前川 友紀さん
●医療法人社団湧泉会 ひまわり歯科 副院長
■プロフィール／高松市出身。広島大学歯学部卒業後、広島市内の歯科医院に3年半勤めた後、産休と夫の関西への転勤が重なり、約3年間専業主婦を務める。この間、第二子を出産。帰広後、2012年にひまわり歯科入職。2017年より副院長。日本障害者歯科学会認定医／歯科医師臨床研修指導歯科医。休日はアウトドアで過ごすことが多く、子どもたちに予定があれば夫婦だけで行くほど大のキャンプ好き。健康の秘訣は、添加物など身体に悪いものを摂らないこと。まずは身近な調味料から変えてみるなど、ストイックになり過ぎないのが長続きのポイント。
【Instagram】 @himawarishika_hiroshima
進化し続ける自院の中で
自分自身をどう活かしていくか
小学生の頃から医療従事者が将来の夢。そんな折、弟が歯列矯正を始め、その劇的な変化に感動したのが“歯医者”を強く意識した瞬間でした。「病気になっていなくても通えて、一人の患者さん、その家族とも長く関わっていける場所ってすごい」。そこから歯科医師を志したそう。
現在、一般の歯科診療はもちろん、マイクロスコープを用いた精密な根管治療や、幼児から成人までの矯正治療も専門的に行う前川さん。これはそれぞれの歯科医師の興味や特性から専門性を身につけるという院の方針によるもの。今なお勉強会に参加したりその道の権威から指導を受ける日々ですが、学びの面白さは深まるばかりだと話します。「歯科治療の多くは、機能を修復するために削ったり抜いたりしますが、矯正治療はすでに崩れているところから作り上げていきます。特に小児の場合は筋肉の使い方から指導していくので、顔つきも変わってきますし、矯正治療で獲得した正しい機能は、その子の一生の財産になります。見た目がきれいになるだけじゃないので、親御さんにもとても喜んでもらえ、いつもやりがいを感じています」。一方、姿勢の悪さや口呼吸、嚥下の仕方が歯並びや口腔機能に悪影響を及ぼすということを、いかにして浸透させていくかが課題でもあります。虫歯の子が昔に比べて少なくなったように、矯正治療をしなくてもすむ正しい機能を子どもたちが身につけていくのが、前川さんの願いです。
約130名という大型歯科医院の副院長として、見せるべき背中もあります。歯科医師としてのスタートラインに立った研修医には、スキルアップよりもまずは患者様との向き合い方を説きます。後々身に付く技術より、患者様から信頼される歯科医師であることが最も大切だからです。また、自身が子育てしながら働くことを全面バックアップしてもらった経験から、子育ても仕事も両方に100％向き合え、後進から「なりたい」と思ってもらえるロールモデルとしての使命もあります。「みんな笑顔でエネルギッシュで…入職した日のことは今も鮮明に覚えています。副院長になった今でも、毎年進化する自院をすごい！と客観的に見てたりもします。そんな自院の進化をこれからも一緒に担えるのは楽しみです」と前川さん。歯科医師になった頃の「定年まで働ければ」という未来図は今、「ここでどう自分を活かすか」と、その解像度を上げ続けているようです。
バッグ
（本屋ルヌガンガ）
香川県高松市の書店が作るオリジナルトート。地元作家と色、形、素材やハンドルの長さまでにこだわり、使いやすさ抜群。可愛い刺繍ワッペンのロゴもポイントです。
洗口液
（HABITPRO）
歯科医院専売のモンダミン。圧倒的な殺菌力とその持続力が売りで、歯垢の付着や口臭防止もこれ1本におまかせ。しかもノンアルコールの低刺激。
グラノーラ
（assemble!）
身体に悪いものを取り入れたくない前川さんが出会った、優しい味わいのグラノーラ。焼き菓子もおいしい大好きなお店なので、手土産にもよく利用するそう。
イヤリング
（麻琉月asaruru）
祓い清めた精麻で作られたイヤリングは、精麻作家である千葉の友人の作品。麻は栃木県の野州麻最上級ランクを使用。付けているだけで気分が上がります。
財布
（GUCCI）
財布だけは長く使えるものにしたいと、カラーが気に入り最近購入した財布。グリーンと赤のシェリーラインにGGマークが映える、グッチの象徴的なデザインです。
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