働く女性の本音_vol.126_宗兼 光代さん

womanvoice126

宗兼 光代さん
●株式会社フレスタホールディングス 取締役

/人事総務部 人事総務チーム リーダー


■プロフィール/広島市出身。安古市高校卒業後、05年米国ダラスバプティスト大学マーケティング学部入学、09年同大学卒業、10年食品メーカーに入社し営業職として勤務、12年退職、13年慶應義塾大学大学院経営管理研究科入学、15年同大学院卒業(MBA取得)、15年㈱フレスタに入社し惣菜チーフ・商品部・マーケティング部を経験(この間2回の産休育休を取得)、22年東山本店店長に就任、23年㈱フレスタホールディングス取締役兼人事総務部リーダーに就任。健康の秘訣は適度なウォーキング。休日はもっぱら子どもたちとおでかけ。



次の世代がより働きやすくなるように
一人一人の価値観に合わせた制度や教育を


人の役に立ちたい、社会の役に立ちたい。親が会社(フレスタ)を経営している環境に生まれたのなら、それを活かしてみたい。高校3年のときに芽生えたこの思いが、今も仕事の原点だと語る宗兼光代さん。アメリカの大学でマーケティングを学び、帰国後は食品メーカーへ勤務。この時期に起きた東日本大震災で、現地の被災者がスーパーの再開をとても喜んでいる報道を目にして「スーパーってこんなにも社会に必要とされているんだ」と、家業への思いを一層強くしたそうです。


本社での商品開発やマーケティング、店舗の店長を経験し、現在は人事総務のチームリーダーに。採用から教育、給与・勤怠といった労務から社内の働き方改革まで、多方面に携わっています。中でも力を入れるのが「女性管理職の育成」と「働きやすさと働きがいの向上」。まだまだ少ない女性管理職ですが、理由のひとつに店舗の店長になると、どうしても働き方が長時間になりがちな点を挙げます。制度的には整っているという自負はあります。しかしこうした管理職の長時間労働を減らさなければ、管理職を積極的に目指す女性は増えてこないと話します。「私自身は、先輩たちが道を切り開いていてくれたおかげで、育休も時短勤務も当たり前の文化が出来上がっていました。今度はこの自分の経験を元に、次の世代の背中を押していくことが、人事の管理職としても会社の先輩としても私のミッションだと思っています」。


仕事のやりがいにも変化が出てきたと宗兼さん。20代は自分が頑張り、その成果が上がることが楽しかったそうですが、部下やチームを持つ今は、部下が褒められること、チームとして目標を達成できることが何よりの喜びです。また、人事面においてもこれまで2週間前の異動辞令だった制度を、内示発令によって事前に通達する制度に今年から改変。それにより異動者の負担を軽減できました。組織が大きいだけに各所との調整は難しかったそうですが、こうした施策によって会社が変わっていくのも嬉しいと話します。「ここは私がゼロからスタートさせた会社ではありません。だからその苦しみは知りません。一方で、引き継いでいくことの困難や責任はひしひしと感じています。それでも、このフレスタで働くみんなの人柄の良さや団結力は、この会社の大きな力だと感じています。この力がもっと大きく花ひらくよう、私は私がやるべきことを進めていきたいです」。




womanvoice126_sub01

バッグ

(kate spade)

シンプルなシルエットや実用的で高い耐久性が、幅広い女性に人気のブランド。ビジネスバッグはいつも黒という宗兼さん。たくさんアイテムが入る容量も、このバッグの愛用ポイントです。


womanvoice126_sub02

ファンデーション

(クレ・ド・ポー ボーテ)

なめらかなつや肌を実現するクリームファンデーション。高いカバー力ながら粉感もなし。使うたびに心地よく、ヨレや乾燥のないしっとりとしたつや肌が持続します。長年愛用していて、手放せないコスメなのだそう。


womanvoice126_mini01

ヘアエッセンス

(La Sana)
海藻エキスをはじめ、ビタミンE、ローヤルゼリーエキス、スクワランオイル、コメ胚芽油などの天然成分をベースに配合。ベタつき感がなく、色々試した結果、これに戻ってきたそう。


womanvoice126_mini02

スキンバーム

(Vaseline)
乾燥肌のため、年中愛用しているヴァセリン。無添加、無着色、無香料、低刺激のバームが、肌表面をコーティング。顔の潤いから全身の保湿ケアにまで使用できます。


womanvoice126_mini03

スイートルビー

(フレスタ)
フレスタの自社農園で作られているミニトマト。糖度8度以上と高糖度ながら、やわらかく食べやすいトマトで、宗兼さんの子どもたちも果物を食べるようにおいしく食べてくれるそう。


♥ 働き女子に10の質問

Q1.座右の銘は?

強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。
(作家レイモンド・チャンドラーの小説に出てくる言葉)

Q2.最近ハマっていることは?

犬の動画を見て癒されること

Q3.どうしてもこれだけは譲れないことは?

毎日の子どもとのスキンシップ

Q4.行きつけのお店は?

フレスタ(一番よく行くのは長束北店)
また、自社サービスながらすごく便利なので、ネットスーパー「エブリデイフレスタ」を頻繁に使う

Q5.行きつけのヘアサロンは?

SNOB ARTY(広島市安佐南区山本2-3-31)

Q6.行きつけのファッションショップは?

街ブラで気に入ったものを購入することが多い

Q7.何フェチ?

子どものほっぺたのぷにぷに感

Q8.幸せだと感じる瞬間は?

子どもの寝顔を見ているとき

Q9.最近一番感動したことは?

子どもと映画『インサイド・ヘッド』を見て

Q10.10年後は何をしている?

今と変わらず仕事を頑張っていると思う
人の役に立てる人になっていたい