原さん。加えて、毎回テーマの異なる『大人の女性の健美塾』を開催したり、親子で楽しくがん予防を学べる大型イベントを主催したりと、精力的に活動しています。「行動変容にまで結びつけるのは難しいと感じることも多いですが、確率で言えば、日本の平均的な家族構成である4人家族が10組あるとすると、そのうち9組で家族の誰かががんに罹る時代です。だからこそ、がんに『なりにくくするための備え』『なった時の体、心、お金のダメージを少なくするための備え』『なっても自分らしく生きていくための備え』を3本柱とした『がん防災』の意識を根付かせていきたいです」。“悪いがんをやっつけたい”幼少期から変わらないその思いはいま、少しずつそして確かに広がりを見せています。
バッグ
(kate spade)
華やかな色使いと実用性が人気のN.Y発のブランド。約18年前に購入したというバッグは、普段から多いビジネスアイテムもすっぽり包んでくれる使い勝手の良さが気に入り、大事に愛用中。
馬油
(人吉農産)
乾燥、かゆみなどゆらぎ肌の西原さんが長年愛用している純馬油。クレンジングから洗顔後の保湿まで、これ1本が担ってくれます。
OSUOMOI
(フジスコ)
ヒハツと黒酢でおいしく温活できる「ヒハツ+」。一過性の脚のむくみを軽減し、冷えにより低下した血流を整える機能があるそうで、むくみに悩む西原さんの愛飲ドリンクです。
ノートPC+PCバッグ
(primano)
広島のハンドメイドショップが1点1点心を込めて作るバッグ。外勤時にはノートPCが必需品のため、バイカラーのかわいいPCバッグも外せないアイテムです。
手帳カバー/名刺入れ
(ふるさと納税返礼品)
ふるさと納税の返礼品としてもらった革製品。かなりしっかりしていて使い勝手が良いので、手帳カバーに続けて名刺入れも選んだそう。ちなみに自治体名は忘れた…と西原さん。
♥ 働き女子に10の質問
Q1.座右の銘は?
Q2.最近ハマっていることは?
Q3.どうしてもこれだけは譲れないことは?
Q4.行きつけの飲食店は?
Q5.行きつけのヘアサロンは?
Q6.行きつけのファッションショップは?
Q7.何フェチ?
Q8.幸せだと感じる瞬間は?
・家族で旅行しているとき