働く女性の本音_vol.62_塚原美緒さん

塚原 美緒さん
気象予報士/広島テレビ気象キャスター兼記者
■プロフィール/竹原市出身。広島大学総合科学部卒業後、マスメディア系の会社に就職。2016年秋に気象予報士の資格を取得し、2017年春より広島テレビの気象キャスターに。現在、「テレビ派」(毎週月〜金曜/15時48分〜)のお天気コーナーを担当。気象予報士、防災士の他、書道師範の資格も持つ。また、「広テレ落語会」に所属し、「照日家ふう花」として活動するなど特技も多彩。2017年〜広島県『みんなで減災』推進大使。好きな天気は「ブルーモーメント」。
信頼される気象キャスターを目指して
日々の天気予報を大切に
自然に囲まれて育ったことで、大の植物好きに。季節の花を天気とともに紹介するお天気お姉さんが、小学生の頃からの憧れだったと語る塚原美緒さん。苦手な理系に挫折し大学卒業後はマスメディアの会社へ就職しますが、平成26年8月の土砂災害が彼女の意識を大きく変えることに。地域のために何かをしたい、今後のためにできることは何だろう…湧き上がるそんな思いに突き動かされるように、気象予報士の猛勉強を始めたそう。「会社に勤めながらの勉強はとても大変でしたが(気象予報士の)資格はたとえ取れなかったとしても、その過程で身につけた知識は必ず役に立つと信じて取り組みました」と当時を振り返ります。
デビュー時には日本テレビ系列「マツコ会議」が密着、堂々の(?!)全国デビューを果たしますが、いざ気象キャスターとしてスタートを切ると緊張の連続で思うようなコーナー進行ができないこともしばしば。それでも共演者や番組スタッフの支えの中で、一歩ずつ成長と自信を手にしてきました。今春からは記者としても活動。大好きな植物をはじめ天候・気候に関連する話題を自ら見つけ、取材、編集、それを自分の声で伝えるという、まさにかつて思い描いていた憧れを実現中です。
そんな塚原さん、平成29年からは「広島県『みんなで減災』推進大使」に任命されました。番組の他、県内各地のイベントに参加し、防災の大切さを伝えています。「どんな言葉を使えば、その時々の危険度が過不足なく伝わるのかをいつも考えています。西日本豪雨災害から1年。日頃から災害への備えをした上で、いざという時には一人ひとりが率先して声を掛け合い、身の安全を守る行動に繋げていただきたいと思います」。被害がないよう祈るような思いだからこそ、災害に関する情報を伝えた後はいつも「本当にこの言葉でよかったのか」「限られた時間の中、もっと言うべき言葉があったんじゃないか」と何度も自問自答してしまうそう。それでも気持ちは常に前へ。「まだまだ気象予報の技術、伝える技術を磨く必要があります。そして災害発生の危険がある時にこそ、言葉に耳を傾けていただけるよう、これからも日々の天気を大切にお伝えしたいと思います」と、凛として語ってくれました。
■ 働き女子のカバンと中身

バッグ
牛革のバッグは使うほど手に馴染んでいく感じがグッド♪また、コーディネートしやすい色とデザインもお気に入りポイント。広めのマチがあるので、ノートPCからA4ファイルまで収納力も抜群の愛用バッグです。

日焼け止め(HOUSE OF ROSE)
取材で外に出ることも増えてきたうえ、番組で紫外線対策を伝える側なので、当然自分自身もしっかりガード。肌にフィットして軽やかになじみ、透明感のある肌へ導いてくれます。

コロン(オリジナル)
友人お手製のコロン。オリジナルの精油ブレンドで、爽やかな香りが特徴。仕事中につけるとホッと心が落ち着くそうで、塚原さん曰くお守りのようなアイテム。

折りたたみ傘(Wpc.)
仕事柄、突然の雨に打たれるわけにはいかないので、この仕事を始めて以来必ず携帯している折りたたみ傘。デザインはもちろん持ち運びしやすい軽さも魅力で、ekieにて購入。

デジタルカメラ(CANON)
いつ何がお天気コーナーのネタになるかわからないので、植物や生物、雲や虹などを逃さず撮るための必需品。今の仕事へ就くときに前職の仲間から贈られた大切なカメラ。