働く女性の本音_vol.50_仁木清加さん
仁木 清加さん
気象予報士
■プロフィール/藤枝市出身。神奈川県の短大(栄養科)を卒業後、空港職員として勤務。その後、栄養士として働きながら気象予報士の勉強に励む。29歳で資格を取得し、株式会社ウェザーマップに所属。北海道、愛知でラジオ番組の天気を担当し、今年4月〜、広島ホームテレビ「みみよりライブ 5up!」(月~金曜16:45~)にてお天気コーナーがスタート。ランニング、草野球、ダンスなど体を動かすことが好きで、落ち込んだ時の解消法は1人カラオケ。
もっと広島の土地に馴染み、もっと広島の天気に詳しく!
4月から広島ホームテレビの番組「5up!」でお天気コーナーを担当している仁木清加さん。ほとんど雪の降らない静岡の生まれで、だからこそ幼少期から天気に興味を持っていたそう。短大では栄養学を学び、栄養士として働いていた時期も。そんな折、某テレビ番組で気象予報士の試験というものがあることを知り、〝受けてみたい〟と挑戦心に火が点いたといいます。とはいえ難関として知られる試験、しかも働きながらのチャレンジです。2年を目標に根を詰めて勉強するも、実際に資格を取得できたのは3年半後でした。
気象予報士となった後は、北海道、愛知と活躍の場を移しました。広島に来たのは今年3月です。そんな彼女の仕事は、天気に絡んだ小噺など放送前日の打ち合わせから始まります。そして当日になれば観測データから導き出された天気図を確認・解析し、本番で話す内容を原稿に。さらにコーナーで使用するイラストを自作したり、天気図が更新されればそれに合わせて原稿を修正したりと、リアルタイムならではの緊張感と慌ただしさに包まれている様子。いざ解説する上でのポイントは、〝何を伝えたいか〟。細かく解説しすぎることで逆にわかりにくくなってしまわないようにバランスをとって話しているのだとか。「私は広島出身ではないので、県外からの客観的な視点も持ちながら、それでも『広島のどこ出身なん?』と聞いてもらえるくらいこの土地に溶け込みたいなと思います。天気って実は、その土地によって求められてくるものが違ったりするんです。だから実際にここでの暮らしの中で広島の天気を感じ、もっと広島の天気に詳しくなっていきたいですね」。
ランニングなど体を動かすことが好きだという仁木さん。たっぷりの睡眠に加え、元栄養士だけあり野菜多めの食事を心がけ、健康にも気を配ります。それでも休日は全く何もしない時間を作り、翌日の仕事に備えるというプロフェッショナルな一面も。「今、とても楽しくお仕事させていただいていますが、テレビは初めてなので、もっと広い視野を持たなければいけませんね」。最後に今後の目標をたずねると〝会話を楽しめる気象予報士〟〝興味を持ってもらえる天気予報〟だと答える仁木さん。その笑顔は、晴れ晴れと爽やかでした。
■ 働き女子のカバンと中身
バッグ(anello)
地元のアパレルで働くお母さんからのプレゼント。収納力抜群で、リュックなので疲れ知らず。自転車通勤の仁木さんにはベストマッチだそう。手持ちにできるのもポイント。
ファンデーション(GIORGIO ARMANI)
メイクさんオススメのファンデーションは、仁木さんの肌に合ったものを選んでもらったそうで、肌馴染みも良し。フレッシュでシルクのように滑らかなテクスチャーとロングラスティングの効果を備えたアイテムです。
リップクリーム(大洋製薬)
ワセリン100%のリップは刺激が少なく、優しく唇を保護し乾燥を防ぎます。唇が敏感でこれまでどんなリップも肌に合わなかった仁木さんと、唯一相性の合ったリップ。無香料・無着色・パラベンフリーなのもポイント。
天気のネタ帳(自作)
気象予報士になったばかりの頃から使い続けている天気に関するネタ帳。以前はラジオに出演していたので、突発的な質問にも答えられるようにこのネタ帳を手元に置いていたそう。広島の天気ネタもたくさんです。
クーピーペンシル(サクラクレパス)
天気図の解析用にずっと使い続けているというクーピー。実は気象庁では高気圧なら青、低気圧なら赤など説明に用いる色のルールが決まっているそうで、仁木さんもそれに則して自身の天気図解析を行っているそう。